俳句添削道場(投句と批評)

ヨミビトシラズさんの添削最新の投稿順の7ページ目

「やすらかな遺骸の我へ冬薔薇」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: やすらかな遺骸の我へ冬薔薇

こういうタイプの句は嫌いじゃないです。視点や立場が斬新なので、面白さがある。
しかし……景があまりにも完成され過ぎていて、読み手が景を想像する余地が少なくなっている。この点、句としての味わいはかえって薄くなっているかも。

遺骸(=書き手)の感情を直接的に説明しているようにも見える「やすらかな」が最大のネック。もう少し客観的な描写にして、

まだ温き遺骸の我へ冬薔薇
まだ温き我の遺骸へ冬薔薇
(注:上の句の場合、語の組み合わせの関係で「遺骸」は比喩として読まれる可能性がある。下の句なら、多分大丈夫)

辺りにするか、あるいは「上五/中七下五」の形にして

野辺の果て遺骸の我へ冬薔薇
日溜まりや遺骸の我へ冬薔薇

として、別の状況や景を合わせるか。……まだまだ、色々と改造の余地はありそうです。

あ、それから……「遺骸」はインパクトのある語なので、語順を入れ換えて

冬薔薇抱(いだ)いて還る吾の遺骸

などとすれば、インパクトは最大限になりますよ。

点数: 3

「くぐりゆく珈琲の香や年の暮」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: くぐりゆく珈琲の香や年の暮

「年の暮といっても、別に大した事をやるわけではない。ただ、いつもと同じように(or忙しくて普段はできない)喫茶店に行って、珈琲の香りを浴びてくる……それだけで十分さ」みたいな呟きが聞こえて来そうな句。句景としては悪くないと思いますし、描写も致命的な所はありません。

ただ、この句にはもう一つ、「年末でゆっくりしたいのに喫茶店のバイトが入ってしまってどうにもならない」や「喫茶店の珈琲の香りを横目に商店街を歩く」みたいな読みができなくもないので、その辺の主観の立ち位置(客なのか店員なのか、自宅なのか喫茶店なのか道なのか)がもう少しはっきりしていると良いかも。
「くぐりゆく珈琲の香」という表現は好きですが、ひょっとしたら他に入れておくべき情報があるかもしれません。私の取り越し苦労かもしれませんが……(^_^;)

点数: 2

「威勢よき出前の声や晦日蕎麦」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 威勢よき出前の声や晦日蕎麦

何の違和感も無い句。違和感が無さすぎて、むしろ「年越し蕎麦の出前ばかりして疲れているだろうから、出前の声はむしろ小さかったり嗄れていたりするんじゃないの?」という変な勘繰りまで思い浮かぶ始末(^_^;)やれやれ……(-_-;)
比較的ありふれた景かもしれませんが、「出前の声」の気付きが良く、素直に良い句だと思います。

点数: 1

「年惜しむ鞄の底の処方箋」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 年惜しむ鞄の底の処方箋

第一感では非常に違和感のある句。理論的にやや非現実的な景だと思った。

私もよく薬を貰う身だから分かるのだが、普通、調剤薬局は病院のすぐ近くにある事が多い。また、病院を出たらすぐに調剤薬局に向かって薬をもらう事が非常に多い。なのに……

なんで、処方箋が鞄の底に沈んでいなきゃいけないんだろう?

処方箋は薬局に行ったら直ちに使う物だから、普通は手に持ったまま薬局に向かうか、さもなきゃ服の内ポケットにでも入れていくはずだろう?鞄に入れるとしても、底に沈むまで放ったらかしになる事なんてあるのか?

……まあ……「忙しくて薬屋で並ぶ時間が無いから、処方箋だけもらって後日薬だけ取りに行く」というパターンもあるだろうから、絶対にあり得ない景だとは言えないけど……その場合、季語は「年惜しむ」よりも「師走(=何かと忙しい)」等の方が分かりやすいかも。

点数: 2

「年暮るる駅に佇む異邦人」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 年暮るる駅に佇む異邦人

「駅に佇む異邦人」という十二音がとても面白いと思う。「年の瀬のどこか寂しさを感じる時期に、故郷を遠く離れて一人ぼっちで佇んでいる(=寂しさを感じているであろう)人がいる」という景なので、書き手の狙いがはっきり見えすぎている気がして気にならなくはないが……「年暮れる」からスタートしてこの十二音を引っ張って来れたのならば、それはすごいと思う。

……いや……仮に「駅に佇む異邦人」を現実に見たとしても、私だったら拾えていないような気がするから……もしも十二音からスタートしてこの句ができていたとしても、この句はすごい句だと思う。うん。

点数: 2

ヨミビトシラズさんの俳句添削依頼

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回答数 : 14

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大晦日吐息の響く昼の空

回答数 : 7

投稿日時:

ヨミビトシラズさんの添削依頼2ページ以降を見る

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