小説のプロット相談掲示板

サタンさんの返信一覧。最新の投稿順5ページ目

元記事:凍った瞳の返信

端的にまとめますと、この話には、バトル/問題解決という世界観に即した軸と、恋愛/関係進展というテーマに即した軸の二つ… 続き読む

上記の返信(凍った瞳の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>一つの軸に統合した方が良い、ということでしょうか。
そうですね。
人は複数のことを同時に処理できないので、何か一つに集中したいものです。
だから、この物語にはバトルと恋愛があるけど、どちらかにスポットを当ててどちらかを副題にしたほうがまとまりが良い。
作者コメントを読む限りでは恋愛(というほどでもない馴れ初めかな?)がメインのようだけど、それを押し出すとバトルもののラブコメみたいな感じが想定されて、でもおそらく作者的にはそれは違うんじゃないかってプロットを見て感じた。
勝手に作者の心情を推察してしまうけど、たぶん、「馴れ初め」という出来事のほうがメインで、その結果二人がくっついたという感じを想定してるんじゃないかと思う。
なら、その「馴れ初め」というのはどういう出来事ですか、ってトコがしっかりまとまってないと伝わらない。
そしてそれはこの物語では「問題解決の推移」が「馴れ初め」に当たるから、であれば「問題解決」のその「問題」の物語をしっかり作る必要がある。
しかしながら、申し訳ないけども、プロットからはその「問題」の物語、すなわちバトルのほうの話が伝わってこなくて、第三者には何をしてるのかわからん状態でした。
更に、
>凍華、塵の可愛さとかっこよさの同居に気づく。
とか、
>塵が口を滑らせて告白まがいをする。
とか、メインの話が組めてない中で「恋愛」部分が直接的なので、目立ってる。
ソコがやりたいことだから目立つのは良いのだけど、これだと「恋愛」がメインの話になってしまう。二人の関係が進展しないと話が進まない。
けど物語自体はバトルを使って話を進めてるので、何も知らない読者からするとよくわからない戦いをしてて何かわからんことをしてて、二幕前半のラストでようやっと主人公が相手を意識したぞ、って感じになっちゃう。
主人公が相手を意識しはじめるタイミングはとても良いのだけども。
そこまでの物語に、言っちゃなんだけど中身がないので、登場人物たちが何をしてるのか伝わってきてないわけですね。
だから、メインをもっと押し出してバトルならバトルを楽しめるようにしないとね、って感じですかね。

>二つの軸を同時に推移させるのは恐らく無理そうなので、
最初に 何か一つに集中すべき と書いたけども、
そして今回の返信で 主人公が相手を意識するタイミングはとても良い とも書いたんだけども、

えーと、プロットで一幕二幕と書いてる感じ、三幕構成は知ってるんかなと思うんだけど、その三幕構成の話でミッドポイントってのがあって、これはまあ、物語の転換点というかラストへ向かうための方向性を示すポイントのこと。
御作で主人公が相手を意識するポイントってのがちょうどミッドポイントに当たってるのよね。
で、一個のテクニックなんだけど、
このミッドポイントで物語の目的(ようは集中するモノの対象)をガラっと変えてしまうってのがある。
つまり、
1~2幕前半ラストまでは「敵を倒す話」で倒さないと大変なことになるとかいろいろ話を広げておいて、ミッドポイントから「二人の関係発展」に物語の目的を変化させ、ミッドポイント(主人公が相手を意識しはじめた事をきっかけに)から流れを変える。という手段もあると思います。
この場合、複数のことを同時にやるんじゃなくて、前半と後半で集中すること(メイン)を変えてるわけですね。

あと、余談というか蛇足だけども、やりたいこと、書くべきことが複数あるときに「何がメインか」ってのを考える方法として、
もちろん感情で「これをメインに置きたい」というんでも良いのだけど、その場合においても物語の設計方法の考え方として、
「メイン」で「何かをする」という考えをしてみるといいと思う。

