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サタンさんの返信一覧。最新の投稿順6ページ目

元記事:鬼嫁ガタリ

はじめまして、灯(ともしび)といいます。人間×人外のラブコメ第1話としてプロットを作りました。まともにプロットを組み立てたのは初めてでいろいろと欠点あるかと思います。ご意見やアドバイスどうかお願いします。

上記の返信(鬼嫁ガタリの返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

シンプルなラブコメボーイミーツガールではあるものの、物語の芯になる設定が出来ていないか伏せられているので、面白味を感じるまでには至ってないかなと思う。

例えば、ぱっと思い浮かんだ妖怪モノ「夏目友人帳」で言うと、妖怪にしか友達がいなかった祖母の「友人帳」を見つけた主人公が、その「友人帳」に振り回されるって内容なんだけど、主人公が妖怪に襲われるのも、誘拐されるのも、あるいは守られたり感謝されたりするのも、「妖怪の名前が書かれている友人帳」を持っているがために巻き起こる。
主人公がやや人間不信だったり化け猫に守られたり(御作で言うところの鬼の嫁と一緒に暮らすことになるといった感じの)そうしたコンセプトアート的な雰囲気とは別に、あるいはその中心に、芯になる設定「友人帳」があるため、妖怪に関する全ての展開がスッと腑に落ちる形になっている。
御作の場合、そうした芯が作られていないように思えるので、単に「鬼嫁がきた」そしていきなり「拐われた」と展開して、まあ妖怪がいる世界なら人を食うために拐うこともあるだろうが、こういった部分がフワッと設定されているのでいまいち展開に没入できない。
なので、ふんふん、と展開を追って読んでいたらそのまま終わった、という印象。

個人的には、「嫁になる」って約束は、いったん置いといて、「約束通り主人公を貰いに来た」としたほうが良いのではないかなと思う。
童話とかの昔話にありそうな、「鬼が何らかの約束と引き換えに年頃になった娘を貰いに来る」というヤツの逆男女パターン。
すると問題はその「約束」とは何かってことだけど、そこで別の妖怪に主人公は拐われて、妖怪は言う。「不思議な人間じゃの。人のくせに鬼の匂いがして喰う気が失せる。じゃが、どうにも美味そうじゃ、不思議じゃ。不思議じゃのう」。
鬼の匂いは日に日に薄くなっていて、美味しそうな匂いが日に日に増してくる。そこに鬼嫁が来たものだから、取られまいと妖怪は強行に出た。
助けに来た鬼嫁は「主人公には十数年前に我が先に唾つけた。いまさら小物妖怪にくれてやるものか」と主人公を取り返すわけだけど、主人公はそれまでの流れから鬼嫁も自分を喰うつもりだと感じて警戒する。
そこで鬼嫁は言う。「約束を忘れたか。お、お嫁さんにしてあげると、言ったじゃないか!」
鬼嫁は、ようは鬼子母神みたいなもので、主人公は幼少の頃この世のものじゃない何かが見えていて両親は超困ってて、それを何とかしようと地元の山にある小さな祠に参拝に行ったら、以来主人公は変なものを一切見ないようになった。
それは鬼嫁が強い呪をかけてその鬼の呪の邪気を避けて雑魚妖怪が主人公に近寄らなかっただけで、呪の効力は年々薄くなり、無くなる頃に主人公の体質に当てられた妖怪が主人公をさらうことになった。
最初、鬼嫁は主人公の夢の中に出てこの事を伝え、「お前が年頃になるまでは呪も持とう。対価はお前自身。呪が切れた頃に、お前を貰いに行くぞ」と脅しをかけた。ところが幼少の主人公は屈託ない笑顔で「うん。待ってる! お嫁さんにしてあげる!」と、「貰いに行く」を「お嫁さんにして」と誤解して返答し、鬼嫁は嫁として主人公宅を尋ねることになる。
そもそも鬼の呪が切れたら主人公は相変わらず妖怪を引き寄せまくる体質になるので、再度呪をかけてもらうか呪の大本である鬼嫁と一緒にいるかになる。
そんで、第一話とあるので、まあ、これが今後ハーレム展開的なラブコメになるんであれば、「妖怪を引きつける」という設定が「土蜘蛛(何故か美少女)」を引き寄せた、とか「自称霊媒師の美少女が主人公のヤバさに気が付かず近づいて」とかって展開に出来るね。

まあ、ちょっと妄想が暴走した感あるけど、ようは私が出した作例では「妖怪を引き寄せる体質」というのが話の芯、中心、核、あるいは「こっから話を発展させられる種や素」といったモノ、になるけども、こういった芯をちゃんと想定し、それは第一話からちゃんと読者に印象づけたほうが良いと思います。
繰り返し、この作例はあくまで例であって「妖怪を引きつける体質にしたほうがいいよ!」って話じゃないのは気をつけてください。
「鬼嫁ガタリ」だから、ハーレムラブコメじゃなく、鬼嫁と主人公のまったり生活ラブコメな感じだとすると、鬼嫁の設定が若干弱いかもしれないなと思う。
タイトルからするとまったり系な感じだけど、参考タイトルからするとハーレムドタバタ系っぽいから、ちょっとよーわからん。

あと気になるのは、「鬼嫁」とタイトルにあって、たしかに「鬼」の「嫁」が来た話だけど、この鬼嫁のキャラは別に恐妻という意味での鬼嫁ではないよね。
二重に意味が掛かってるわけではないから、語呂はいいんだけどタイトル先行で見切り発車してる感がある。

長所。良かった点

主人公が強面で鬼っぽいけど、本物の鬼は美人の嫁ってのが絵的に面白いんだけど、小説は絵がないから、それをどう文章で物語で表現出来るのかってのがあればもっと良かった。
あと、たぶん想定はしてると思うんだけど、主人公は周囲から恐れられていて、恐れられすぎて女性からもモテない、という念押しがあるといいかな。
というのも、
そんな息子のところに美少女が来たら、母親なら、正直、女っ気がなさすぎて心配してるだろうから、例え鬼だろうと笑顔で迎えることに違和感がない。
母親が鬼嫁を歓迎してるのは性格由来の理由付けをしているけど、そうでなくとも母親が鬼嫁を歓迎する理由は十分な状態になってると思うので、性格以外の側面からも読者を納得させやすいと思う。

