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エーデルワイスは征野に咲く。 (No: 1)
スレ主 秋月散華 投稿日時:
目的:趣味で書く
要望:欠点の指摘歓迎!
キャッチコピー:理想の軍用ロボットと、オペ子曇らせ
カテゴリー:SF
あらすじ
プロローグ
最強の軍事国家、ベナレート連邦共和国の精鋭、第一機動艦隊。北方大洋で の追撃戦にて予想外の敵に遭遇した艦隊は、歴史的な大損害を被る。
機兵通信士《ベンディガー》の少尉、ヘルカ・メクィチは、その日9人目の部下を失う。 自分の心を守るために戦争を「仕事」と割り切り、冷徹を装うことに徹して いたヘルカだったが、いよいよその重圧に綻びが生じ始めることになる。
起:メインのエピソード
部下の死を遺族に直接伝えたのち、母艦の修理の間休暇に入るヘルカ。親代わりとして彼女を見守ってきた艦長、ランブラン大佐に呼び出され、隠して きた心のうちを打ち明けたヘルカに大佐が用意していたのは、海軍の機兵戦力を大幅に再編する計画の草案だった。
計画の手始めとして、デリンネビュラの艦載機隊を再編を任されたヘルカは、研修のために陸の激戦地、南方戦線へと飛ぶ。
『いい声だね。君が僕の機兵通信士かい?』
大佐が外部顧問として用意したのは、陸軍随一のエース、機兵操縦士《ヘッツァー》のスノウマンだった。
彼との出会いをきっかけに、彼女 は自分が戦う理由、自分の価値と向き合うこととなる。 スノウマンとヘルカの共同作業でドクトリンを構築していく中、その絆は 徐々に強固なものになっていく。
転1:物語の真相など
新たなドクトリンは完成間近。実地での試験運用を重ね精度を上げていく 中、敵の義勇連合所属の精鋭部隊が現れる。
不気味なエース、ナヴィクとの 死闘の末、盟友連合は近々大規模な攻勢を目論んでいること知る。
ドクトリンの完成を急ぐため、スノウマンとともにデリンネビュラへと戻る ヘルカ。最終実戦試験の戦場として、制海権の奪取を目的とした、巨大な沿 岸砲台陣地の攻略戦が選ばれる。
リュドミラら敵のエースによる想定以上の抵抗に見舞われるものの、新た な戦術は確かな効果を発揮。異例の戦果を認められ、海軍を挙げての計画へ と昇華される。
汽車で昇任伝達式に向かったヘルカとスノウマン。しかし、遅れて向かうつ もりで軍港での残務に当たっていたランブランは、軍港へのフランキア海軍 の精鋭、新月艦隊の奇襲に遭い戦死。なんとか機兵部隊による迎撃は成功す るが、デリンネビュラも大破着底する。
転2:事件をどう解決す るか
盟友連合の一大攻勢はいよいよ現実味を帯び、数年以内に実行されることは 確実だった。
危機感を持った軍務は、特例として大佐のヘルカに将官級の大 きな権限を与える。ヘルカは、敵の攻勢に抗うための陸海空の垣根を超えた 大軍団「エーデルワイス連合軍」の創設に大きく寄与。新しい機兵母艦、戦 闘管制艦ノイ・デリンネビュラの艦長として前線に立ちながら、スノウマン をはじめとする部下たちとともにとともに決戦に挑む。
戦いは厳しいが、全軍に向けた放送でヘルカは歌を歌い、鼓舞された兵たち は敵を押し返し始めた。 激戦の末、戦いは終わりを迎える。しかし失ったものは大きく、スノウマン の乗機も人知れず沈黙していたことを後日知らされる。
結:エピローグ
戦力を使い果たした盟友連合との戦争は終わりを迎え、中央大陸はベナレー トによる安定した統治による統一の時代を迎える。
救国の英雄、ヘルカは戦後に退役。歌手として第二の人生を歩み始める。
キャラクター
・主人公 ヘルカ・メクィチ
女性 26歳
艦上機兵部隊を支援する機兵通信士《ベンディガー》。
多くの部下を死なせ、周囲から『死神』『永遠の未亡人』等とあだ名される。 生真面目な性格で、冷徹を装うことで心を守っている。 判断能力に優れ、自分の選択を信じる度胸もある。
また、非常に正確な時間感覚と計算力も持ちあわせ、通信支援中に秒刻みでの指示をする(その力のおかげで、今までの部下は全員エースになった)。
・スノウマン (メルヴェル・アイザック)
男性 28歳
陸軍第七山岳師団の機兵操縦士《ヘッツァー》 。共和国随一のエース。スノウマンはパイロットとしてのTACネーム。
腕はずば抜けているが、部下を多く死なせており、ヘルカと同様に『シュベルの死神』と二つ名を付けられる。しかしこれは敵味方双方からのもの。
