俳句添削道場(投句と批評)

ヨミビトシラズさんの添削最新の投稿順の4ページ目

「ひたすらに嵐過ぎるを待つ聖夜」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: ひたすらに嵐過ぎるを待つ聖夜

添削に関する話は、他の方と被る所が多いので割愛させて頂きます。
私が書きたいのは、この句の読み。「嵐が過ぎるのを待つ」というシチュエーションには色々な景が考えられますが……私が第一感で思い付いたのは、「洋上の嵐」。遠洋船やヨットレースで遭遇する嵐は想像を絶する程激しく、そして孤独です。そんな聖夜を過ごしている人達がいるかも知れないという事を考えると、何とも感慨深い物があります。

点数: 1

「浮浪者といふ人消えて聖夜雨」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 浮浪者といふ人消えて聖夜雨

「浮浪者といふ人消えて」という部分に、人為(外力)を感じるか否かでこの句の読みは大きく変わると思う。
私は第一感では人為抜きで、「かつて、この辺りには浮浪者が数多くいた。しかし、今は何処かへと消えた。彼らは今、何処で何をしているのだろうか。この聖夜の雨は、彼らにとって慈しみの雨なのだろうか。それとも拒絶・否定の雨なのだろうか」などという事を考えていた。
逆に、人為を強く入れて考えると、「かつて、この辺りには浮浪者が数多くいたが、当局の活動などによって全て消し去られた。その後で、全てを洗い流すように聖夜の雨が降っていた」などという風に読めなくもない。

句をどのように読むかは、読み手の自由です。
しかし……句の読みは、読み手の心を映す鏡です。

「複数の読みが考えられる場合は、出来る限り、その俳句にとって良い方の読み方を選べ」というのは、つまりは……そういう事なんだろうと思います。

点数: 1

「凍つ川の沈む小石の波動なり」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 凍つ川の沈む小石の波動なり

「凍つ川」の文法的問題は、他でも取り上げられているので割愛します。
「波動なり」の「なり」は、「~である」と似たような働きを示し、特定の状態を示す時に使われる事が多いように感じる事が多いので、動きに趣のある「波動」に対して使うと相性が悪いかも。余韻のある動きを示すなら「動詞+をり」が一番。
また、「小石の波動」は「石が沈む最中」ではなく「小石が着水した瞬間」に発生するので、「沈む小石」と直接合わせるのは時間軸的に微妙に変。

冬の川小石の波のうねりをり
冬の瀬を弾む小石の波動かな
冬の瀬を沈む小石の残す波
冬の川石の沈みて残る波
冬の川波を残して沈む石

色々と書き方はあると思いますが、微調整が必要なのは確かです。

点数: 1

「縄跳の他は苦手たとへば恋」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 縄跳の他は苦手たとへば恋

破調にチャレンジするのは良いと思いますが、破調にはそれぞれ色々な特徴があります。
しかし……結論から言いますと、五六六編成の句は非常に難しいです。五八四編成・五八五編成・七五五編成や、九八編成・八九編成の句は見た事がありますが、「六」が入った句は六七五編成や五七六編成の句ぐらいしか見た事がありません。特に中六は寸足らずで非常に違和感があります。

私の記憶の中で、「中六」で成功していると思った句は、

黴臭いホテルだけど海がデカい(森口瑤子)

この句くらいです。
五六六編成は非常に特殊な形ですが、寸足らずで違和感のある中六を吹っ飛ばしてしまうくらい「海がデカい」のインパクトがデカいです。また、

黴臭いホテルだけれど海がデカい

と比較すると、中七にするより、中六で短く言い切って下六に繋げてしまった方が下六のインパクトが出そうです。

さて、今回の

縄跳の他は苦手たとへば恋

ですが、ここは無理に中六にして十七音にしようとせずに、

縄跳の他は苦手よ例えば恋

として、話し言葉(=独り言風)で自然にまとめてしまうのが良いと思います。下六の「例えば恋」にインパクトはあると思いますが、中六を吹き飛ばせるほど絶対的なインパクトがあるとは言い難いと思います。ただ、句の内容そのものは悪くないと思いますよ。

点数: 1

「雨音やうどんすすりて聖夜過ぐ」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 雨音やうどんすすりて聖夜過ぐ

「何の変哲もなさそうに見える「雨音」を「や」で強調すべきなのかどうか」という観点から、

止まぬ雨うどんすすりて聖夜過ぐ

辺りでどうか、という話はあるかもしれませんが……この句において「雨」の存在感(重要度)は少なからずあるので、この句はこのままでも良いかもしれません。

余談ですが……この句を見て、クリスマスイブの日に町の喧騒を味わおうと外に出たところ、(案の定ではあるが)どこも店が一杯で、行きつけの蕎麦屋でざるそばを食べて帰ったのを思い出しました。
クリスマスイブに、似つかわしくない蕎麦やうどんを食べて過ごす。でも……町の人の平和な様子を眺めながら、一人で静かに過ごすクリスマスイブも良いじゃないですか(^_^)

点数: 0

ヨミビトシラズさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

訪ね来てチャイム鳴らさぬ雪だるま

回答数 : 4

投稿日時:

ままならぬ業務連絡雪五尺

回答数 : 1

投稿日時:

呼び鈴を鳴らさずに立つ雪だるま

回答数 : 15

投稿日時:

商店の温き静謐日の始

回答数 : 14

投稿日時:

大晦日吐息の響く昼の空

回答数 : 7

投稿日時:

ヨミビトシラズさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

リラの花見つめる女性静かなり

作者名 市瀬ひとみ 回答数 : 6

投稿日時:

つれないな声に出しても猫の恋

作者名 優子 回答数 : 0

投稿日時:

朝霧に今息づかい溶けにけり

作者名 一番星 回答数 : 3

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