俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の25ページ目

「終演の目にも眩しき躑躅かな」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 終演の目にも眩しき躑躅かな

こんばんは。貴句、拝読しました。

最初は私もあらちゃんさんの様に読み解きましたが、「待てよ。もしかして音楽ライヴやファン感謝祭の様なイベントの終演だとしたら、ペンライトや舞台の光でまだ目が眩しいけど、日光に照らされている躑躅は自然な輝きに見えた事の対比なのかもしれないし、躑躅の色と演者達の服の色が似ていて、演者達の姿がダブッて見えて眩しく思えたのかな? これは作者コメントを見るまでは正直分からない」と思いました。

作者コメントを拝見した限り、ベタな例ですけど、例えば以下の様に詠んでもいいのかなという気が致しました。

・終演の帰路の吾の目の躑躅かな(終演後すぐに帰る場合。略意:他のファンはどうか知らないけど、私の目には躑躅が留まった)
・終演の感に新たに躑躅かな(終演後すぐに帰らない、又は寄り道する場合。略意:終演の余韻に浸っていると、見えた躑躅の美しさに新たに心を動かされる)

いかがでしょうか?

点数: 0

「カーテンに透ける蝶々影法師」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: カーテンに透ける蝶々影法師

こんばんは。いつもお世話になっております。
貴句、拝読しました。

カーテン、蝶々、影法師の関連性をどの様に読み解けば作者に寄り添えるのかを考えましたが、難しくて、意図に辿り着けませんでした。

「蝶々なので影法師そのままの意味ではお使いにならないでしょうから、他の意味で捉えるのが妥当な所でしょうけど、蝶が鏡や水面に映った事を影法師と表現なさっているとなるとカーテンの存在と矛盾するのでこれも違う。
残るのは影絵。だとすると演劇かその類の舞台の様子を描いたのかもしれないけど、ご自宅の可能性も無くは無い。これを読み解ける自信は私には正直無いな」と思いました。

もう少し読み解くヒントがあれば…、と私は思いましたが、それは読者の欲張りでしょうか?

点数: 0

「色剥げる昭和の遊具花の屑」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 色剥げる昭和の遊具花の屑

こんばんは。いつもお世話になっております。
貴句、拝読しました。

「剥げる」という単語自体に「色が薄くなる。褪せる」、「表面を覆っていたものが取れる」という意味がありますので、「色」は書かなくても読者に伝わると思います。
又、場所が公園ですので、私なら「花の屑」で先に散って公園の地面に落ちた桜の映像とある種の寂しさを出してから、最後に色褪せても残っている遊具の姿で句を閉めたいと思いました。

・花の屑剥げし昭和の遊具なほ

意図なさってた所と違っていたら申し訳ありません。

点数: 1

「始業ベル走る校庭桜しべ」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 始業ベル走る校庭桜しべ

こんばんは。貴句、拝読しました。

先輩の皆さんが既にお書きですが、誤解が無い様に一応念の為。

三段切れはダメだと皆さん仰られている訳ではありません。
江戸時代の俳人である山口素堂の有名な俳句「目には青葉山ほととぎす初鰹」は三段切れ、且つ季語3つの季重なりです。

又、もしダメならば、拙句の以下の2つが三段切れですので三段切れを解決を主にする様な添削が入る筈なのですが、入っておりません。

窓の外ながめしとしと散らぬ花
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/24848

増す陽気おむつ卒業パンツの夜
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/24625
↑これは季語に対して「力が弱いのではないか?」という点から幾つもの添削が入っており、結果として添削句は三段切れが解決されておりますが、三段切れにそのものについての指摘は少数でした。

繰り返しますが、ダメなのではなく「成功させるのが難しい技術である」と先輩方はご存知なのです。「1つの光景や感情を描き出したいけど、三段切れにしないと誤読されたり読者を迷わせてしまう危険性が高い」様な場合、避けようが無いので仕方なく使う、という感じ、でしょうかね。
擬人化、比喩、季重なり・季違い、動詞の多用についても同じですが、ご自身の心に嘘をついてまでそれらをタブー視するのも又、良くないですし。

さて、前置きが長くなりましたが本題です。

「桜蘂」という季語については、どちらかというと儚さ等の印象を読者は抱くので、季語を変えるのは一案としてあるのではないかと私は思いました。
作者コメントだけでは誰が遅刻したのか、1人なのか複数人なのか、小学校、中学校等のどの位か分かりませんけども、取り敢えず提案句。

・朝東風(あさごち)の駆け込む子らに始業ベル(遅刻したのが児童・生徒の想定)
・春眠の教師の遅刻始業ベル(遅刻したのが教師の想定)

1点アドバイス。
上達する上では失敗は避けられません。先輩方も何度も失敗なされてはそこから学び取り、糧になさって現在に至っておられる訳です。その際、添削においては「この句で作者が何を伝えたいのか?」を具体的に詳細にお書きになりませんと、添削ではなく改作しかできなくなります。作者コメントと句にどれ程の乖離があるのか判断できませんからね。
又、作者コメントをご自身でしっかりお書きになりますと、作者コメントの要約が句として成立しているか?という観点を持てる様になっていく訳です。

以上、長文失礼致しました。一緒に励みましょう。

点数: 2

「少年の潰す皰や麦青む」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 少年の潰す皰や麦青む

こんばんは。お世話になっております。
拙句「朧月いろは寝れども犬、こむぎ」へのコメントありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/24906

メップル、ミップル、ココ、ナッツ、ミルク。
またこれは懐かしいキャラクターをお出しなさいましたね。
ホンワカ致しました(^_^)

どきこさんの鑑賞力が低いだなんて、またまた~。
そこまで御謙遜なさらなくても。

最近でしょうかね? 私もここへお邪魔してまだ1ヵ月経ちませんが、何人かの新人の方が来られてますので、この句は「お孫さん、娘さんと一緒にテレビをご覧の方」を想定し、多数の方から「分かるかこんなモン!」というお叱りをワザと受けて、「あ、コイツ皆から批判されてやがる。アイツがボコボコにされてるんだから、自分達はああならない様に気をつけよう」と思っていただく事ができれば目的達成です。

又、拙句をご覧になって少しでも楽しめる方が少しでもいらっしゃったり、お孫さんやお子さんに、「『わんだふるぷりきゅあ!』って知ってる? 教えて」の様な問い掛けから家庭内で会話が少しでも弾ませる事ができたなら、それはそれで結果オーライかな、位に思っております。

もちろん、詠んでこちらへ投句するからには、例え全く伝わらなくても推敲は真面目に致します。

今後とも、よろしくお願い致します。

点数: 1

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