デリンネビュラ機兵部隊の再編にあたり、外部顧問とし て、ヘルカの下で戦うことになる。
機兵に乗ることが好きで、日々修練に励む彼の姿は周囲から極端にストイックだと思われている。
・シャルロ・ランブラン
男性 49歳
デリンネビュラの艦長。重症を負い退役したヘルカの父とは同期だった。
娘と絶縁した彼女の父に代わり、親代わりとしておせっかいを焼いている。
・マクシミリアン・タウンゼント
男性 56歳
敵。盟友連合加盟国の大フランキア王国、その王立海軍に所 属する提督。新技術を採用した新鋭艦で構成された精 鋭、新月艦隊を指揮し、ヘルカたちを苦しめる。
・リュドミラ・ローセンダール
女性 19歳
ライバルの一人。パトリキア大公国国民突撃隊のエース。義勇兵と して、沿岸部の要塞に配備された戦闘狂。
・ヴァルター・フュンク
男性 49歳
ライバルの一人。メフィリア暫定政府 黒衛団のエース。義勇兵 として、フランキアの新月艦隊に乗艦する。歴戦の英雄。
・ナヴィク・ウリヤノフ
男性 34歳
ライバルの一人。ナジア教主国の白色教会近衛騎士団所属。義勇 兵として南部戦線に投入される。『泣き虫』の異名を持つ。
設定(世界観)
世界設定:超軍事大国ベナレート連邦共和国と、ベナレートを滅ぼすために同盟を結んだ大陸諸国、盟友連合の総力戦が100年以上続く中央大陸が舞台。
技術レベルは現実の1960~1970年程度だが、人型機動兵器「機械化猟兵《マシーネンイェーガー》」の研究発展により、ロボットの技術は現実よりもはるかに進んでいる。
○主人公の属する集団 について
ベナレート連邦共和国海軍
第一機動艦隊 ワコー級機兵母艦二番艦『デリンネビュラ』艦載機兵部隊
後半は……
べナレート連邦共和国軍 総司令部直属
エーデルワイス連合軍団 揚陸機兵艦隊旗艦 『ノイ・デリンネビュラ』艦長
参考作品
武器よさらば(ヘミングウェイ)、生存者ゼロ(安生正)、高い城の男(P,K,ディック)、1984(オーウェル)、スカイ・クロラシリーズ(森博嗣)、装甲騎兵ボトムズシリーズ、機動戦士ガンダムMS IGLOOシリーズ、アーマードコアシリーズ
作者コメント
はじめまして、秋月散華と申します。
学生時代の頃などに何度か執筆に挑戦し、こちらの掲示板にもお世話になりました。
最近になってまた書きたくなり、ずっとあっためていたネタをプロットにしました。
機兵というかっこいいロボット兵器と、それを支援するオペレータの女の子が曇る展開が書きたかっただけで妄想していた内容ですが、だんだん膨らんできてこのような形になりました。
プロットを書く上で設定した主題は
「戦争の中での命との向き合いと、自分を許すと言うことの難しさ」
です。
主にプロットへのご指摘、キャラクターをより魅力的にする案、またこのジャンルの作品を書く上での注意点をご教授頂ければと思います。
本文を書こうとすると、専門用語と読みやすさのバランスに凄く悩みました。
雰囲気を守るために、専門用語モリモリでも大丈夫なのか、読みやすさが絶対優先の方が良いのか……。
コメント頂けたら嬉しいです。
何卒よろしくお願いします。
エーデルワイスは征野に咲く。の返信 (No: 2)
投稿日時:
初めまして。目に留まったのでコメントいたします。
用語類を見た時点ではエイティシックスに対するような期待を抱いたのですが、最終的に「わかりにくい」という感想に至りました。
雰囲気のため用語は維持して良いと思いますが、何より中身と構造がわからない印象です。
特に気になった点を以下に挙げます。
・機兵通信士《ベンディガー》とは「どこから」「どのように」「何のため」指示を出す存在なのか?
…指示を出せるということは高所から戦場を観測している?
→見通しが悪い戦場では機能しないのでは?
…秒単位の指示が有用なのであれば、通信のラグはほぼないのか?
…指示のおかげで部下がエースになっているのに部下の死を揶揄されているのはなぜ?
→指示分のバフで部下が分不相応な戦場に送られているなら改善すべきでは?
→味方が無能、のパターンはストレスを生みやすい
・(ロボットものにつきものな設定として)わざわざ機兵に乗り込む理由は?
…全体的に技術の水準が不明瞭、汽車があるということは蒸気機関が主?
→機兵もまた蒸気機関で動いているのであれば色々制約が生じるのでは?
