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みんな夢雪割草が咲いたのね
鷹女

このまま雪が降らずに春の日差しが続けば、柳瀬川の土手には蕗の薹が頭を出すでしょう

季語

蕗の薹
ふきのとう
ふきのたう

例句

にがにがしいつまで嵐ふきの塔/宗鑑

うかれ出つ蕗の薹もぐ朧月/言水

蕾とはなれもしらづよ蕗のたう/蕪村

うす雪を透いて緑や蕗の薹/石鼎

つくばひに蕗の薹のせて忘れけり/みどり女

蕗の薹おもひおもひの夕汽笛/汀女

蕗の薹やや甘めなる母の味/悠

俳人紹介

ミツハシタカジョ
三橋鷹女
1899~1972
代表作

この樹のぼらば鬼女となるべし夕紅葉

すみれ摘むさみしき性を知られけり

蝶とべり飛べよとおもふ掌の菫

折りあげて一つは淋し紙雛

惜春やことば少なき夫とゐて

感動の一句を教えてください。

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スレ主 一本勝負の悠 : 0 70代以上 男性 投稿日時:

初空や大悪人虚子の頭上に

高浜虚子

明治七年愛媛県松山に生まれる。

第二高等学校を中退、正岡子規に兄事して俳句を始めた。
松山で創刊されたホトトギスを東京で発行する。
初め小説家を志すが、俳句一本に転向、のちに俳句界に君臨した。

句集「五百句」「六百五十句」などの他に俳論書など多数あり。

勝負の一

物どもを叱咤して去る秋の風
22才

秋の風/を擬人化した句で、秋の風は台風または野分のこと。
物どもは者どものことで、地上の草木や動物や人間を言う。
台風(自然)の大いなる力を句のメッセージとする雄渾な一句である。

他に
風が吹く仏来給ふけはひあり

怒涛岩を噛む我を神かと朧の夜

海に入りて生れかはらう朧月

菫程な小さき人に生れたし

酌婦来る灯取虫より汚きが

春風や闘志いだきて丘に立つ

等々、若き日の精神の激しい振幅を示す作品が多く見られる。

今日の一句

人の恋めんだうなりと猫の恋

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 感動の一句をどうぞ。

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