例えば「恋愛」と「バトル」が書きたくて、どちらかといえば「恋愛」をメインに置く場合、「恋愛でバトルをする」という考えにならんと、メインである恋愛がバトルで書けない。
だからこの場合はバトルの戦闘が「相思相愛だけど敵味方になって戦ってる」とかって話になる。バトル要素が入った少女漫画はこんな感じですよね。
逆に「バトル」をメインに置くならば、「バトルで恋愛をする」という形にしないと恋愛だけが話から浮いちゃう。
古い王道なら「ヒロインが敵にさらわれた」とか「自分を庇って傷ついてしまう主人公」とか、戦闘を恋愛の要点に置かないといけない。
ちなみに御作の恋愛シーンは 直接的だ・目立ってる と書いたけど、目立ってる理由は浮いてるからですね。

こうして考えたとき、「恋愛でバトルをする」のか「バトルで恋愛をする」のか、と考えると自分がどっちを書きたいと思ってるのか、多少見えてくると思う。
恋愛を書くんだと思っていても、それをそのままメインテーマに持ってくるとイメージと違ってしまったりするので、この話は恋愛の過程を書きたいけども別の何かをメインに持ってきて語ったほうがいいな、と気がついたりする。

スレッド: 凍った瞳

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元記事:死を呼ぶ可憐な花

●等級 冒険者の等級でランクが高いほど難易度の高い任務を受注できるようになる。 段階としては金剛・白金・金・銀・鋼・… 続き読む

上記の返信(死を呼ぶ可憐な花の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

物語の目的(その物語で語りたい事)がはっきりしていてシンプルなので、それを楽しむ物語として面白いだろうと思います。
主人公が立ち直る物語を追放系のテンプレに合わせて整形したという印象。

よくある追放系では、だいたいこの場合「勇者パーティー」を悪役にするもので、追放された主人公は新しく得た仲間と上手くやって、勇者一行は失敗続きで実は主人公が縁の下で頑張ってたおかげで成功してただけと知って主人公に逆恨みする、という感じだと思うけど、
御作では「勇者パーティー」は「勇者」として据え置いて、悪役に専用の「銀等級」を用意しているので、従来の追放系テンプレをやりながらヘイトが「勇者」に向かないというところがちょっと良かった。
序盤は「勇者」が嫌な奴に見えるけど、終盤では実はそれは主人公の早合点で誤解だった、やっぱ勇者はいいヤツだった(?)、となるので……、
うーん。
これは、どうなんだろ。「やっぱ勇者はいいヤツだった」は、そこまで書かれてはいないし、私の深読みしすぎかな? 作者的にそんなつもりはないんかな。
まあ、そういう変化の一つを演出していると仮定して回答すると、
勇者は結局のとこいいヤツっぽいけど「スキルの性質が自分らと合わないから合うとこ見繕ったぞ」って勝手なことしてるだけなので、もうちょい 主人公のことを想って という人情がほしいかなと思った。
例えば勇者パーティーから追放される直前の戦闘で、主人公があと一歩で死んでいたって感じの目にあって怪我は軽傷で済んだけど、勇者は心配になった、とか。
でもそれは前述した演出を考えると序盤でこういう勇者の優しさは書けないから、構成やらが難しいね。

うーん……
>銀等級のパーティー
>彼らが主人公をクビにするのが物語の冒頭であり
とあるから、やっぱ勇者の印象の変化は予定してない感じか。銀等級が主人公をクビにする冒頭から始めるとテンプレ通り最初から銀等級にヘイトが向かう構成になるし。

そうすると、「勇者パーティーをクビになって、編入先の銀等級をもクビになった」という状況説明が若干複雑になってしまうんじゃないかなーと思う。
冒頭だから、「銀等級をクビ」になった時点で読者は「勇者パーティーをクビになった過去」ってことを知らないし、それは地の文やセリフ会話で説明されるものと思うけど、説明できるだけがせいぜいだから、銀等級をクビになったあとすぐに回想か偶然かで勇者パーティーを出さないと状況の描写がしにくい。
けど、銀等級を出したあとすぐに勇者パーティーを出してしまうと、キャラを一気に出しすぎで読者が付いてこれないような気もする。
冒険者の等級の説明もしなきゃらならんし、魔女の玉座の戦闘も説明せにゃならんし、序盤にかなり詰め込んでしまうと思うかな。