…「技術レベルは60~70年代」と「ロボット技術が現代よりも上」を繋ぎ合わせる設定が見えてこない
→現代以上のロボット技術があるなら他分野にも応用されるはずでは?
・「命の向き合い」「自分を許す」というテーマを描くにあたって、「戦場に直接は出陣しない主人公」を設定するのは正しいのか?
…誰の命と向き合っているのか?
…部下の死は本当に主人公だけの責任と言えるのか?
→ミスで部下を死なせた、とはっきりさせた方が良いのでは?
その他、やはり説明不足の部分が多い印象です。伝えようとする調整が不足しているように感じられました。「デリンネビュラ」が何であるかの説明が後出しになっている部分などです。ドクトリン、も若い読者には通じるかどうか怪しい気がします。
また、プロローグに主人公の属性(性別、年齢、価値観など)の説明がなく、キャラクター欄を読んだ上でも背景設定は不明瞭だったため、興味を抱くことがやや難しかったです。生真面目・冷徹な性格であることの経緯や理由について説明がほしいと感じました。
真面目であるという属性一つを取っても、「親が厳しかったから」「物語上の英雄に憧れているから」「それが組織にとって最善と判断したから(これはまだ掘れますね)」「すべてきっちりしないと不安に襲われるから」など、経緯によってキャラクター性は大幅に変わるものと思われます。そういった手触りの部分が伝わってきませんでした。
主人公の大目標、物語上のログラインが見えてこない点もあまり良くない気がします。
主人公と操縦士の関係性やライバルのバックストーリーについても希薄で、キャラクターへの評価が困難でした。
総じて、用語や雰囲気は格好いいのですが、歴史書を読んでいるかのようで感情移入はできないと感じました。
戦場と命のやり取りを絡めたキャラクターの立て方については、白兵戦ではない例として『同志少女よ、敵を撃て』が参考になるものと思われます。
長所。良かった点
用語は非常に格好良く、キャラクターのネーミングもスマートな部類と思われます。
メインストーリーの組み立てについても、目標とその達成が明確で物語として立ち上げやすいように感じられました。
以上、長々と失礼いたしました。先々月の投稿のためまだ見られているかわかりませんが、部分的にでも使える部分がありましたら幸いです。
良かった要素
設定
モモヤ様への返信① (No: 3)
投稿日時:
モモヤ 様
ご回答、誠にありがとうございます。ふた月くらいはしばしば返信が来ていないかチェックしていたのですが、半ば諦めていたところでしたので、飛び上がるほど嬉しかったです。
本題に移ります。
配布されていたプロット用のフォーマットに沿って作成したものを用いて作ったものですので、説明不足や指定の文字数に収まらない所を沢山削ってしまいました。
自分用のプロットシートそのままで投稿してしまったのがそもそもの間違いだったと思います、申し訳ありません。
ひとつひとつ、解説しつつ補足していけたらと思います。
○プロット
プロローグ
《最強の軍事国家、ベナレート連邦共和国の精鋭、第一機動艦隊。北方大洋で の追撃戦にて予想外の敵に遭遇した艦隊は、歴史的な大損害を被る。
機兵通信士《ベンディガー》の少尉、ヘルカ・メクィチは、その日9人目の部下を失う。 自分の心を守るために戦争を「仕事」と割り切り、冷徹を装うことに徹して いたヘルカだったが、いよいよその重圧に綻びが生じ始めることになる》
・戦後にヘルカが書いたというていで独白として描きます。
・機兵や機兵母艦、ベンディガーやヘッツァーという概念も、名前で出てきます。
・ここでの敗北は、追撃戦の途中に、潜伏していた敵のエースが含まれる大艦隊を見落としたことが原因です。
・こちらがヘリのようにローターで飛んでいるところを、敵のエース機はジェットエンジンで飛んできます。突然、味方と敵で技術の差が開くことになります。
起:メインのエピソード 《部下の死を遺族に直接伝えたのち、母艦の修理の間休暇に入るヘルカ。親代わりとして彼女を見守ってきた艦長、ランブラン大佐に呼び出され、隠してきた心のうちを打ち明けたヘルカに大佐が用意していたのは、海軍の機兵戦力を大幅に再編する計画の草案だった》
・重要な役回りでは無いので登場人物には含みませんでしたが、一応ヘルカを気にかけている同僚などとのやり取りがあります。
・ベンディガーがどういう仕事なのか、ここまでの間に会話の中で分かるように描きます。
・ランブランとの関係性も、ここまでの間にハッキリとさせます。ランブランは、海軍戦力の強化の必要性と、ヘルカの心身を心配しての措置としてこの判断を取ります。
