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鬼嫁ガタリの返信

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鬼嫁ガタリ(元記事)

はじめまして、灯(ともしび)といいます。人間×人外のラブコメ第1話としてプロットを作りました。まともにプロットを組み立てたのは初めてでいろいろと欠点あるかと思います。ご意見やアドバイスどうかお願いします。

鬼嫁ガタリの返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 1

シンプルなラブコメボーイミーツガールではあるものの、物語の芯になる設定が出来ていないか伏せられているので、面白味を感じるまでには至ってないかなと思う。

例えば、ぱっと思い浮かんだ妖怪モノ「夏目友人帳」で言うと、妖怪にしか友達がいなかった祖母の「友人帳」を見つけた主人公が、その「友人帳」に振り回されるって内容なんだけど、主人公が妖怪に襲われるのも、誘拐されるのも、あるいは守られたり感謝されたりするのも、「妖怪の名前が書かれている友人帳」を持っているがために巻き起こる。
主人公がやや人間不信だったり化け猫に守られたり(御作で言うところの鬼の嫁と一緒に暮らすことになるといった感じの)そうしたコンセプトアート的な雰囲気とは別に、あるいはその中心に、芯になる設定「友人帳」があるため、妖怪に関する全ての展開がスッと腑に落ちる形になっている。
御作の場合、そうした芯が作られていないように思えるので、単に「鬼嫁がきた」そしていきなり「拐われた」と展開して、まあ妖怪がいる世界なら人を食うために拐うこともあるだろうが、こういった部分がフワッと設定されているのでいまいち展開に没入できない。
なので、ふんふん、と展開を追って読んでいたらそのまま終わった、という印象。

個人的には、「嫁になる」って約束は、いったん置いといて、「約束通り主人公を貰いに来た」としたほうが良いのではないかなと思う。
童話とかの昔話にありそうな、「鬼が何らかの約束と引き換えに年頃になった娘を貰いに来る」というヤツの逆男女パターン。
すると問題はその「約束」とは何かってことだけど、そこで別の妖怪に主人公は拐われて、妖怪は言う。「不思議な人間じゃの。人のくせに鬼の匂いがして喰う気が失せる。じゃが、どうにも美味そうじゃ、不思議じゃ。不思議じゃのう」。
鬼の匂いは日に日に薄くなっていて、美味しそうな匂いが日に日に増してくる。そこに鬼嫁が来たものだから、取られまいと妖怪は強行に出た。
助けに来た鬼嫁は「主人公には十数年前に我が先に唾つけた。いまさら小物妖怪にくれてやるものか」と主人公を取り返すわけだけど、主人公はそれまでの流れから鬼嫁も自分を喰うつもりだと感じて警戒する。
そこで鬼嫁は言う。「約束を忘れたか。お、お嫁さんにしてあげると、言ったじゃないか!」
鬼嫁は、ようは鬼子母神みたいなもので、主人公は幼少の頃この世のものじゃない何かが見えていて両親は超困ってて、それを何とかしようと地元の山にある小さな祠に参拝に行ったら、以来主人公は変なものを一切見ないようになった。
それは鬼嫁が強い呪をかけてその鬼の呪の邪気を避けて雑魚妖怪が主人公に近寄らなかっただけで、呪の効力は年々薄くなり、無くなる頃に主人公の体質に当てられた妖怪が主人公をさらうことになった。
最初、鬼嫁は主人公の夢の中に出てこの事を伝え、「お前が年頃になるまでは呪も持とう。対価はお前自身。呪が切れた頃に、お前を貰いに行くぞ」と脅しをかけた。ところが幼少の主人公は屈託ない笑顔で「うん。待ってる! お嫁さんにしてあげる!」と、「貰いに行く」を「お嫁さんにして」と誤解して返答し、鬼嫁は嫁として主人公宅を尋ねることになる。
そもそも鬼の呪が切れたら主人公は相変わらず妖怪を引き寄せまくる体質になるので、再度呪をかけてもらうか呪の大本である鬼嫁と一緒にいるかになる。
そんで、第一話とあるので、まあ、これが今後ハーレム展開的なラブコメになるんであれば、「妖怪を引きつける」という設定が「土蜘蛛(何故か美少女)」を引き寄せた、とか「自称霊媒師の美少女が主人公のヤバさに気が付かず近づいて」とかって展開に出来るね。

まあ、ちょっと妄想が暴走した感あるけど、ようは私が出した作例では「妖怪を引き寄せる体質」というのが話の芯、中心、核、あるいは「こっから話を発展させられる種や素」といったモノ、になるけども、こういった芯をちゃんと想定し、それは第一話からちゃんと読者に印象づけたほうが良いと思います。
繰り返し、この作例はあくまで例であって「妖怪を引きつける体質にしたほうがいいよ!」って話じゃないのは気をつけてください。
「鬼嫁ガタリ」だから、ハーレムラブコメじゃなく、鬼嫁と主人公のまったり生活ラブコメな感じだとすると、鬼嫁の設定が若干弱いかもしれないなと思う。
タイトルからするとまったり系な感じだけど、参考タイトルからするとハーレムドタバタ系っぽいから、ちょっとよーわからん。

あと気になるのは、「鬼嫁」とタイトルにあって、たしかに「鬼」の「嫁」が来た話だけど、この鬼嫁のキャラは別に恐妻という意味での鬼嫁ではないよね。
二重に意味が掛かってるわけではないから、語呂はいいんだけどタイトル先行で見切り発車してる感がある。

長所。良かった点

主人公が強面で鬼っぽいけど、本物の鬼は美人の嫁ってのが絵的に面白いんだけど、小説は絵がないから、それをどう文章で物語で表現出来るのかってのがあればもっと良かった。
あと、たぶん想定はしてると思うんだけど、主人公は周囲から恐れられていて、恐れられすぎて女性からもモテない、という念押しがあるといいかな。
というのも、
そんな息子のところに美少女が来たら、母親なら、正直、女っ気がなさすぎて心配してるだろうから、例え鬼だろうと笑顔で迎えることに違和感がない。
母親が鬼嫁を歓迎してるのは性格由来の理由付けをしているけど、そうでなくとも母親が鬼嫁を歓迎する理由は十分な状態になってると思うので、性格以外の側面からも読者を納得させやすいと思う。

正直、全体的に割とシンプルというかオーソドックスなんだけど形自体はすごく良くて、キャラクターも良いと思う。
けど、アラがけっこうあって、それぞれ一番大事な部分が考えられてないような感じで抜けが多い。
それについては指摘してきたけど、逆を言えば形自体は良くて、文章次第ではサクッと読める読み物としてストレスなくあっさり読めるんじゃないかなと思う。

良かった要素

ストーリー

スレッド: 鬼嫁ガタリ

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