個人的にはあまり色気出さず時系列順に頭からやったほうがいい気がする。
少なくとも あらすじ に書いてある順番での展開はわかりやすかった。
ただ、おそらくスレ主さんも同じ懸念を持つだろうけど、時系列でやると「銀等級をクビになる」っていう物語のスタートがえらい遅れてしまうって問題も確かにあるよね。

あと気になったのは、駆け出しの冒険者と臨時パーティーを組むところ。
というか、正確には主人公がスキルを顕現させて無双したというだけで自信を取り戻してるところ。
結局強さが主人公の自信に繋がるなら、雑魚専門とはいえ魔女の玉座で雑魚を一手に引き受けてる実績があるのだから、スキルの有無や強さに自信が直結するのは変かなと感じた。
勇者パーティーにしろ銀等級パーティーにしろ、仲間に見捨てられたという事が自信を喪失させているのだから、
この主人公の自信喪失に対して、熱意だけで技術も経験もない駆け出し冒険者はかなり重要なポジションだと思う。
「仲間ってこういうものだろ」と、現実を知らず理想だけの綺麗事だけど、そういうのが主人公のすさんだ気持ちを洗ってくれるんじゃないかな、と。
2つの有名パーティーをクビになったって事実を知ってる駆け出し冒険者が主人公をディスったりして反目してるんだけど、そんなヤツが主人公を庇って重症を負ったりして、「彼は現実を知らないんじゃない、私が理想を忘れてたんだ」と気がついたりしてさ。
スキルが顕現したことで強さを手に入れて自信を取り戻すって展開だと、これって結局強さを求めて強敵と戦うことで自信を持ってる勇者と、同じとは言わんけど似通ってないかな。強敵と雑魚専とで方向性が違うと強弁できるけど、結局「強さ」か、って話じゃん?
スキルが開花して無双して強さを手に入れたってのは、自信を取り戻したついでの活躍でいいんじゃないかな。
なので、臨時パーティーのとこのエピソードはもうちょい作り込んだほうが良いと思う。

長所。良かった点

いろいろ長ったらしく書いたけど、割と私個人の感性も入っちゃってる意見だと思う。
あまり客観的に指摘できなかったのは、私の個人的な好みで物を言う以外に問題らしい問題点を見つけられなかったから。
問題があっても好意的に読み取ると指摘するほどの問題でもなかったりとかで。

最初に書いたけども、物語の目的がはっきりしていてシンプルでわかりやすく、これを読みたいと感じる読者にピッタリはまるだろう物語だと思います。
物語のどこに注目してほしいのかって部分に注目しやすい内容で、変にヒネってないのでとてもわかりやすい。

ただ、これも好みの問題になってしまうけど、1つだけ明確にダメ出しすると、
タイトルがダサい。
長所の欄に書くことじゃないけども。
おそらく仮題だろうなとは思うが、タイトルに「可憐な花」を入れるのは勇気いる。それを指し示すのは主人公の事なわけで、主人公が自分で「私可愛いでしょ」って言ってるような気がしてしまう。

良かった要素

ストーリー キャラクター

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:サタン様に追記です

すみません。タイトルがダサイという箇所に関して、この作品と直接関係ない質問をさせてください。 先日文法のスレッドにて… 続き読む

上記の返信(サタン様に追記ですの返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

私もセンスに自信あるわけではないから、直球でダサいと書いちゃったけども、あくまで感性の違いってだけで良し悪しではないよ、というのを前提にお願いします。
あと、これまでのスレ主さんの作品は全体的にネーミングセンスは良いと思います。なので今回のダサさが目についちゃった感じ。