・ランブランはヘルカの才覚を見抜いており、人々を導く存在になれると確信しています。それを本人にも伝えます。
《計画の手始めとして、デリンネビュラの艦載機隊を再編を任されたヘルカは、研修のために陸の激戦地、南方戦線へと飛ぶ。 『いい声だね。君が僕の機兵通信士かい?』 大佐が外部顧問として用意したのは、陸軍随一のエース、機兵操縦士《ヘッツァー》のスノウマンだった》
・ここでの実地研修で、ヘルカは海軍と陸軍での機兵の扱いの違いを学んでいきます。
・スノウマンはヘルカとは対称的なようで、よく似た性格の人物です。スノウマンからの積極的なコミュニケーションを通じて、お互いを深く知っていきます。ここから、書面だけでは構築できない人間関係をヘルカは学びます。
・声を褒められるのは、結末へと通じる一本の柱になります。
※尚、現在書き上げた本文はここまでです。
《彼との出会いをきっかけに、彼女 は自分が戦う理由、自分の価値と向き合うこととなる。 スノウマンとヘルカの共同作業でドクトリンを構築していく中、その絆は 徐々に強固なものになっていく》
・陸軍における勝利を祝う宴会において、ヘルカは嫌々ながらも幼い頃に歌った歌を歌わされ、周りを驚かせることになります(非常に重要ですね、書くべきでした)
・この時歌う楽曲は、現実にも存在する『エーデルワイス』という民謡。
・この経験から、ヘルカは軍人としての価値以外の自分の存在意義を考えるようになります。
・実力があると分かれば温かく迎えられる文化は海軍には無いもので、ヘルカは『戦友』という概念を知ります。
・ここまでの間に、ヘルカはスノウマンに心を開いていきます。自覚していない恋愛感情。
転1:物語の真相など 《新たなドクトリンは完成間近。実地での試験運用を重ね精度を上げていく 中、敵の義勇連合所属の精鋭部隊が現れる。 不気味なエース、ナヴィクとの 死闘の末、盟友連合は近々大規模な攻勢を目論んでいること知る》
・初めての強敵との戦いです。ここで、プロローグでの海戦で負けた原因が見えてきます。ステルス技術や垂直離着陸の技術を有した新月艦隊の存在が仄めかされます。
・ナヴィクは小物です。相手から無線を繋げてきて、彼が泣き喚きながら戦う様子を描きます。彼が所属するナジア教主国という存在も、これ以降ほとんど出てきません。
《ドクトリンの完成を急ぐため、スノウマンとともにデリンネビュラへと戻るヘルカ。最終実戦試験の戦場として、制海権の奪取を目的とした、巨大な沿 岸砲台陣地の攻略戦が選ばれる。
リュドミラら敵のエースによる想定以上の抵抗に見舞われるものの、新たな戦術は確かな効果を発揮。異例の戦果を認められ、海軍を挙げての計画へと昇華される》
・新しい戦術というのは、大まかに言えば適材適所として機兵を陸戦兵力としての運用に限定すること。ようは海兵隊や陸戦隊のようなもの。
・ヘルカとスノウマンの信頼関係はここまでの間に完璧に近くしたいです。恋愛感情……もお互い持っていてもいいと思います。
・リュドミラもやはり、ナヴィクのようにあっちから無線を繋げてくるタイプの人物として描きたいです。大義など無く、ただ戦いを楽しむ無法者まで引っ張り出すという、盟友連合のなりふり構わなさを描きたいです。
《汽車で昇任伝達式に向かったヘルカとスノウマン。しかし、遅れて向かうつ もりで軍港での残務に当たっていたランブランは、軍港へのフランキア海軍の精鋭、新月艦隊の奇襲に遭い戦死。なんとか機兵部隊による迎撃は成功す るが、デリンネビュラも大破着底する》
・柄にもなく心底浮かれていたこと、今までの部下の死とランブランの死で、その重さに差を感じたことに、ヘルカは深く後悔と自己嫌悪の念を抱きます。
・ここでも、ヘルカを精神的に支えるスノウマンを描けたらと思います。彼女が拠り所にするものが、スノウマンへと移り変わります。彼女は根本的に、父性を求めている人物であることが分かるように描きたいです。
・本格的に、タウンゼントやフュンクが所属する新月艦隊がライバルとして存在感を増していくように描きます。
・後述しますが、この国では鉄道インフラは軍用の一部を除き未だに汽車が使われています。日本最後のSLが引退したのが1975年と、ジェット機やミサイル、ディーゼルエンジンなども実用化された時代らしいので、まだ大丈夫かなと思います。
転2:事件をどう解決するか 《盟友連合の一大攻勢はいよいよ現実味を帯び、数年以内に実行されることは 確実だった。 危機感を持った軍務は、特例として大佐のヘルカに将官級の大 きな権限を与える。ヘルカは、敵の攻勢に抗うための陸海空の垣根を超えた大軍団「エーデルワイス連合軍」の創設に大きく寄与。新しい機兵母艦、戦闘管制艦ノイ・デリンネビュラの艦長として前線に立ちながら、スノウマン をはじめとする部下たちとともにとともに決戦に挑む》