正直、全体的に割とシンプルというかオーソドックスなんだけど形自体はすごく良くて、キャラクターも良いと思う。
けど、アラがけっこうあって、それぞれ一番大事な部分が考えられてないような感じで抜けが多い。
それについては指摘してきたけど、逆を言えば形自体は良くて、文章次第ではサクッと読める読み物としてストレスなくあっさり読めるんじゃないかなと思う。

良かった要素

ストーリー

スレッド: 鬼嫁ガタリ

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元記事:あの日の君ともう一度

はじめまして、なみかぜと申します。
小説の賞に送ろうと思っている作品を、一度他人に批評してほしいと思い投稿いたしました。
あらすじがかなり長くなってしまい、すみません。少しでも短くしようとして、逆に読みにくくなっているようなところも、あるかもしれません。本当にすみません。
テーマとしては、「やり直しを通して、未熟だった少年が王としても、人間としても成長し、幸せを掴む」という感じです。ただ、根本にあるのは、ループものをエモい男女で書きたい、という俗っぽいものです。
面白かった、面白くなかった、ここが良かった、悪かったなど、どんなものでも意見をいただけたら嬉しいです。

上記の返信(あの日の君ともう一度の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

話の筋は良いと思う。ループものにありがちなごちゃごちゃ感がなく良くまとまっていてわかりやすい。
しかし、よくも悪くも「普通に」面白いという評価かなと思う。
賞に送ることを前提に考えると、もうちょっと突出したものが欲しいところ。

ループものにありがちなわかりにくさが無くて良いと書いたけど、そう感じた理由は簡単で、それは単純にこの物語がループものではないから。
ループしてヒロインを助け出すという体ではあるけど、その「ループ」自体はダイジェストであっさり流されており、それで話が通じる あらすじ であることから本編においてもダイジェストで問題ない内容になっている。
全体的に、主人公の成り立ちとヒロインのバックグラウンドを、ループでヒロインを助ける流れの中で語っている、という感じ。
だから、あらすじにおいて主軸は主人公とヒロインの成り立ちを語るものになっていて、ループ自体は、「主人公は実は既に死んでた」とか「ヒロインは本当に天使だった」といったこの話の主軸になってる事柄と「ループ」はまったく関係ない要素になっていて、メインの要素ではなく物語の道具になってると思う。
個人的にはそれで理解しやすくなっていると思うから良いところだと思うのだけど、ループに際して時の精霊が誓約を言い渡したりしてるあたり、作者は「ループ」を物語の道具か添え物として扱ってるわけではないのかな、と感じる。

この部分のダメ出しをすると、まずは精霊による3つの約束が「ループのルール」になっていない。
「主人公が死んだらやり直し」くらいがルールらしいルールで、あと2つは制限にも障害にもならない約束なので、ある必要がないように思える。
一方で「3つの約束」とやや強調した表現をしているので、この約束が大事な事なんだなと印象付けられるものの、後の展開でまったくと言っていいほど活用されていない。
主軸となってる主人公とヒロインの成り立ちに対して何の障害にもなってないし、何の活用も見られない。

つまり、誰がいつどうなったから今こうなってるといった因果関係に関するモノを扱うために出てくる設定が「ループ」なだけで、ただの設定で、「ループ」が物語になってるわけではない。

とすると、思い切って「3つの約束」は無くしてしまうか、あるいはもう一歩先を考えてみて、「3つの約束」を物語に利用できるものへと変更したほうが良いと思う。
例えば、「約束のうち1つを破ってしまったためにペナルティを受ける」とか「友を救うため身を犠牲にして約束をすべて破った、そんなキミだから気に入ったんだ」と、最後に時の精霊がフワッとした理由で主人公たちを見逃すシーンの理由付けに利用するとか。

あとは、物語的には主人公が天界から戻ってきて寿命を書き換えてヒロインと一緒になった、というところで終わりだと思う。
実際、その後は謎解きの解説みたいなもので、物語の展開は1つもない。
なので、
>そんな中、ロワはあることがひっかかっていた。
ここから先に書かれている内容は、本当にただの解説になっていて、これら内容はちゃんと物語にして本編に入れておく、「主人公とヒロインは一緒になりました」で終わる前に書いておかなきゃいけない内容だと思う。

いろいろ書きはしたけど、この内容の話がネットに転がってたら、何らかの切っ掛けでページを開いたなら、私は多分最後まで楽しく読んでると思う。
時の精霊が出てくるあたりが上手く書けてたら、そのまま一気に読んじゃうかな。
この部分がこの作品の面白味を強くアピールできる場所だから、そこが上手く書けりゃ他も全部面白いだろうし。
そんなわけで、全体的には楽しく読めるだろう良いあらすじだと思います。
ただ、最初に書いたけども、賞を前提とすると結構足らないと思うので、その点をダメ出しさせてもらいました。

長所。良かった点

終わり方というか、〆かたがいいね。
このあらすじでは終盤の解説があるけども、この内容が物語本編にちゃんと馴染んでるものと考えると、ヒロインが主人公を殺さなかった結果が現状でその原因は「一緒に笑い合いたい」という小さな望みで、それがこうして果たされました、とちゃんとまとまっていて綺麗に〆られてると思う。
このあたりに作者が狙ってたエモさは出てるんじゃないかなと感じる。
その最後のセリフがタイトルに繋がってるのもいいね。