なので、まあ、以下は揚げ足レベルだけども。
>●緋眼の人狼誕生
「誕生」はいらんと思う。「緋眼の人狼」でその人狼の話だってことはわかるから。
>●スパイダーアビス
>●シンセティックシューター
横文字はぱっと見の印象と語感でしかないと思う。
言葉の意味まで考えると、もっとシンプルでわかりやすいのが良いと思う。映画シックスセンスとか。
前者は「スパイダー」と「アビス」で何らかの意味があるものと思うけど、シンプルで言うと後者は「シンセティック」だけのほうが良い気がする。
>●13日のプレミアムフライデー
良いと思うけど、「13日の金曜日」は日本人には「金曜日」で知られてるから、そこを「フライデー」にしたあたりが個人的に引っかかる。理由はないけど。
おそらくタイトルに「プレミアム」は付けたい内容だから「プレミアム金曜日」じゃ語呂が悪いしって感じがするんだけど、
そうなら、自分なら全部英語にしちゃうかな。「フライデー ザ 13th プレミアム」とか、「Premium Friday the 13th」とか。内容次第ではちょっとカッコつけすぎで逆にダサいかもしれんけど。
>●愛されなかった勇者
>●白薔薇の甘い毒
>●厄災の骸
>●秘密基地、陥落
普通に良いと思う。

>●呪血魔法
>●サングィスカレーナ
>●ヴェルヒッフソム
こういうネーミングはスレ主さんほんと上手いよね。
解説読まなくても「闇」っぽさが出てると思ったし、こういうのは雰囲気だけわかりゃ読みにくい字面とか関係ないと思うから、まあ、そこを気にする人なら「読みにくいww」と言うかもしれんけど、私は、読みにくいけどそれっぽいものをよく思いつくよな、と感心しちゃう。
私だったら「ヴェルヒッフ・ソーム」とか語感を考えて読みやすくしちゃう。けどこれだと私のほうがダサい。

>●デミスタジアム
作中での扱いはわからんので、あくまで「デミスタジアム」と呼ばれてると仮定して答えるけど、キャラがこのまま「デミスタジアム」と口にしてるならちょっとダサい。私なら、「デミスタ(正式名称デミスタジアム)」で使う。

>●パープルイワシ
>●アギトスズキ
よくあるファンタジー動物命名法だと思うけど、それで何の問題もないしそれが正解だと思う。これこそ良し悪しはないかと。

>●ファフナーの牙
「ファフナーの牙」という名前なんじゃなくて、「名前がない」から「ファフナーの牙」なんだろうな、って思う。
別にダサくはないと思う。

>●ピーチロード商会
>●三獣将 狂犬、暴猿、妖雉
普通に良いセンスです。

>●ジャンダル級竜騎士空母
>●ジルレー級護衛戦艦
名前自体は良いと思うけど、そういう設定なら桃と関連した名前のほうが良かった気がする。
「ラ・ペッシュ級竜騎士空母ブランシュ」とか。ラ・ペッシュが桃の意味でラ・ペッシュ・ブランシュって品種があるみたい。
ラ・ペッシュ級の下はプリュン(スモモ)級とか。

思ったよりも「セリフが臭え」で傷つけてしまったようで申し訳ない。
けど、フォローするわけではなく、ネーミングセンスは私なんかよりずっと良いと思うよ。なんだっけ、ちょっと前に書いてた黄金の魔女だっけ、そんなかんじの、覚えてない癖に褒めるってのも失礼だけども、
ネーミングのキャッチーさは結構ある人だなあと思います。
今回出された中で呪文系のほかには、ピーチロード商会もとても良いと思う。桃太郎から取ったというのが理解できた時点でこの商会の組織形態がなんとなくイメージできる。
小説は絵がないから、この「なんとなくイメージできる」はかなり重要だなぁと思います。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:サタン様に追記ですの返信の返信

サタン様、再訪ありがとうございます。 題名や固有名詞に関しては思ったより好評でしたね。ありがとうございます。 苦情が… 続き読む

上記の返信(サタン様に追記ですの返信の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>……しかし、私の書くセリフが臭くなりがちな理由ってなんなんだろう?
あくまで私個人の感性で、ってだけなのだけど、
まず、相談板で「リアリティのある設定・物語・キャラを作りたいです!」って感じの人に、私はよく「創作での「リアリティ」は「現実的」という意味ではなく「説得力」です」と答えてるのだけど、
ことセリフに関しては「現実的」という意味でリアリティを非常に気にしています。
くだんの板でも書いたけど、「ここでこんなセリフ言うか?」をけっこう考えてる感じですね。

