俳句添削道場(投句と批評)

ヨミビトシラズさんの添削最新の投稿順の5ページ目

「十六夜や封ができないラブレター」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 十六夜や封ができないラブレター

「十六夜」のキーワードの一つは「ためらう」なので、句景に対する季語の選定は問題ないと思います。ただ、「封ができないラブレター」の段階で既に「ためらう」という雰囲気は十分出ているので、ちょっと語が近い気も。
このままで十分優れた句だとは思いますが、敢えて添削案を挙げるなら、もう少しだけ冒険して

十六夜や月光を待つラブレター
十六夜や月の出を待つラブレター

辺りでどうでしょうか。

「月光を待つ=(引き出しの奥などで)陽の目を見るのを待つ=出される時を待つ」の意味です。……これはこれで近いかな?(^_^;)
「ためらう=出したいけど出せない」をもう少し強調するなら、

十六夜を抱えて眠るラブレター

とか。……大袈裟かな?

すみません……色々考えたけど、やはり元の句のままが一番シンプルで良いような気もします(>_<)私の句は、参考程度に。

点数: 2

「似合わぬと君に幸あれ狸の子」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 似合わぬと君に幸あれ狸の子

第一感の感想は「よく分からない句」。「狸の子」が比喩なのか本物なのかでも大きく読みが分かれそうだし、「似合わぬ」の読み(発せられた言葉なのか、あるいは思った事なのか。また、誰がどんな人や事柄に対して発せられた(or思った)言葉なのか)も様々あって読みに困る。

ただ……この句を見ていたら、昔、国語の教科書か紙芝居か何かで聞いた話を思い出していた。その話とは、

「狸の娘が「町へ行きたい」と言うので、狸のお母さんが変身の術を娘に使い、娘を人間の女の子の姿にする。しかし、「この術はくしゃみをすると解けてしまうので、夕方になって寒くなる前に帰ってくるように」と母から念を押される。
町に出た狸の娘は、同じ年頃の男の子と知り合い、一緒に町を回ったり遊んだりして過ごす。しかし、やがて夕方になり、「そろそろ家へ帰らなくちゃ」と言った女の子を、男の子は山の麓まで自転車で送る事にする。
だが、自転車の荷台に乗った女の子は、山に着くまでに我慢できずにくしゃみをして、狸の姿に戻ってしまう。しかし、男の子はそれに気付かずに自転車を走らせ続けた」

……というお話。可愛い・微笑ましい話とも読めるが、ちょっとした悲恋の話とも読める。
この物語にどこか近い物を、この句からは感じました。即ち、「この女の子の事を間近で見ていたら、私はきっとこんな感想を持っただろうな」……と。

点数: 1

「行く年や誤答の数の多にけり」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 行く年や誤答の数の多にけり

下五で文法的な接続不全が起こっていますが、その辺は慈雨さんが書いて下さっているので割愛します。
句意が微妙にズレますが、必要最小限の修正を加えるなら

行く年や誤答の数の増えにけり

辺りが妥当かもしれません。
句景その他には問題は見当たりません。私もそれなりの歳ですが、歳を取るのは辛い(or切ない)ものですね。

点数: 2

「冬ざれや天球を負ふ肩の骨」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 冬ざれや天球を負ふ肩の骨

ちょっとマイナーなネタかもしれないから、俳句にして大丈夫かな……と思ったが、googleで「天球を負う」と入れただけでアトラース(=アトラス)が出てきたから、話題としては多分問題ないと思います。
着眼点が非常に良く、季語を抜いた「天球を負ふ肩の骨(≒筋肉)」だけで、既に俳句として完成してます。この場合、季語は(ある程度)何を入れても句として成立しますが、「冬ざれ」だとアトラスの置かれた厳しい状況が引き立ちます。ここも問題なし。

余談ですが、季語以外の十二音だけで俳句として完成している(=句景と詩情を十分に確保できている)句を、私は「十二音俳句」と呼んでいます。

秋朝やバタにフォークの穴四つ(村上健志・フルポン村上)

この類の句は、季語がある程度動く(他の季語を入れても成立する)事が多いですが、非常に安定性が高くて強力な句である事が多いです。「俳句というのは季語を引き立ててナンボ」という考え方もあるようですが……私個人としては、季語が不要なくらい強力な十二音を発見した書き手に敬意を表したいです。

点数: 1

「安寧を重ねし樅の白さかな」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 安寧を重ねし樅の白さかな

第一感で「樅」を冬の季語だと思ってしまっていた私は、説明っぽい「安寧」を言い換えて

幾年(いくとせ)を重ねて樅の白さかな

という修正案を考えましたが、まさか「安寧」が季語で「樅」が季語でなかったなんて初めて知りました。

「安寧」が季語かどうかは少し微妙なようですが、仮にそうであったとして修正案を考えると、

安寧を重ねて白き樅曽かな

くらいでしょうか。ただ、この場合はやったとしてもほとんど誤差レベルの修正でしかないので、原句のままでも良いかもしれません。
なお、樅曽(もみそ)は樅の別名です。

点数: 1

ヨミビトシラズさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

訪ね来てチャイム鳴らさぬ雪だるま

回答数 : 4

投稿日時:

ままならぬ業務連絡雪五尺

回答数 : 1

投稿日時:

呼び鈴を鳴らさずに立つ雪だるま

回答数 : 15

投稿日時:

商店の温き静謐日の始

回答数 : 14

投稿日時:

大晦日吐息の響く昼の空

回答数 : 7

投稿日時:

ヨミビトシラズさんの添削依頼2ページ以降を見る

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かくれんぼ隠れつかれて春夕焼け

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木の芽喰む山羊のお乳の仄甘し

作者名 三日酔いの防人 回答数 : 4

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