・悲しみにくれるヘルカを待たず、状況は刻一刻と変わる緊迫感を描きたいです。ここで立ち直らせるのは、スノウマンの役目かと思います。
・ヘルカとスノウマンの明確な恋愛感情を描くとしたら、ここらへんで描きたいです。
・艦長及び総司令官として戦場に赴くため、初めて彼女はスノウマンのベンディガーを降りることになり、彼の動向を知る手段は無くなります。この時彼を任せるのは、最序盤に登場した同僚です。
・皮肉にも、ヘルカの能力はここで一番輝きます。ベンディガーの経験は、そのまま艦隊及び軍を指揮に活かします。結局のところ彼女はベンディガーの役割に甘んじる器ではないというランブランの思いがここで回収されます。
《戦いは厳しいが、全軍に向けた放送でヘルカは歌を歌い、鼓舞された兵たちは敵を押し返し始めた。 激戦の末、戦いは終わりを迎える。しかし失ったものは大きく、スノウマン の乗機も人知れず沈黙していたことを後日知らされる》
・歌うのは『エーデルワイス』です。
・ヘルカが歌う段階ではスノウマンはまだ生きています。ヘルカも、彼に届いたかどうかを気にする描写を入れたいと思います。
・今更少し迷っているところではありますが、楽曲『エーデルワイス』は名作ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』では平和的な抵抗として用いられています。それをこのように使うのはナンセンスだったか、と思うのですが、気にしすぎでしょうか……。
結:エピローグ 《戦力を使い果たした盟友連合との戦争は終わりを迎え、中央大陸はベナレー トによる安定した統治による統一の時代を迎える。 救国の英雄、ヘルカは戦後に退役。歌手として第二の人生を歩み始める》
・物語の〆かたとしては、ラジオにてインタビューを受ける形で歌手になったその後を描く形にしたいと思います。
・ヘルカは自身を英雄だなんて思っておらず、スノウマンから与えられた価値を無駄にしないように生きる一人の人物として生きる、としたいです。
モモヤ様への返信② (No: 4)
投稿日時:
①《ベンディガー》の概要
まず、主人公が所属する国家において、ベンディガーは海軍にのみ存在する兵科です。
○どこから:機械化猟兵(以降、便宜上《機兵》と呼称します)の運用専用の母艦から。
○どのように:管制機(航空機)と機兵自体にに搭載されているカメラの映像、母艦に搭載されているレーダーの映像を観測しながら、無線通信を用いて。
○なんのために:機兵操縦士の支援のため。
機体に搭乗しないだけでコパイロットのような存在です。人的資源を可能な限り保全しなければならない国家の都合と、機体の小型軽量化によって母艦に搭載できる数を増やすなどの理由からそうしました。
仰る通り、通信技術が発展途上だったかつては管制機に搭乗して上空から管制していましたが、そうすると管制機に搭乗できるベンディガーの数に制限ができてしまいます。それに、管制機が撃墜されるなどのリスクがあるので、このように発展していきました。
○細かなご指摘について
・通信のラグについて
もちろんあります。その通信ラグまで想定した上で秒単位の指示ができるため、主人公ヘルカの能力は地味ながら驚異的なものとして演出できます。
・死を揶揄われる矛先について
部下がエースになったのはヘルカの指示だけではなく、彼女による教育によって操縦士自身の能力が向上している面が多大です。
ヘルカはそれらを自身の手柄として認識していないので、公表することもありません。一部の上司や死んでいった操縦士自身だけが認識しており、それを知らない者たちの目には「優秀な担当パイロットを次々死なせているベンディガー」として映っています。
○わざわざロボット兵器を使う理由
まず、例として《スノウマン》が初期に搭乗する機体の諸元を提示します。
・IV号機兵 F型(フィーネ・フルクァート)
全高:7.8m
空虚重量:30t
動力:2,160馬力ディーゼルエレクトリック
最高速力:120km/h
加速:0-100km/hを5.6秒で達成
ジャンプ能力:6m
活動時間
通常運用:約3.0時間
巡航運用:4.2時間
高機動戦闘:1.8時間
最大航続距離:360km
装甲:30mm砲弾の複数直撃に耐えられる程度
飛行ユニット:二重反転ロータ
武装
・40mm機関砲
・散弾銃
・撃発式杭打機(パイルハンマー)
