俳句添削道場(投句と批評)
ヨミビトシラズさんのランク: 師匠5段 合計点: 132

ヨミビトシラズさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

寒雀戯れし虚ろなぬいぐるみ

回答数 : 4

投稿日時:

寒雀戯れる路傍のぬいぐるみ

回答数 : 2

投稿日時:

ままならぬ業務連絡雪五尺

回答数 : 4

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訪ね来てチャイム鳴らさぬ雪だるま

回答数 : 5

投稿日時:

呼び鈴を鳴らさずに立つ雪だるま

回答数 : 15

投稿日時:

ヨミビトシラズさんの添削

「胸打つけ癒えずに待つの春遠し」の批評

添削した俳句: 胸打つけ癒えずに待つの春遠し

季語を抜いても、用言が3つ(ぶつける・癒える・待つ)……個人的には完全にアウト(*_*)
用言は、使えば使うほど句が説明っぽくなります。

治らない胸の打撲や春遠し
三度目の胸の打撲や春遠し
またしても胸の打撲か春遠し
春遠し何でこんなに怪我多い

この程度で十分かと。

点数: 2

「客引きの口をつぐめる夜火事よ」の批評

添削した俳句: 客引きの口をつぐめる夜火事よ

軽い違和感が2つ。

1つは、「口を噤(つぐ)む」の用法。ネットで調べると、単に「黙る・口を閉じて発言しない・話すのを止める」とだけあるので、用法的には間違っていないと思います。が、一般的には「都合の悪い事を聞かれて黙り込む」という時に使われるのが大部分なので、このイメージを持っている人がこの句を読んだら違和感を感じるかも。

もう1つは、(微妙に)説明っぽい所。「夜の火事を見た客引きが黙りこんだ」という事象を「夜の火事が客引きを黙らせた」とまで言ってしまうと、説得力こそあるものの、表現としてはちょっと強引で説明っぽく感じる。

客引きの静まり返る夜の火事
客引きは一様に黙(もだ)夜の火事

「客引きが黙る+夜の火事」の組み合わせには、説得力もインパクトも既に十分あります。変に押さずに、そのまま並べておけば良いと思いますよ(^_^)

点数: 2

「雀来てふくら雀となりにけり」の批評

添削した俳句: 雀来てふくら雀となりにけり

≫ふくら雀が来るのではなく雀が来てふくら雀になるのです

調べたところ、雀は地面に止まって休んでいる時は羽を膨らませて温かくしているようですが、飛んでいる時の羽は普通の形状をしている(スリムな状態になっている)ようです。
まあ、理屈で考えれば分かります……飛んでいる時から「ふくら雀」の状態だったら、空気抵抗をモロに受けてしまい、マトモに飛べるはずがありませんから(*_*)

故に、「ふくら雀(の状態になった雀)が(飛んで)来るのではなく雀が来て(着地してから)ふくら雀になるのです」というのは、正しいと思いますよ。

なお、この句に関しては……あまりにもそのまま過ぎるので、ノーコメントで(^_^;)

点数: 2

「医師からの魔法の言葉只の風邪」の批評

添削した俳句: 医師からの魔法の言葉只の風邪

本来は、

医師からの魔法の言葉「只の風邪」
医師からの魔法の言葉「ただの風邪」

としたいところだが、システム上「」が入力できないから致し方がない。
ただ、ここを除けば色々と興味深い句。

去年の年末、膝がパキパキという音をたてる回数が異常に増え、微妙に痛み(というか、僅かな疼き)も出てきて心配になった私は、近所の整形外科に診て貰う事に。
しかし、レントゲンまで撮って貰ったが、結果は「膝の軟骨も十分残っていますし、問題ありません」との事。薬その他は一切なく、レントゲン代で2000~3000円を払って帰る事になったが、「安心を買うために病院に行った」と思って前向きに考える事にした。

この、「安心を買うために病院に行った」というキーワードを知る私としては、「魔法の言葉」というのは「患者を安心させられる言葉」という意味で読めて、とても前向きな言葉に感じられた。
ただ、一方で……ロクな診察もせずに「只の風邪」と言ってしまう医者もそれなりにいるであろうから、この場合の「魔法の言葉」というのは「患者を体よく遇える言葉(=患者の不安を煽る言葉)」という意味になる。

つまり、読み手によって句の意味が180度変わってくる句です。……面白い句と見るか、それとも不安定な句と見るか?

【PS】
返信が大変遅くなってすみません。雪だるまの句へのコメント、ありがとうございました。

本来の句意その他に関しては、イサクさんのフェンスの句と、ちゃあきさんの叔母より貰いたる風邪の句のコメントに書いてあります。興味がありましたら、是非。

点数: 2

「大棋士の絶えたる後も冬銀河」の批評

添削した俳句: 大棋士の絶えたる後も冬銀河

棒銀一筋、数十年。ほとんどの局において早い段階で一分将棋になるが、一分将棋になってからが非常に強かった。
普通の棋士ならば体力・気力の衰えを感じた段階(大抵は名人戦のB2~C1ランク陥落あたり)でフリークラス宣言(※)をしてセミリタイアをするが、彼は最下級のC2ランクから落ちて引退が確定するその年まで将棋を指し続けた。
肺炎で入院した後も、病室にはエッセイを書くために将棋盤を持ち込んでいたという。本当に、将棋の好きな人であったのであろう。
(※)→「名人戦を戦わない」と宣言する事。名人戦の対局を行わずに済むようになり、時間を他の事に割ける。宣言時の年齢及びランクに基づいて、一定期間経過後に自動的に引退扱いになる

「大棋士の絶えたる」と言うと「将棋界から大棋士がみんないなくなった」というようなニュアンスにも取れるので、

大棋士の果てなき旅路冬銀河
銀将と永遠(とわ)の旅路へ冬銀河
冬銀河最期の一分まで将棋

辺りが良いかも知れない。

【PS】
返信が大変遅れて申し訳ありません。

みつかづさん……雪だるまの句に対する細かい分析、本当にありがとうございます。

正直、文法に関する私の知識は、長年に渡って蓄積された経験に基づく物(=ある種の個人的な直感のような物)が多く、みつかづさんのコメントの内容に匹敵するほどの細かい事を考えて語を選んだ訳ではありません(^_^;)

ですが、結果的には本来予想した句意に近い形での読みが出てきて、少し安心しています。
色々と課題も残っている句のように感じられるので、この後も調整を行うかも知れませんが……ともかく、コメントをありがとうございます。

なお、イサクさんのフェンスの句と、ちゃあきさんの叔母より貰いたる風邪の句に、句意に関するコメントetcを多数残しました。もしよろしければ参考までに。

点数: 1

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