はじめまして、秋月散華と申します。
学生時代の頃などに何度か執筆に挑戦し、こちらの掲示板にもお世話になりました。
最近になってまた書きたくなり、ずっとあっためていたネタをプロットにしました。
機兵というかっこいいロボット兵器と、それを支援するオペレータの女の子が曇る展開が書きたかっただけで妄想していた内容ですが、だんだん膨らんできてこのような形になりました。
プロットを書く上で設定した主題は
「戦争の中での命との向き合いと、自分を許すと言うことの難しさ」
です。
主にプロットへのご指摘、キャラクターをより魅力的にする案、またこのジャンルの作品を書く上での注意点をご教授頂ければと思います。
本文を書こうとすると、専門用語と読みやすさのバランスに凄く悩みました。
雰囲気を守るために、専門用語モリモリでも大丈夫なのか、読みやすさが絶対優先の方が良いのか……。
コメント頂けたら嬉しいです。
何卒よろしくお願いします。
初めまして。目に留まったのでコメントいたします。
用語類を見た時点ではエイティシックスに対するような期待を抱いたのですが、最終的に「わかりにくい」という感想に至りました。
雰囲気のため用語は維持して良いと思いますが、何より中身と構造がわからない印象です。
特に気になった点を以下に挙げます。
・機兵通信士《ベンディガー》とは「どこから」「どのように」「何のため」指示を出す存在なのか?
…指示を出せるということは高所から戦場を観測している?
→見通しが悪い戦場では機能しないのでは?
…秒単位の指示が有用なのであれば、通信のラグはほぼないのか?
…指示のおかげで部下がエースになっているのに部下の死を揶揄されているのはなぜ?
→指示分のバフで部下が分不相応な戦場に送られているなら改善すべきでは?
→味方が無能、のパターンはストレスを生みやすい
・(ロボットものにつきものな設定として)わざわざ機兵に乗り込む理由は?
…全体的に技術の水準が不明瞭、汽車があるということは蒸気機関が主?
→機兵もまた蒸気機関で動いているのであれば色々制約が生じるのでは?
…「技術レベルは60~70年代」と「ロボット技術が現代よりも上」を繋ぎ合わせる設定が見えてこない
→現代以上のロボット技術があるなら他分野にも応用されるはずでは?
・「命の向き合い」「自分を許す」というテーマを描くにあたって、「戦場に直接は出陣しない主人公」を設定するのは正しいのか?
…誰の命と向き合っているのか?
…部下の死は本当に主人公だけの責任と言えるのか?
→ミスで部下を死なせた、とはっきりさせた方が良いのでは?
その他、やはり説明不足の部分が多い印象です。伝えようとする調整が不足しているように感じられました。「デリンネビュラ」が何であるかの説明が後出しになっている部分などです。ドクトリン、も若い読者には通じるかどうか怪しい気がします。
また、プロローグに主人公の属性(性別、年齢、価値観など)の説明がなく、キャラクター欄を読んだ上でも背景設定は不明瞭だったため、興味を抱くことがやや難しかったです。生真面目・冷徹な性格であることの経緯や理由について説明がほしいと感じました。
真面目であるという属性一つを取っても、「親が厳しかったから」「物語上の英雄に憧れているから」「それが組織にとって最善と判断したから(これはまだ掘れますね)」「すべてきっちりしないと不安に襲われるから」など、経緯によってキャラクター性は大幅に変わるものと思われます。そういった手触りの部分が伝わってきませんでした。
主人公の大目標、物語上のログラインが見えてこない点もあまり良くない気がします。
主人公と操縦士の関係性やライバルのバックストーリーについても希薄で、キャラクターへの評価が困難でした。
総じて、用語や雰囲気は格好いいのですが、歴史書を読んでいるかのようで感情移入はできないと感じました。
戦場と命のやり取りを絡めたキャラクターの立て方については、白兵戦ではない例として『同志少女よ、敵を撃て』が参考になるものと思われます。