良かった要素

ストーリー

スレッド: あの日の君ともう一度

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元記事:あの日の君ともう一度の返信の返信

サタン様、ご意見ありがとうございます!
特に、ループがただの舞台装置になってしまっている点は、とても参考になりました。個人的にはループもの、という作品が大好物なので、できればループも主軸にしたいとは思っていますが、評価していただけた、ごちゃごちゃしていなくて逆にわかりやすい、という点を損なわないようにしたいと思います。
また、ご指摘頂いた3つの約束ですが、あらすじでは書ききれませんでしたが、3つ目がエテルネルにとっては重要で、いままで様々な人間にやり直しの機会を与えてきた彼でしたが、エテルネルの望む結末を描けた人間もいれば、描けなかった人間もおり、それらの人間が逃げ出そうとしたこともあることから、作った約束です。実際、死ねばやり直しなので、逃げ出すことはできませんが、幾多のやり直しに心が壊れ、廃人になるようなものもおり、それがエテルネルにとってはつまらなかったため、契約時に覚悟をしろと言う意味で、逃げられないと約束させています。なので、作中では、エテルネルが「諦めていないか」を聞くシーンを、多めに入れようと思っています。そんなエテルネルに、「諦めるわけがない」といつも返す主人公に、今までの人間と違うな、と感じたことでエテルネルは主人公にほだされるというふうに、考えています。
ただ、1つ目の約束が、約束というより、仕様のようになってしまっているので、少し考え直したいなと思います。
最後の部分は、きちんと小説にしたときには、全体的に伏線を描いて、「真実はアンジュだけが知っていた」以降の内容を、エピローグとして描きたいと思っています。
時の精霊が出てくる場面が上手くかけていたら――とありますが、それは、一番最初の部屋で落ち込むロワにエテルネルが話しかけるシーンでしょうか。
そこは、エテルネルをそれ以前に普通の部下として登場させておき、そこで突然タメ口で出てくるエテルネルで読者に驚いてもらいつつ、さらに、主人公は実はやり直しができ、すでに、何度もやり直しを繰り返していた。ということで、さらに驚いていただけたらな、と考えています。
また、賞に出す場合、突出した部分がない、ということでしたが、例えばどのようなことが突出したものなのでしょうか。お手間でなければ、作品例などを上げていただけるとありがたいです。
あと、長所で言っていただいた「最後のセリフとタイトルがつながっている点」に関しては、自分が作品内のタイトル回収が好きで、こだわった部分だったので、褒めていただけて嬉しかったです。
最後になりましたが、ご意見いただき本当にありがとうございました。できる限りこれを糧にしてより良い作品を作り上げたいと思います。

上記の返信(あの日の君ともう一度の返信の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>3つ目がエテルネルにとっては重要で
つまりはソコだね。
3つの約束が「ループのルール」じゃなくて「登場人物の心理を引き立てるもの」として設定されてる。だから基本的にはループには関係なくて、無くてもループ自体は破綻しない。一方で無いとキャラクターの心情やバックグラウンドを語る上では困るかな、という感じ。
もちろん、これは良し悪しの話じゃなくて、「ループの話にはなってないよ(見えないよ)」と私が感じた説明をしてるだけなので、ループを物語の添え物として、舞台装置として扱うことが問題ないと割り切れるなら何も問題なく、むしろ良いのではないかなと思います。

あと、これは余計な事かもしれないけど、
>最後の部分は、きちんと小説にしたときには、全体的に伏線を描いて、
たぶん、この最後の部分が一番書きたい部分でネタの中心、発想の起点になってるんじゃないかなーと感じる。
というのも、最後の「エピローグで書く予定」の文章量があらすじ全体の半分か三分の一ほどで明らかに多い。
本編をループとすると、そのループがダイジェスト気味になってる割にエピローグがしっかり書かれてる。てことはコレを書きたいがための下地が本編だな、と感じた。
ヒロインしか知らない情報を本編でどうやって出すか、またネタバレしてしまう事がないようどう演出していくかってのは非常に難しいと思うけど、
もし、「エピローグの部分が書きたい内容」と感じられてるのだとしたら、それは伏線とかじゃなくしっかり本編で書いていくべきだ、と思います。
私の勝手な憶測が大間違いの可能性も高いですし、そもそも作者の設計がありますから、本当にこれは余計な事ですが。

>例えばどのようなことが突出したものなのでしょうか。
一言で「この作品はコレが面白い」と言えるモノがあるかどうか。
最近の新人賞作品にはあんま触れてないから誰でも知ってる例を思いつかんのだけど、例えば、うーん、抽象的で理解が難しい例かもしれないけど、例えば「ドラえもん」と聞いたらそのストーリーよりも「不思議道具を出すマスコット的なロボット」というイメージが先に思いつくでしょ。
いやこれはタイトルがキャラ名だからあんま良い例ではないか。
でも、ドラえもんはまさに「ドラえもんがひみつ道具を出す事」が一番おもしろいところで、突出してるよね。

だから、そうだな、あえて作者さんがやりたい方向性とは違う例でもって御作に例えるけど、
私なら、時の精霊が出す「3つの約束」は「時を遡ってることは誰にも悟られてはならない」「死ぬ予定の人間を助けてはならない」「自ら命を絶ってはならない」とかにするかな。
これでどう変わるのかというと、まず2個目の約束が主人公の目的と矛盾するので、「おい、どうすんだ?」となるでしょ。そして即興だから全体的に軽めだけど、3つとも通して「これでどうやってループを終えるのか」っていう制限がかかることになる。
この場合、特に3つ目は「ピンチになったら主人公は自分でリセットする」ってループものによくある強硬手段を禁止にしてるから、つまり、読者がイメージしてる予想が通用しないことを意味するから、割と惹き付けられるところがあると思う。
ほんで、こうすると、あくまで物語ないし主人公の目的は「ヒロインを助ける」ってことなんだけど、物語の面白味として「制限された状況下で如何にループから脱するか」というような、「ループものに面白い制限をつけた」って面白味が生まれてくるわけだね。
すると、ループものって、だいたいは主人公が行動して失敗したりしてループの仕組みを理解していくのが王道だけど、御作の場合は最初からルールを提示されてそれを利用しながら目的を達成する、という別の楽しみを見いだせるから、このあたりで「よくあるループものだけど、突出した面白さがある」という感じになるかなーと思う。

