添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信の返信の返信
元記事を読む
添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信の返信(元記事)
再掲
添削道場
秀句の42
◎耳朶に触れマリオネットとなる夏夜
作者:酔いどれ防人
投稿日時: 2017年08月24日
句意
男の熱い息が耳朶にふれて女はマリオネットのように身をくねらせる。白夜はいつまでも暮れない、、、。
◆季語
白夜/はくや/びゃくや
仲夏
夏、北極または南極にに近いところで見られる現象。夜になっても光が散乱して暗くならないことをいう。日本では、夏至のころの最北端でも午後七時半には日没が訪れる。
~きごさいより。
◆例句
オランダの白夜スイスの白夜かな 成瀬 千代
むらさきに白夜の孤島火を焚けり 石原八束 『白夜の旅人』
刎橋の刎ねし白夜となつてをり(コペンハーゲンにて) 石原八束 『白夜の旅人』
唇に白夜の蝶のきてゐたり 石原八束 白夜の旅人
白夜に帰る帆船クリスチヤン・ラーデイツク 石原八束 白夜の旅人
みづうみの白夜をわたる風媒花 石原八束 白夜の旅人
帆船にムンクの貌のある白夜 石原八束 白夜の旅人
白夜なるハンセン氏病院灯りをり 石原八束 白夜の旅人
イプセンの像に鴎舞ふ白夜かな 石原八束 白夜の旅人
火を焚いて白夜の神を湖に呼ぶ 石原八束 白夜の旅人
◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。
◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。
埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。
陽炎 記
添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信の返信の返信
スレ主 一本勝負の悠 : 0 70代以上 男性 投稿日時:
添削道場
秀句の43
◎一窓に集う患者や揚花火
作者 紀州鰹節
投稿日 2019年04月22日
◆寸評
さまざまな病を抱えた、さまざまな患者たち。
病舎の窓一面に次々揚がる大小の花火にしばし屈託を忘れ、歓声をあげる様子が活写された秀句です。
◆季語
花火/はなび
初秋
種々の火薬を組み
合わせた品物。爆
発させ燃える火や
音を楽しむ。もと
もとは、秋祭りの
奉納として打ち上
げられた。日本一
の四尺花火が打ち
上げられる新潟県
小千谷市の片貝地
区では、子供の誕
生や入学就職記念、
追善供養など、
生活の節目節目に、
住民が花火を奉納
するという。
もの焚て花火に遠きかゝり舟
蕪村「落日庵句集」
舟々や花火の夜にも花火売
一茶「一茶句帖」
一雨が花火間もなき光かな
其角「五元集」
月白と雲にぬかりし花火かな
浪化「続有磯海」
~きごさい。
◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。
◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。
埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。
陽炎 記
今日の一句
手花火やひと妻の髪匂ひたち
カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》