すぐに気をつけられる点で言うと、地の文で書けるようなセリフは地の文に落とし込んでしまう、と考えるようになってからは急にこなれた感じで書けるようになったと思います。
例えば、
「えーん、えーん。お兄ちゃんがぶったー」
「まったくよ、……いいかげん泣きやめよ」
なんてセリフは、
「お兄ちゃんがぶったー」
 弟は顔を伏せて泣き声を上げているが、兄にはわかっている。ありゃ嘘泣きだ。
「まったく、いいかげん泣きやめよ」
みたいな。
「ッフ……」とか鼻で笑うような素振りも、漫画ならセリフになってるけど、実際は鼻で笑う仕草でそんな声は出ないじゃん?
泣き声も、「えーん、えーん」なんて言う子供はいないし、文字にするなら「うぁあああ! ああああ!! ぶっだあああ!!!」とかそんな感じになるけど、これだと強調しすぎで嘘泣きっぽいくないしさ。
だから、逆に嘘泣きの棒読み感を出したいなら「えーん、えーん。お兄ちゃんがぶったー」で問題ないと思うけども。
他には「ため息」とか「悲鳴」とかも同じで、プロの文章でもこういうのをセリフに書いてたりするけども、圧倒的にアマチュア・初心者のほうが、こういう「音」をセリフに混ぜる率が高い。
セリフは「言葉」優先で、「音」は演出程度で地の文に落とすかセリフに混ぜたほうが効果的かってのを判断してます。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:洞窟天使は陽だまりを夢見て

初めまして、みず と申します。 長編を書きたくてプレミスを作っているのですが、長編に耐えられるだけのパワーがある設定… 続き読む

上記の返信(洞窟天使は陽だまりを夢見ての返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

プレミスって言葉を知らんかったのでググってみた。
なるほど。私はよく「最初に物語を一文で表現しろ、すっごくシンプルに最小単位で作れ」と言ってるんだけど、その「一文」のことね。

であれば、スレ主さんが考えられてるプレミスは「天使が太陽の光を克服するため奔走する話」といった感じでしょう。
これは、余計なものを入れずに短くシンプルに作るのがコツです。
まずは主語と述語のみで考えてみるといい。
この場合の主語は「天使が」で述語(述部)は「奔走する」になる。つまりこの物語は「天使が奔走する話だ」とわかるでしょ?
で、この文に物語の目的を入れて整える。目的は「太陽の光を克服すること」だから、「天使が太陽の光を克服するため奔走する話」というプレミスが出来る。

ここで「目的」を入れ替えると、例えば「天使が悪魔と恋をするため奔走する話」とか「天使が地獄の最下層から脱獄するため奔走する話」とか、雰囲気も設定もイメージもガラッと変わっていろいろな物語のパターンを想定し検討できる。

それで言うとスレ主さんのプレミスは「天使」なのに「日差しが天敵」で夜を好むわけで、ミスマッチで興味をそそられます。
けれど、残念ながらこの物語で重要な部分がまったく出来てないようなので、すぐに長編に取り掛かるのは難しいだろうなと思います。
というのも、
「主人公は日差しが苦手で洞窟で暮らし、夢がある」というのは主人公の現状を説明しているだけで、
「育ての親が余命いくばくもない」というのは、主人公が儀式に挑戦することになる切っ掛けでしかない。
こっから「奔走する」の物語本編が始まる。
なのに、その「奔走する」の内容がまるごと書かれていない。
奔走してどうなったか、失敗したのか成功して日差しを克服したのかも書かれておらず、また成功したとて「主人公には夢がある」としているので、その夢が叶ったかどうかもわからない。つまりオチも書かれていない。

ネタとしては、前述した通り面白味はあると思う。
けど、物語が出来てないので、ご質問の「長編に耐えうるパワーはあるか」に答えるなら、想定してる長編のサイズにもよるけど、文庫本一冊分くらいなら、と思うかな。