・ミサイル等追加のペイロードを搭載可能
・12.7mm機銃(固定)
設定上、過去の戦争で威圧の為だけに試作した人型兵器がたまたま大きな戦果を挙げ、周辺諸国や敵国も真似して対抗し始めたので引くに引けなくなって発展していったとい経緯があります。
初期の機兵は全高15m級の複座式で、戦車の硬芯徹甲弾にも耐えられる重装甲でした。機動力は皆無で、複数機で敵の部隊を囲い込む役割を負います。その運用思想から《狩りにおける勢子(ヘッツァー)》と命名され、現在でもその名残が残っています。
最終的には全高8mの小型軽量機が主流になり、車両やヘリを凌ぐ立体的な機動力を持つ兵器として運用されます。
と、長ったらしく説明するのはまずいと思いますので、断片的に開示していけたらと思います。あまり重視しないようにしようと思ったのですが、やはりまずいでしょうか……。
そもそもプロローグでの海戦までは、技術的に他国を圧倒的に上回っていた主人公の国は、威容の為だけに海戦でプロペラをつけた人型兵器を運用していました。正直ヘリで十分です。
もちろん、装備や運用面での柔軟性、脚があることで敵艦に乗り込んだりもできるくらいで、ようはほぼビビらせる為だけに存在する戦車やヘリコプターの補助兵器として運用されてきたのが機兵という存在、というところから話は始まります。
しかし陸軍での研修を経て、特定の状況下では戦力として強力だと見出し、新編成では上陸作戦における陸戦隊に限定して運用するようになります。
○技術水準について
この世界に存在する国家ひとつひとつに微妙な差異があります。
百年以上の戦争が継続して続いている世界で、主人公の国はほぼ単一の国家で大陸ほぼ全ての国家と戦っているので、抑え込むことはできていてもあまり余裕はありません。国家が持ちうる技術的、資源的なリソースをほぼ全て軍事に注いでおり、それを国民が受け入れている状態です。
しかし、何らかの形で応用されているべきというご指摘はごもっともですし、面白くなりそうなので取り入れ、何か描写を考えてみようと思います。
主人公が乗る汽車は、唯一の同盟国の鉄道で、ふたつの国の領土を縦断する長距離路線です。様々な地形に対応でき、どんな環境でもあらゆる燃料を用いて運用できる蒸気機関車が妥当かと考えました(この同盟国との間にかつて二重帝国を結成していた頃の名残。一時戦争に負けそうになった時、同盟国側が犠牲になる形で主人公の国を生かした。未だに仲が良い)。
○テーマについて
オペレータの女の子を曇らせる、というところが出発点で書き始めたお話なので、そう言われてしまうと耳が痛いです。
しかし個人的には「比較的安全な場所から部下を見守ることしか出来ない、否応なしに無力感を感じるポジション」の主人公ならこのテーマが最適かと考えました。
限定的な情報しか無い中で、間接的に戦わざるを得ない精神的なストレスや恐怖感を演出できる点もオペレータ視点で描く理由になるかと思います。
モモヤ様への返信③ (No: 5)
投稿日時:
○キャラクターについて
こちらもプロット同様、コンパクトにまとめなければならなかったので説明不足になってしまいました。追記しつつ、解説していきます。
・主人公 ヘルカ・メクィチ
性別:女性
年齢:26歳
MBTI:INTJ(建築家)
階級:少尉
家族構成:軍人家系で、3兄妹の末っ子。兄は戦死している。機兵嫌いの父との諍いにより、ほぼ絶縁状態にある。
見た目:身長181cmと高身長。痩せ型。黒髪の直毛をおかっぱにしており、眼鏡をかけている。
艦上機兵部隊を支援する機兵通信士《ベンディガー》。
多くの部下を死なせ、周囲から『死神』『永遠の未亡人』等とあだ名される。 彼女の明確なミスで死なせたことは無いが、部下の慢心による独断専行、信頼関係の問題、やむを得ない決死の作戦等が要因。それらにも個人的には大きな責任と後悔を持っている。
それなりの軍人家系の生まれで、幼少から学問から音楽や芸術、武術の英才教育を受けていた。歌が上手いのはこの経験から。
それ故に生真面目で責任感が非常に強く、部下の命を背負うプレッシャーから心を守るために、無関心を徹底し冷徹な態度をとる事で心を守っている。
しかし、生まれつきの性格は素直で温か。だからこそ、死や損失には人一倍敏感である。
新しい部下を持つ時は、徹夜してでも新人のプロファイルを読み漁り、深く理解しようとする。
彼女の行動原理は部下を死なせたくないというその一点にある。少なくとも、軍人向きの正確では無い。HSPのきらいがある。
また、非常に正確な時間感覚と計算力も持ちあわせ、通信支援中に秒刻みでの指示をする。