別に自分の案を推すわけでもないし「こっちのほうがいいでしょ」的な感じで嫌らしいけど、
こんな感じで「3つの約束」を設定すると、「ループの穴(約束を逆に利用)してループを抜け出す(ヒロインを助ける)のが面白い」っていう、押し出したい面白味を明確に出来て強く推して行けるよね。
とまあ、こんな感じ。
繰り返し、これは即興だし、物語のあらすじを読んだだけの第三者の戯言だから、あくまで例ね。
「突出したもの」を説明するために、あえて違う方向性で答えてみたものだから、何が「突出したもの」かを理解してくれれば、あとは忘れてくれて良いものです。
まずは「何が面白味か」を明確に出来ること。更に先を行けば「それに独自性があり差別化できること」となると思います。

スレッド: あの日の君ともう一度

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元記事:屍使いのままならない日々

10万文字くらいの長編を書きたいと思い昔考えた設定を見返していたら見つけたものです。
読んでみたいと思える設定になっているか不安なので教えていただけると嬉しいです。
あまり重たくない作品にしたいのですが、ちょっと設定が暗めなのが気になっています。

上記の返信(屍使いのままならない日々の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

この作品は、おそらく 見た目から忌諱されてる蟲族と人間との交流 であると思う。
けど、内容は 主人公が蟲のトラウマを克服する話 になってると思う。
つまり、「交流」のほうに面白味を見いだせるかっていうと、内容はそっちに比重を置いてないので、正直なとこ見いだせないと感じる。
例えば
>おっかなびっくりルシエラのことを理解して絆を深めていく。
と、交流部分が省略されていて、「理解して絆を深めてく」のは「トラウマを克服するため」であって「交流」のためではない。
この省略部分はサブプロットを用意すると書かれているけど、それも
>優しさを手に入れる。協調性を身につける。死を悼む心を思い出す。
となっていて、「主人公」が主体になっている。
「優しさ」も「協調性」も「死を悼む」のも主人公のことだけで、蟲族との関係性の話ではない。
もし、「いやいや、その関係性の中で主人公はこのように変わってくってサブプロットなんだ」と考えているのであれば、それは逆。
絆を書くなら「主人公が変わったことで関係性が良くなっていった」と書かなければいけないと思う。
「主人公が変わった」ことが主体なのではなく、「関係がよくなった」ことが主体になるサブプロットにしないと。
そしてこの話はサブプロットだけでなく、プロット全体に言えることで、最初に書いたけども、「主人公がトラウマを克服する」という主人公が主体になっていて「二人の関係性、異種族間の交流」という話にはなっていないと思う。

一方で、この話の主体は「主人公のトラウマを克服する話」で間違いなく、「交流」のほうは私の読み間違いならば。
すると物語の面白味は「トラウマをどのように克服するか」になるけど、その場合3つのサブプロットにダメ出しはしないけども、でも、そのサブプロットに「どうやって克服したのか」が書かれることになると思うので、省略されては面白さは感じられない。
なので、面白いかどうかはわからない。

プロット全体の話はダメ出し気味に少ししたけど、でも、その全体の構成はとても良いと思う。
というのも、この物語は大きく二分出来て、前半は「主人公がトラウマを克服する話」で後半は「主人公が蟲族の娘に思いを寄せる話(かな?)」。
序盤で「トラウマを克服する」と方向性を出して、中盤でそれを達して宙に浮いた目的意識を「トラウマ克服」から「関係性の発展」に舵を切って、関係性が良くなった終盤で大きな問題を起こしオチにつなげる。
実に良い構成になっていると思います。
ここに一つ助言をするなら、
一幕二幕と書いてることから三幕構成を意識してるのかなと思いますが、三幕構成には「ミッドポイント」というのがあります。
これは物語中盤にあって、物語のオチへ向かって方向性を決定づける、落とし所を見せるポイントです。
御作で言うと二幕のサブプロットを終えたあたりで「トラウマを克服した」ところ。
ここに「落とし所」を見せる何かが欲しいですね。
例えばガイルが復讐を考えてる描写は終盤ではなくココがいいと思うし、〆で光る魔石の指輪を送るけど、そういう指輪があるって事もココで出しておきたい。

構成は良いと思うのだけど、やっぱ内容はちょっと魅力に欠けるかなと思う。
主人公が進んで「トラウマを克服する」と前向きだから、「トラウマ」って道具が交流のための物語の障害としていまいち機能していないのがその理由じゃないかなと思う。
勝手な妄想をするけども、
こういうのは「トラウマがあるし気味悪いから毛嫌いしている」という主人公が、でも依頼だし仕事だから仕方なく守ったりしていたら蟲族が切っ掛けで優しさを知るようになり関係が少し前進し、そんなことを繰り返して気がつくとトラウマが苦にならなくなって蟲族の娘を気にかけるようになっていた。という感じが面白くなりやすいんじゃないかなと思う。
嫌ってるし偏見があるからこそ、そのトラウマが障害となってトラウマをひとつ乗り越えるごとに蟲族の娘の良いところに気がついていけるわけで、そもそもトラウマ克服に前向きだと「トラウマを乗り越えること」が目的になっちゃうから、障害になり切れなくて盛り上がりに欠けちゃう。
このあたり、たぶん3つのサブプロットがちゃんと書かれてても同じ印象だと思う。

あとは、書き漏らしかあえて書いてないか、あるいは過去ネタのようなので前提に何かあるためなのかもしれないけど、
正直、前半の「パーティー」の必要性がない。
主人公が大仕事のあとで断りきれない筋から強引に仕事を押し付けられたとか、自分にも落ち度がある事をしでかして仕事を断れなかったとか、主人公が「せざるを得ない」状況になれば問題なく蟲族の娘の護衛に出れるし、現状他のパーティーメンバーは基本的に出番がない。
ハンスは辛うじて主人公(と読者)に「蟲族に危険はない」と伝える役目があるけど、そもそもソレはセリフで説明するんじゃなく、例えば「蟲族は人を喰うと言われているが、ルシエラは主人公が作った拙い野菜スープを おいしい と言って微笑んだ」とかってエピソードを作って、「噂ほど危険はないのかもしれない」と主人公が感じる、そういうエピソードで表現していかなきゃ、これはそういう二人の関係性を語る物語なんだから。と思う。
物語のテーマや本筋以外のことならセリフでも地の文でもさっくり説明しちゃったほうが早いけど、本筋に関わることはちゃんと物語にしなきゃ。