結局のとこは「儀式に挑戦する」というのが本編の「奔走」になるからその儀式次第ではあるし、すごく長い作品を想定しているとすると、ずーっと儀式を続けてる(儀式を終えたら話が終わっちゃうプレミスをしてる)だけだとどうしても読者が飽きるので、それほど長い作品には出来ないかなと思う。

設定に助言は求められていないので余計なお世話かもしれんけど、
「日差しに弱い」という設定が物語に利用はされてるけどいまいち活かされてる展開ではないように思えるので、
>日差しを克服する儀式を
この目的に対する直球な展開を少し変えて「長老の跡を継いで神殿巫女になる儀式」とかにしたほうが良いと思う。
その儀式には「日差しに弱い」という欠点が致命的で、それをどう解決するのか、儀式は3行程あってそれぞれどのようにクリアしていくのか、その過程で条件付きながら日差し自体に耐性をつけられて神殿巫女として各地に行けないこともないが、希望が見えてきた。という感じのほうが、つまり、「日差しを克服」は直接的な目的にするのではなく「主人公の弱点」として、その弱点を抱えながら目的を達成して弱点を克服した、という形に持ってくほうが良いのではないかと思う。

長所。良かった点

天使なのに太陽が天敵ってのがいいね。
よくあるものでは「吸血鬼なのに血液恐怖症」とか、もとから特徴のある妖怪や悪魔に別側面を与えて面白くしたりというのを見かけるけど、それとは少し違ってる印象。
「光に弱い天使」というのは良いアイディアだと思います。
普通それは「堕天」で表現しちゃうから、なにげに誰でも思いつきそうだけど誰もやってこなかった組み合わせのような気がする。

良かった要素

ストーリー

スレッド: 洞窟天使は陽だまりを夢見て

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元記事:タイトル未定 ダークヒーロー誕生話

自分で読み返した際にどこか陳腐に感じてしまいました。 敵である「先生」の扱いはまだ具体案はない状況です。 趣味ではあり… 続き読む

上記の回答(タイトル未定 ダークヒーロー誕生話の返信)

投稿者 t : 1 投稿日時:

こんにちは
これは実際に読んでみないと分からない、というのが感想です。
まだ序盤ということもあって内容を陳腐と考える気持ちも分かるのですが。
これくらい普通くらいの方が欠点もなく扱いやすい。
これはこれで良いプロットです、あとは書き方次第です。

突き詰めていけばきりがないものですし。
今は話の立ち上がりが遅いのと、1度に消化できない容量オーバーのように見えますが。
絶対ダメというわけでもないので本当に書き方次第です。
それでも躓きそうな箇所を指摘するならですが。

#1『冒頭:生まれた時点で遺伝子診断→→→
彼らは現実の中で学校に通いながら対等な友情を築いていた。』

冒頭ここは説明になっているので話の立ち上がりが遅くなっています。
よく冒頭は事件を転がせと言われるように、事件から始めてもいい。
でもまぁ何かが起きそうという雰囲気が作れているのでもOKなので。
修正するかどうかは趣味です。

#2『一時期の平穏を経て自警団のメンバーがついに憲兵部隊に拉致され行方不明に。』

一時の平穏を経て、という箇所。
ここは大トロを食べずに捨てるくらい勿体ないです。
兵士を一人殺しています精神的なトラウマで日常に戻れないかもしれない。
自警団の気持ちがばらばらになる、疑心暗鬼になる者や対立する者がでてくる。
そのような場面があると必然的に盛り上がるので、順番を入れ替えて。
書き出しで「兵士を一人殺した」から始めてみたり。
一時の平穏を経て、の人間関係を書くところからスタートさせてみるのも一興。