指導者としての才覚もあり、的確な状況判断、解析能力から、優秀な部下を多数育てあげた。権威や昇進には全く興味が無いので、それらを自慢に思うこともなければ報告することも無い。
ぶっちゃけ、かなりめんどくさい性格。
・スノウマン (メルヴェル・アイザック)
性別:男性
年齢:28歳
MBTI:INFJ(提唱者)
階級:少佐
家族構成:戦災孤児。死亡した母親から未熟児として生まれた。
見た目:身長161cm(機兵に搭乗できるギリギリの身長)。ウェーブのある、薄い茶髪の猫毛。常に眠たげな顔をしており、柔和な印象。
陸軍第七山岳師団の機兵操縦士《ヘッツァー》 。スノウマンはパイロットとしてのTACネーム。由来は、着任初日に上官を待ちきれず雪だるまを作っていたことエピソードから。また、エーデルワイス(高貴な白)の暗示。
非凡な操縦技術を持ち、若くして少佐にまで昇進。陸軍で五本の指に入るエースパイロットとして名を馳せたが、腕を買われて任された精鋭部隊を三度も全滅させてしまった過去がある。
腕は確かだが、他の兵士から怖がられすぎて避けられているため無謀な作戦に単騎で投入されたりと不遇な扱いを受けた。しかし、機体を損傷したり、怪我を負うことはあれど大きな戦果を挙げることは多く、敵味方双方から「シュベルの死神」とあだ名され畏怖されるようになる(シュベルは南方戦線の激戦区の地名から取られた)。
部下の死は致し方無いもので、絶望的な土壇場でついてこられなかった部下が死んだという結果である。ヘルカと同様に『シュベルの死神』と二つ名を付けられる。しかしこれは敵味方双方からのもの。嘲笑混じりで言われるヘルカとは異なり、畏怖を含めたニュアンス。
デリンネビュラ機兵部隊の再編にあたり、外部顧問としてヘルカの下で戦うことになる。
機兵に乗ることがなによりも好きで、幼い頃から機兵に乗ることが夢だった。日々修練に励む彼の姿は周囲から極端にストイックだと思われている。
人懐っこく人たらしで、お人好し。あっけらかんとしており、細かいことを考えていない軽薄な振る舞いをしているが、それは部下の遺族から恨まれたり、ぞんざいに扱われることに対する防衛機制である。
実際は思慮深く、とても冷静。失った部下の顔や、細かな失敗を忘れることはない。
○シャルロ・ランブラン
性別:男性
年齢:49歳
MBTI:ENTJ(指揮官)
階級:大佐
家族構成:結婚しているが、身体的な問題で子どもはいない。
見た目:身長177cm。恰幅のいい紳士で、清潔感のあるナイスグレー。
デリンネビュラの艦長。重症を負い退役したヘルカの父とは同期だった。
娘と絶縁した彼女の父に代わり、親代わりとしておせっかいを焼いている。
面倒見がよく、気さく。冗談もよく言うし、プライベートの時はだらしなさもある。完璧な人間なぞいないというポリシーがあり、そんな自分も受け入れている。
仕事の時は毅然としており、威厳のある軍人に変貌する職業軍人。部下からの信頼も厚く、多くの修羅場をくぐってきた経歴から上司である参謀陣からも一目置かれている存在。
○敵キャラクターについて
これが良い手段かどうかは分かりませんが、敵キャラクターの描写は本当に最低限に抑えたいと思っています。
単純に実力だけで強キャラ感を演出したく、描いたとしても無線で僅かなセリフがある程度。なのであまり練り込んでおりません…
・マクシミリアン・タウンゼント
男性 56歳
敵。盟友連合加盟国の大フランキア王国、その王立海軍に所属する提督。新技術を採用した新鋭艦で構成された精鋭、新月艦隊を指揮し、ヘルカたちを苦しめる。
部下にはとても信頼されており、立場が違うだけでランブランと瓜二つの中身。
・リュドミラ・ローセンダール
孤児院の出のうら若き女性パイロット。その実力から若干21歳で少佐相当官の地位に上り詰めた。
教本をまるで無視した機兵の扱いは粗暴で、整備員泣かせで有名。
機兵に乗ることが何よりも好きで、雑魚は纏めて蹴散らし、強敵と出会うと一騎打ちを挑むなど、純粋に戦いを楽しんでいる節がある。二つ名は「パトリクの山猫」
・ヴァルター・フュンク
男性 49歳
メフィリアが内戦により暫定政府に置き換わる前から存在する精鋭部隊、黒衛団のエース。生粋の職業軍人で、個人的な恨みなどは一切持たずに淡々と戦う。義勇兵として志願したのも上司からの指示。フランキアの新月艦隊に乗艦し、ヘルカ一向を苦しめる。
プロローグでヘルカの部下を殺したのも彼である。
・ナヴィク・ウリヤノフ
カルト教団から勃興した国家、ナジア教主国の近衛騎士団に所属する騎士。本来臆病な性格だが、神の為に戦えば救われるという教えを信じ、恐怖に震えながらも鬼神のような戦いをする。