パーティーを組んでると、最悪「俺はトラウマあるから無理だわ。ハンス一人でやって。じゃあな」で問題ないので、なぜ主人公は承諾したのか、友人だからとか魂の格がどうのとか、そういうので腑に落ちるものではないような気がする。

最後に気になった点をあと2つ。
一つは、ミッドポイントの話で少し触れたけど、敵役(ガイル)が出てくるのが終盤で唐突すぎる。
キャラ紹介を読む限りでは、プロットにはないけど序盤というかプロローグかな、に邪竜との戦闘があって、そこで因縁を抱える仲になるわけだと思うけど、終盤でいきなり出てきても「誰だっけ?」になると思う。
もう一つは、「屍使い」の設定がガイルとの因縁以外にほぼ活かされていない。
主人公が戦闘でミスって仲間に「休め」と言われるのさえ、痺れ薬を風上に投げた っていう屍使い関係ねえ状態で、屍使いと蟲族の関連性もないと思うし、トラウマにも関係ないと思う。
屍使いですって設定があるだけの状態でもいいと思うけど、それがタイトルになってるから、例えば「最強魔法使い無双」ってタイトルで「主人公は剣術で敵を薙ぎ払う」って展開ばっかだったらタイトル二度見しちゃう。これも設定で魔法使いなだけで剣術してますって話で、違うタイトルなら気にならないと思う。

>読んでみたいと思える設定になっているか不安なので
設定だけで読んでみたいかどうかっていうと、設定だけで読者の興味を惹くタイプの内容ではないと思うかな。設定良し悪しって話じゃなく。
人間と異形との交流ないし恋愛?が面白味になるから、その点を押し出せる紹介文とか煽り文句とかが読者を獲得できるかどうかになると思う。設定だけで読者を惹き付けるようなコンセプトの話ではないんじゃないかな。
>ちょっと設定が暗めなのが気になっています。
確かに明るくはないけど、暗い内容ではないのでそこはまったく気にならないし問題にならないと思います。設定はあくまで話を彩るものなので。

長所。良かった点

構成はミッドポイントのとこで触れた事以外はしっかりしてると思うし、最後までちゃんと出来ててオチも良いと思う。
終始主人公主体になってる点が独りよがりにならないか心配ではあるので、主人公から見た蟲族の娘はどうなってるのかという意識で推敲してみると良くなるのではと思った。

良かった要素

ストーリー

スレッド: 屍使いのままならない日々

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元記事:妖と乙女と桃源郷

かなり前に小説相談板の方で相談に乗ってもらった作品を皆さまの意見をもとにリメイクして、完全なプロットに仕上げました。

その時のリンクです。

https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/9826

今回、いろいろな伏線や整合性などをまとめておりますが、自分としては以下の点が足りないのでは?と気になっております。

・瑞希と玲奈の関係性を深めたい。
・瑞希と咲姫の関係性を深めたい。
・瑞希の種族の伏線を、もう少し深掘りしたい。

私から感じたのは以上ですが、もし他に問題点などがあれば、どしどし指摘をお願いいたします。

上記の返信(妖と乙女と桃源郷の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

まず、プロットの作り方は人それぞれだけど、もっと短くコンパクトにしたほうが良いです。
何故なら、一つの場面を長く書くとその場面で 言いたいこと・書きたいこと が散漫になってしまい、作者自身で把握できなくなってしまうためです。
そうなると実際に執筆するときに「あれも書かなきゃ」「これも書かなきゃ」と書くべきことの優先順位がつけられなくなって混乱の素になる。
例えば第一話はおそらく「咲姫との出会い」が一番大事なことだと思うけど、玲奈や母親や女装のことなどが入り混じってしまっていて、咲姫との出会いの印象が薄くなっている。
特に玲奈と咲姫はほぼ同時に登場して活躍するので、それも初登場でのことなので、初見ではどっちのキャラに注目していいのかわからない。
例えば、すごい刀の力と玲奈のおかげで鎌鼬を撃退し、ホッと一息入れるか家に帰ったあとにでも咲姫が寝坊助な感じで出てくるとすると鎌鼬との初戦で玲奈だけが活躍できるのでヒロインは玲奈だとわかるし注目できる。
逆に、玲奈の助けは入らず、すごい刀を手にしてすぐに咲姫が出てきて主従の契でもして(敵がすぐ近くにいてピンチだから意味不明な儀式でも受け入れるというのは王道だが鉄板)主人公と咲姫の力で鎌鼬を撃退する、遅れて玲奈が現れ事情を問われる、って感じだと咲姫のほうが活躍できるので、ヒロインは咲姫で咲姫と主人公のコンビの話だと理解できる。

話の要約をシンプルにコンパクトに短くしようと心がけると、ワンシーンにあれもこれも入れたら無茶苦茶になるので無駄を省くことに役立つ。
無駄を省けると、一番重要な要素がわかるし、そこを引き立たせるためには、という考えが出来て、かつ、それ以外の要素を分けて考えるって事もできる。
「詳細に考える」と「具体的に考える」は違うので、確かに前回の箇条書きよりも詳細で具体性も増したけど、余計なことが多すぎで、それによって詰め込みたいものをとにかく詰め込んでる感じになってると思う。
ちなみに、私が出した例は、この物語の場合は主人公が母を探す話が本筋だから主人公と咲姫との関係にスポットを当てたほうが良さそうと判断するので、玲奈は遅れて現れ事情を聞くっていう後者の流れのが良いと思う。
主人公と玲奈が協力して二人で母を探すって流れの場合は前者だけど、そうすると咲姫がほぼ空気になってしまうと思われる。