これはそのような選択肢もあるかもしれないという提案です。
どう書くかは趣味です、こうしろああしろというつもりはありません。

#3『レジスタンスの長は一つの提案を持ちかける。』
  『ギガースになった主人公とレジスタンスが研究施設に押し入り政府のギガースと対決し勝利』

レジスタンスが研究施設に押し入り、までやってしまうと
「俺が友達を助ける話→→→レジスタンスの駒として政府と戦う」
と被ってくるので、このあたりは内容を詰め込み過ぎで消化しきれないかもしれません。

レジスタンスの長、とせずに個人的に手術してくれるAさんなどとしてみる。
ギガースになった主人公が単独で研究施設に押し入る。
Aさんとレジスタンスを結び付けたければ、
今回は伏線として書いて次回以降の第二話? で話を作ってみては。

#4『武藤零示 本作の主人公 18歳』

このプロットを見ただけで、その後にどの様な構想があるかなどは分からないのですが。
18歳にするなら大学生のくだりがあってもいい。
今のように何も書かれていないのであれば、
中学1年~高校2年くらいの範囲でもいいかなと。
18歳はちょっと年齢が高めかな、と思いました。

ーーーーーー

まとめ
『自分で読み返した際にどこか陳腐に感じてしまいました。』
陳腐に感じてしまうのはドラマが弱いかなといった感じです。

自警団結成
泣き叫ぶ女性と引きずり回す兵士が二人
兵士を一人殺す……etc.

ドラマはあって、それら順番に並べることができるだけでもすごいことで。
『政府のギガースと対決し勝利。意識不明となった仲間と抱えながら夜の街へと消える。』
多くの方は決着まで作れないのが普通ですが、これはそこが出来ている!
最後まで書けている点はポイントが高いです。

陳腐については、もっとドラマを強く感じさせる方法がたくさんあるので、もし興味があれば流行っているヒーローものアニメや漫画や小説などを参考にしてみるのも、良いと思います。

スレッド: タイトル未定 ダークヒーロー誕生話

カテゴリー: なろう系ラノベ(大人オタク向け)

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元記事:5人の透明人間

まだ、話は固まってはいませんが、よろしくお願いします。一緒にかいてください。

上記の回答(5人の透明人間の返信)

投稿者 ドラコン : 0 投稿日時:

 ドラコンと申します。プロットを拝見しました。プロットは簡潔に書くことが推奨されてはいます。ですが、ダンボさんのこのプロットはあまりにも情報が少な過ぎます。「ストーリー」「キャラ」「設定」のうち、どれか一つでも、もう少し煮詰められませんか。

スレッド: 5人の透明人間

カテゴリー: なろう系ラノベ(大人オタク向け)

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元記事:エンドレス・ラグナロク

 はじめまして。六道一真と申します。  この度はこちらにて、プロットの相談をご依頼させていただきました。  あくまで設… 続き読む

上記の回答(エンドレス・ラグナロクの返信)

投稿者 s.s : 0 投稿日時:

恐縮ながら私見を述べさせていただきます。
まぁ、あらすじだけを読んだ評価だと、中二病ノート進化版的な印象を受けました。
設定なんかも、どこかで見たやつの寄せ集めと言った感じがします。しかし、話自体が普通でも戦闘シーンの迫力や伏線、その他諸々がうまければ、普通に名作にも昇華される可能性を秘めてるあらすじだと思いました。
では、質問に回答していこうと思いますが、まず、設定とおおあじのあらすじのみを聞かされても面白いかどうか、判断はしかねます。設定を物語中に活かすことができれば面白いと思いますし、活かせなければつまらないと評するでしょう。
次に神英霊装ですが、私はFateは見たことないので意見は控えます。この設定は仮面ライダーゴーストの設定にすごく似てると思いました。と言うかほぼ同じ。
これに関して、悪いと言いませんが、かと言って良いとも言えません。この作品は全体的に普通と言うか、色んな創作物の寄せ集めという感じがしました。
しかし、何度も言いますが、伏線や戦闘シーンの迫力、演出や地の文の秀逸さ、その他にも魅力的なキャラクターやカタルシスを感じさせる展開など、細部に神を宿らせれば、面白い作品になると思いますので、頑張ってください。
何かのお役に立てれば幸いです。

スレッド: エンドレス・ラグナロク

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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