俳句添削道場(投句と批評)

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安寧を重ねし樅の白さかな

作者 晩乃  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

樅→もみ
季語:「安寧」冬の別称

こんなに観念的な季語があるのかと驚きましたが、広辞苑のそれとは意味が違うのですね。一応、どちらの意味でも通じるように努力はしました。他に面白い季語があれば教えてください。

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「安寧を重ねし樅の白さかな」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

第一感で「樅」を冬の季語だと思ってしまっていた私は、説明っぽい「安寧」を言い換えて

幾年(いくとせ)を重ねて樅の白さかな

という修正案を考えましたが、まさか「安寧」が季語で「樅」が季語でなかったなんて初めて知りました。

「安寧」が季語かどうかは少し微妙なようですが、仮にそうであったとして修正案を考えると、

安寧を重ねて白き樅曽かな

くらいでしょうか。ただ、この場合はやったとしてもほとんど誤差レベルの修正でしかないので、原句のままでも良いかもしれません。
なお、樅曽(もみそ)は樅の別名です。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「安寧を重ねし樅の白さかな」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

晩乃さんこんにちは。
私の歳時記には「安寧」は載っておりませんでした。
どこで調べられたのですか?
私が斡旋するならば、

玄冬を重ねし樅の白さかな

これは元句の季語を変えた形です。
もう一丁ひねって、

玄冬を重ねし樅の影深し

なんてのも浮かびました。
お気に召すか分かりませんが、一応置かせてください。

点数: 2

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「安寧を重ねし樅の白さかな」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

晩乃さま、こんにちは。
安寧って季語なんですか?知りませんでした…私の手元の歳時記には記載がなく。
(ネットでは以下のサイトに記載がりましたが、信憑性に乏しいサイトなので確定できませんでした)
https://ouchidehaiku.com/contents/355241

載っている歳時記もあるかもしれないので、ひとまず季語として鑑賞させていただきます。
〇「冬」を「安寧」と言い換える必然性がどこにあるか、はまず気になりました。

〇「安寧を重ねし」、つまり何度も冬を超えてきたと。ただ、じゃあ今の季節がいつなのかと言うと、はっきりしない気がします。もしかしたら夏かもしれないわけで、過去の存在としての季語はやはり力が弱いような気がします。

・また冬の深みて樅の白さかな(季語:冬深む)
ただ、樅の幹が白いということか、それとも雪が降っているということかで迷うかもしれません。
・また冬の深みて樅の幹白し
・千歳経し樅を飾らふ雪の花(季語:雪の花)
とか?上手くないかもしれませんが…。

またよろしくお願いいたします。

点数: 2

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「安寧を重ねし樅の白さかな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

慈雨様からも出ている「おウチde俳句くらぶ」の「俳句季語辞典」
こちら、「歳時記」として使うには信頼性が乏しく、
夏井いつき先生が注意してあきらかに季語ではないものの削除を指示したり、
『なお、季語の選定・採用含め、夏井いつき先生は一切関与しておりません。
 朝日出版社の責任下で収録・サービス提供しておりますのでご了承ください。』
というお断り文書を入れさせたりするなど、若干、ネット俳人を困らせている代物です。
例句(つまり過去句の実例)の掲載もなく、
私も単語の参考程度に使っていますが、歳時記としては使っておりません。

ネットでは「安寧」以下の情報も出てきます。
「安寧」
② 冬の別名。《 季語・冬 》
[初出の実例]「安寧」(出典:俳諧・俳諧小筌‐冬(1794))
[その他の文献]〔爾雅‐釈天〕
引用:コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%AE%89%E5%AF%A7-429657

ということで「安寧」=「冬」という意味で使われていた、という過去はあるようです。が、どのように使われたか和文・漢文含め実例がやはり見つかりませんでした。
(余談ですが、歳時記以外の辞書・辞典の類の「季語」表記については、過去にかなりおかしなものがあった経験があり、私は信用しておりません)

このような単語を「季語」として使うかどうか?受け手はどう判断するか?
こういうケース、いくつか分岐的に思うところがありまして、

①作者がこの単語を使った意図
 A.季語と信じている。疑ってない
 B.季語と認められない可能性を含むチャレンジの句。新しい季語の発掘。
 C.よく調べていない。なんとなく。
今回はAのようですね。

②Aの場合、どこまで「信頼できる情報」か
 D.俳人が編集に関わっており、名前も出している歳時記
 E.俳人の関わっていない歳時記
 F.歳時記のようななにか(書籍・辞書など)
 G.信頼できる俳人が「季語とみなしていい」と発言した
 H.どこの誰とも知らない人が「季語」と言っていたという情報(Yahoo知恵袋や、個人のブログなどでありがち)

ここ、実はFじゃないかな・・?と思うのですが、どうでしょう?
このあたり、今後の作句に関わりますので、晩乃さまは整理されてもよいと思います。

③で、句の受け手が「安寧」を季語として認める場合
 I.「成立している独立した季語」とみなすか
 J.今後一般的な歳時記に掲載される可能性のある「チャレンジの季語」と見るか
 K.冬の異称のため「冬の傍題」とみなすか
 L.「今回は例外的に季語とみなす」とするか
 M.その他

こんな感じでしょうか。今回の経緯を考えると、ある程度季語を扱っている俳人にはKとみなされることが多いと思います。
なので「わざわざ「レアな傍題」を使う理由について」という目線でコメントされがち、になりそうです。
晩乃さまはIJK、そこまで深く考えずに使った感じはしますね。

上記をふまえて、句の内容については、あらちゃん様、慈雨様と似たような感想を持ちました。長くなりましたので省略させてください。

点数: 2

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「安寧を重ねし樅の白さかな」の批評

回答者 佐竹裕二

句の評価:
★★★★★

晩乃様
御句、静謐な、平和なこのまま持っていかれそうな、お句ですね。私も詠んでみました。『樅の木やトムテの宿る白き道』トムテとは北欧の妖精です。更にファンタジー感出ましたかね…
それから添削ありがとうございます。晩乃様の提案句、湯気に隠れる妻の顔、もいいですね。幸せ感、アップしたかな、
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

点数: 1

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添削対象の句『安寧を重ねし樅の白さかな』 作者: 晩乃
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