一方で、前回の相談は覚えているけれど、「過度なダイエット」を無くしたのは良い判断だと思います。
けれど、その「過度なダイエット」が「男の娘の苦悩」を描写するのに一役買っていたのも事実だったりするので、今回のプロットでは「男の娘」である必要性がまったくなくなってしまっていて、そのあたりも咲姫にからかわれて逃げ出した出会いの一件以来一切物語に関係してこないので、「男の娘」設定にもう一捻り何か考えたほうが良いと思う。
たぶん、プロットに書いてないだけで何らかの想定はしてるのかなとは思いますが、
プロットに書いてない時点で、その「何らかの想定」は書いたところでメインストーリーの本筋からは外れてしまうため、書けば書くほど脱線してしまい作品のクォリティを下げることになります。
書きたいことであればちゃんとメインストーリーに絡む形でプロットに書けるような設定にすべきでしょう。
例えば、母には息子がいると妖怪どもにも知れ渡っているので女装させているとか、実は本当に女の子なんだけど呪いか何かで「本当は男だと思いこんでいる」とか。
確か前回は「男の娘の苦悩」がテーマだと言っていたので、でも、その色はめっきり無くなったと思います。

物語の展開自体は特に引っかかるところもなく、スムーズな展開でわかりやすいです。
最初に 詰め込みすぎな印象 と書いたけどそれも序盤以降はシンプルでないだけで詰め込みすぎ感はなくなってると思う。
というのも、おそらくは序盤は前提になる設定などを書かなきゃいけないと感じるためにあれもこれも書こうとしてしまい、序盤が終わると、序盤であれこれ書いてしまったものだから中盤以降は本筋を追う以外にすることがなくて話が薄くなる、というのがよくあります。
例えば、これは本当に例えばなので変更の提案をするわけではありませんと前置きしますが、例えば、序盤では「玲奈」は顔見せ程度で済ませておいて、序盤は咲姫と主人公の関係を中心に書いて、一段落して咲姫と協力して母を探すとなった次の話題で玲奈を中心に話を作って銃を見つけ、主人公側の戦力描写が整ったところでボスを出してラストバトルへって形にすると、序盤での詰め込みもなくなり中盤以降も本筋にからめて語る話題が増えて読者の飽きを和らげることができるかなと。

終盤はすごく良くまとまってると思います。
まとめが上手くできる人はコツさえわかれば何でも上手く書けるようになると思うので、長所だと思います。

ほんで、
>・瑞希と玲奈の関係性を深めたい。
>・瑞希と咲姫の関係性を深めたい。
>・瑞希の種族の伏線を、もう少し深掘りしたい。
この部分だけど、この物語は基本的には「母親の足跡を追う」という話で、次に大事なのが「咲姫という付喪神と出会う」ってことで、その次に「野崎を倒す」ってことで、この3つが書ければ、あとは物語のフレーバーでしかないです。
そのフレーバーが物語を盛り上げるのも事実だし魅力的にしていく要素ではあるけど、それをやりすぎると「詰め込みすぎ」になります。
御作は既に割と詰め込みすぎ、正確には整えきれてないだけかもしれませんが、この物語にこれ以上深く何かを入れるのは止めたほうがいいと思う。
なんなら、玲奈をキャラごと削いでしまって、次回作で「玲奈を中心にした話」で玲奈をメインに据えて関係性を深めたほうが良いと思う。
そうすると、空いたところに咲姫との関係を深める展開を書けるし、今回は「母親と咲姫の話」で次回は「玲奈と種族的な話」でちゃんと分けて考えられて、注目すべき場所がハッキリするのでメリハリが効いて楽しみやすくなる。
このままのプロットで書こうと思うなら、これ以上はあんまり書くべきことを増やさないほうがいいと思うかな。

良かった要素

ストーリー

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スレッド: 妖と乙女と桃源郷

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これで最後です。ご意見お待ちしております 案2のホーリーと分かれる展開を消し、よりコミカルにした 案2で本来書きたかったのは... 続きを読む >>

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投稿者 灼熱氷菓 返信数 : 2

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最近小説を書き始めた小説のたまごです。今構想を練っている途中なのですが、この企画は客観的にみて面白いのでしょうか。アイデアや修正点な... 続きを読む >>

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元記事:神の箱庭・幻想特区

 キャラの性格をどう思うか。
 とりあえず突っ込みをまくった設定をどうやって伝えていくか。
 〈大神〉=理不尽という解釈で放置して、それ以外のキャラ(特に主人公とヒロイン)の強さを暗い過去を持たせることで、なるべく説得力を持たせたつもりです。

上記の回答(神の箱庭・幻想特区の返信)

投稿者 ソラナキ : 1 投稿日時:

主人公がヒーリングファクターの超強化版能力を所有している、ということは面白いなと思いました。
ですが、ちょっと過去に疑問。

主人公の能力で主人公が死ぬのを防ぐために母親から虐待されていたのですよね?
当時は自分の能力のことは知らない、ということでしょうか?

それにしたって、成長してから母親を殺す覚悟を決めたとして、主人公を助けるためにやっていたのだから、1発ぶん殴る程度で許すとかそういうのはないんでしょうか。

ヒロインも冥王の被害に遭っているのかな、と思ったら関係なくて、子供が生まれたのに父親は母親が死ぬのをわかっていたから離れていた?
それで母親が死んだらヒロインを虐待。
いやなんかそれ違うくないですかね? それなら夫婦は妻が死ぬことをわかっていたけど一緒に暮らしていて、母親が死んで父親が狂って虐待を始めた、という方が違和感がないです。

大神は一定以上に達した存在の定義なんですね。
それで疑問なんですが、どうして第四位冥王如きに一位、二位は好き勝手させているんでしょうか。それとも自分は世界から逸脱したからどうでも良いと考えているんでしょうか?
第三位は四位と相思相愛だから何もしなくても不思議じゃないんですが、五位、六位、七位は何をしているんです?それも117年も放っといて。
49で大神になって冥王が52なら、まだ次の進化は迎えられていないはずです。それなら他の49以上である三体がやれば打破も可能だと思うんですが。

冥王歴はダンジョン出現と同時に始まった。ということは以前はダンジョンはなく、第四位の特に迷宮に関わりのない能力持ちである冥王が発生させられるのだから第三位以上も可能ということですよね?
どうして今まで出さなかったのでしょうか? それともダンジョンを出してはならない理由があるのでしょうか? あるのならなぜ117年も放っておいてるんです?

そして性格、ですが。
そもそも常夜君の性格がまったく書かれていないのでわかりません。
なんとなくシナリオから傍若無人な性格というのはわかるんですが、優しいとか他者に厳しいとかそういうのがまったくないのでどう思うと言われても、という感じです。
……っていうか、常夜冥夜ってどう読むんですかね。個人的に、読みにくい名前は読む気が失せます。

ヒロインのメイヴィス、についてですが。
どうして常夜はメイヴィスを好きになったのか、メイヴィスもどうして常夜を好きになったのかがわかりません。
書いていることを見る限りメイヴィスに魅力を感じません。勝手に人を殺したり、主人公の不利益なことしたりして、正直このキャラいるのかな、と思いました。
個人的に、ヤンデレとかそれ以前のメンヘラっぽいです。あと証拠残してないのになぜ殺したのがバレるんですかね。
せめて主人の不利益になると感じた人物を殺すとかなら、まだわかるんですけど。

アリスベルに関しても、この子はいるのか、そして存在する価値はあるのか悩みます。単純にメイヴィスのヤバさを示すために出したならメイヴィスがヤバイだけで魅力的に感じません。
あと、ただ単純に「ウザイ」だけで、この子にも魅力を感じません。

それで、シナリオに関してもちょっとよくわかりません。
世界崩壊の引き金を引いたのが主人公なのですか? それに冥王を憎んでいることをそのホーリープロテクションで判明させて、そのあと回復魔法で肉体が暴走して殺される? 
ん? としか思えませんでした。正直決闘に至るまでの経緯も意味不明(裁判すればいいと思う)で、主人公は何をしたかったんですか?

それに、レベルというものがある世界でなんで主人公は圧倒的なんです?
レベルの意味がありませんよね。最初からレベルを隠蔽してたとかならいいですが、進化していないレベル6に首をはねられてどうして圧倒的なんですか?

最後に。
……そもそもダンジョン要素出す必要あるでしょうか?

総評として、発想はいいと思うんですが、シナリオとか、キャラとかがガバガバです。
もっとどこにどうして魅力を持つのかとか(たとえばメイヴィスのどこに惚れたのかとかそういうのをキチンと。自作でも場合によって主人公を殺すヒロインがいますが、自分は彼女は徹底的な王者として書いていますし、主人公もそのような面に惹かれ、彼女に殺されても彼女のためになるのなら本望だとすら思うような感じにしています)、シナリオでどこが面白そうかとか、どこをそうすれば面白いかとか考えて、不要な部分はそぎ落とすことが大事だと思います。

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スレッド: 神の箱庭・幻想特区

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:課外活動:世界征服

長編の第一幕といった位置づけです。
今回相談にかけた内容を500字ほどにまとめたいと考えています。
問題点等あれば遠慮なくお願いします。
とりわけタイトルやジャンル、キャッチコピーに自信がありません。

上記の回答(課外活動:世界征服の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

申し訳ないけれど、話が終わってないと物語や設定には口出しできないので、途中のものを出されても意見のしようがないかなと思います。

その上で回答しますが、
まず、500字ほどにまとめたいというのは「プロットを500字以内に収めたい」という話でいいんですよね? この内容を「500字以内で執筆したい」という意味ではありませんよね。
とすると、単に場面を要約すれば良いだけなので、

序:不審なトレーラーに主人公がはねられる。
1:病院で目覚めるも、ある晩に目が覚めると主人公は実験室のようなところにいた。
2:主人公は事故の大怪我から改造されて延命させられており、そのことは催眠術で記憶を消されていた。
3:主人公が病院からいなくなったことで捜索部隊が出ていたが、それを改造主人公が撃退する。

――という感じでまとめていけば良いかと思います。
ただ、要約した時点でわかるかと思いますが、「序」は事の始まりなので「トレーラーにはねられる」ことで事態は展開します。そういう内容が書かれています。
しかし「1」から先は、単に状況が書いてあるだけで例えば「実験室にいた」という事実は何も話が展開していません。自分がいる場所を書いてるだけ。
少し言葉を変え「実験室のようなところに拉致された」と書くと、拉致されたことで事態が展開していることがわかります。
すると内容は「主人公は知らない間に実験室のようなところに連れてこられた」とするよりも、「主人公はある晩に襲われ、気がつくと実験室のようなところに拉致られた」としたようが良いのではないかな、と考えられると思います。
拉致した女が事情を説明するために「2」の展開をして、「主人公の記憶が戻る」ことで次へと展開させられます。
と、このように「展開する要素」でまとめていくと良いのではないかと思います。

スレッド: 課外活動:世界征服

カテゴリー: SF

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元記事:屍使いのままならない日々

10万文字くらいの長編を書きたいと思い昔考えた設定を見返していたら見つけたものです。
読んでみたいと思える設定になっているか不安なので教えていただけると嬉しいです。
あまり重たくない作品にしたいのですが、ちょっと設定が暗めなのが気になっています。

上記の回答(屍使いのままならない日々の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

この作品は、おそらく 見た目から忌諱されてる蟲族と人間との交流 であると思う。
けど、内容は 主人公が蟲のトラウマを克服する話 になってると思う。
つまり、「交流」のほうに面白味を見いだせるかっていうと、内容はそっちに比重を置いてないので、正直なとこ見いだせないと感じる。
例えば
>おっかなびっくりルシエラのことを理解して絆を深めていく。
と、交流部分が省略されていて、「理解して絆を深めてく」のは「トラウマを克服するため」であって「交流」のためではない。
この省略部分はサブプロットを用意すると書かれているけど、それも
>優しさを手に入れる。協調性を身につける。死を悼む心を思い出す。
となっていて、「主人公」が主体になっている。
「優しさ」も「協調性」も「死を悼む」のも主人公のことだけで、蟲族との関係性の話ではない。
もし、「いやいや、その関係性の中で主人公はこのように変わってくってサブプロットなんだ」と考えているのであれば、それは逆。
絆を書くなら「主人公が変わったことで関係性が良くなっていった」と書かなければいけないと思う。
「主人公が変わった」ことが主体なのではなく、「関係がよくなった」ことが主体になるサブプロットにしないと。
そしてこの話はサブプロットだけでなく、プロット全体に言えることで、最初に書いたけども、「主人公がトラウマを克服する」という主人公が主体になっていて「二人の関係性、異種族間の交流」という話にはなっていないと思う。

一方で、この話の主体は「主人公のトラウマを克服する話」で間違いなく、「交流」のほうは私の読み間違いならば。
すると物語の面白味は「トラウマをどのように克服するか」になるけど、その場合3つのサブプロットにダメ出しはしないけども、でも、そのサブプロットに「どうやって克服したのか」が書かれることになると思うので、省略されては面白さは感じられない。
なので、面白いかどうかはわからない。

プロット全体の話はダメ出し気味に少ししたけど、でも、その全体の構成はとても良いと思う。
というのも、この物語は大きく二分出来て、前半は「主人公がトラウマを克服する話」で後半は「主人公が蟲族の娘に思いを寄せる話(かな?)」。
序盤で「トラウマを克服する」と方向性を出して、中盤でそれを達して宙に浮いた目的意識を「トラウマ克服」から「関係性の発展」に舵を切って、関係性が良くなった終盤で大きな問題を起こしオチにつなげる。
実に良い構成になっていると思います。
ここに一つ助言をするなら、
一幕二幕と書いてることから三幕構成を意識してるのかなと思いますが、三幕構成には「ミッドポイント」というのがあります。
これは物語中盤にあって、物語のオチへ向かって方向性を決定づける、落とし所を見せるポイントです。
御作で言うと二幕のサブプロットを終えたあたりで「トラウマを克服した」ところ。
ここに「落とし所」を見せる何かが欲しいですね。
例えばガイルが復讐を考えてる描写は終盤ではなくココがいいと思うし、〆で光る魔石の指輪を送るけど、そういう指輪があるって事もココで出しておきたい。

構成は良いと思うのだけど、やっぱ内容はちょっと魅力に欠けるかなと思う。
主人公が進んで「トラウマを克服する」と前向きだから、「トラウマ」って道具が交流のための物語の障害としていまいち機能していないのがその理由じゃないかなと思う。
勝手な妄想をするけども、
こういうのは「トラウマがあるし気味悪いから毛嫌いしている」という主人公が、でも依頼だし仕事だから仕方なく守ったりしていたら蟲族が切っ掛けで優しさを知るようになり関係が少し前進し、そんなことを繰り返して気がつくとトラウマが苦にならなくなって蟲族の娘を気にかけるようになっていた。という感じが面白くなりやすいんじゃないかなと思う。
嫌ってるし偏見があるからこそ、そのトラウマが障害となってトラウマをひとつ乗り越えるごとに蟲族の娘の良いところに気がついていけるわけで、そもそもトラウマ克服に前向きだと「トラウマを乗り越えること」が目的になっちゃうから、障害になり切れなくて盛り上がりに欠けちゃう。
このあたり、たぶん3つのサブプロットがちゃんと書かれてても同じ印象だと思う。

あとは、書き漏らしかあえて書いてないか、あるいは過去ネタのようなので前提に何かあるためなのかもしれないけど、
正直、前半の「パーティー」の必要性がない。
主人公が大仕事のあとで断りきれない筋から強引に仕事を押し付けられたとか、自分にも落ち度がある事をしでかして仕事を断れなかったとか、主人公が「せざるを得ない」状況になれば問題なく蟲族の娘の護衛に出れるし、現状他のパーティーメンバーは基本的に出番がない。
ハンスは辛うじて主人公(と読者)に「蟲族に危険はない」と伝える役目があるけど、そもそもソレはセリフで説明するんじゃなく、例えば「蟲族は人を喰うと言われているが、ルシエラは主人公が作った拙い野菜スープを おいしい と言って微笑んだ」とかってエピソードを作って、「噂ほど危険はないのかもしれない」と主人公が感じる、そういうエピソードで表現していかなきゃ、これはそういう二人の関係性を語る物語なんだから。と思う。
物語のテーマや本筋以外のことならセリフでも地の文でもさっくり説明しちゃったほうが早いけど、本筋に関わることはちゃんと物語にしなきゃ。

パーティーを組んでると、最悪「俺はトラウマあるから無理だわ。ハンス一人でやって。じゃあな」で問題ないので、なぜ主人公は承諾したのか、友人だからとか魂の格がどうのとか、そういうので腑に落ちるものではないような気がする。

最後に気になった点をあと2つ。
一つは、ミッドポイントの話で少し触れたけど、敵役(ガイル)が出てくるのが終盤で唐突すぎる。
キャラ紹介を読む限りでは、プロットにはないけど序盤というかプロローグかな、に邪竜との戦闘があって、そこで因縁を抱える仲になるわけだと思うけど、終盤でいきなり出てきても「誰だっけ?」になると思う。
もう一つは、「屍使い」の設定がガイルとの因縁以外にほぼ活かされていない。
主人公が戦闘でミスって仲間に「休め」と言われるのさえ、痺れ薬を風上に投げた っていう屍使い関係ねえ状態で、屍使いと蟲族の関連性もないと思うし、トラウマにも関係ないと思う。
屍使いですって設定があるだけの状態でもいいと思うけど、それがタイトルになってるから、例えば「最強魔法使い無双」ってタイトルで「主人公は剣術で敵を薙ぎ払う」って展開ばっかだったらタイトル二度見しちゃう。これも設定で魔法使いなだけで剣術してますって話で、違うタイトルなら気にならないと思う。

>読んでみたいと思える設定になっているか不安なので
設定だけで読んでみたいかどうかっていうと、設定だけで読者の興味を惹くタイプの内容ではないと思うかな。設定良し悪しって話じゃなく。
人間と異形との交流ないし恋愛?が面白味になるから、その点を押し出せる紹介文とか煽り文句とかが読者を獲得できるかどうかになると思う。設定だけで読者を惹き付けるようなコンセプトの話ではないんじゃないかな。
>ちょっと設定が暗めなのが気になっています。
確かに明るくはないけど、暗い内容ではないのでそこはまったく気にならないし問題にならないと思います。設定はあくまで話を彩るものなので。

スレッド: 屍使いのままならない日々

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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