近衛騎士団特有の巨大な実体剣をふた振り携え、自衛用に搭載された機銃を除き銃火器は扱わない。二つ名は「泣き虫」
聖ナジア記念工廠が製造し、近衛騎士団が運用する特注機兵、SNp.IIIR カロリス・イ・バルダは、最も成功した重機兵と評される高性能高機動機である。
概ね、これでご指摘についてはお答え出来たと思います。
世界地図まで作っており、一国一国も細かく練り込んではあるのですが、文量が多くなるのと本筋からは離れるので割愛します。
以上です。長々と申し訳ありません。
ご意見がいただけただけで、喜びのあまり熱が入って散文になってしまったと思いますし、ところどころ言い訳がましく感じられる部分もあるかも知れません。
しかしお伝えしたかったことは全て書ききれたと思います。
また気が向きましたら、改めてご意見頂けたら嬉しいです。
何卒よろしくお願いします。
エーデルワイスは征野に咲く。の返信 (No: 6)
投稿日時:
こんばんは。返信ありがとうございます。
ちょっと情報量が多かったため見落としがあるかもしれませんが、以下所感です。思いついた端から書いているため、拾えそうなパーツを適宜拾っていただければと思います。
なお、プロットそのものについては見たところ大きな破綻がなく、描写と演出・サブプロットの動き次第で魅力がかなり変動すると思われるためあまり言及しておりません。
まず、用語自体は格好良くて好ましいのですが、やはり物語のパーツとしては些かボリューミーな印象です。世界観についてもキャラクターについても、細部は作り込まれているのに主軸が見えないと感じられました。フレーバー色が強く、機能が見えてこないと言い換えても良いかもしれません。
作中で設定を提示する際は、「要するにこうである」という「読み飛ばした人間にも伝わる要約」を添えた方が伝わりやすいように思われます。
例えば主人公の役割であるベンディガーですが、「機体に搭乗しないだけでコパイロットのような存在」でおおよそ説明はついており、他は補足の範疇になりそうです。
加えて、重要なのがオペレーターの曇らせであるなら焦点を絞り、「遠隔指示が出せるのにわざわざ生身のパイロットが乗り込まねばならない理由」「主人公がパイロットではなくコパイロットをしている(ないし、パイロットにはなれない)理由」などを掘り下げた方が、余計な解釈や退路を断ち切った上で「本当は自らも死地へ赴きたいのにそれができない、ただ見ていることしかできない」という主人公の葛藤を描きやすいのではないかと感じました。
それによって、例えば周囲からの誤解を解かない理由についても「本当は自分がパイロットになるべきだが、なれないならせめて完璧なコパイロットでなければならないと思っている」「完璧でない(死者が出ている)以上は不適格の烙印を押されても仕方ないと思っている」辺りに接続して、責任感が強く完璧主義な気質と絡めて描写できそうです。
話をキャラクターに移しますが、全体的に「なぜそのような人となりになったのか」の「生来の気質」と「経緯」を掘り下げた方が良いように思われます。主人公ヘルカの性格についても、それなりに字数を割いているにも関わらずキャラクターの信念や核が見えてこないと感じました。
また、キャラ付けにもっとギャップを持たせるのも良いかもしれません。優等生らしいキャラクター性もそれはそれで魅力的なのですが、欠落や欠点がなければ印象は薄くなってしまうように思われます。
(主観として、現状ではヒロインがヒーローに食われるのではないかという懸念があります。敵キャラクターについても掘り下げておいて損はないというか、無線上であってもキャラクター性を伝える技術はガンダムシリーズやアーマードコア6辺りに参考資料が多々ありそうです)
例として、「機兵嫌いの父から英才教育を受けていた」「真面目で責任感が強い」と「権威や昇進には全く興味が無い」「軍人としてコパイロットを務めている」はあまり噛み合っていないように見えます。機兵に対する好き嫌いが父親とは対極である理由、絶縁したのに軍人にはなっている理由、責任感が強いのに上官としての責任から遠ざかっている理由などが不足しているように思われます。
一方で、ここに(ベタですが例として)「親は機兵嫌いだったが、自身は幼少期の出来事から機兵に強い魅力を抱いた」「完璧を強いてきた親への反抗心から名声や評価を疎んでいる」「本当は機兵に乗りたかったが体格等の事情でパイロットにはなれずベンディガーの道を選んだ」「素性を隠して軍にいるため実家にバレないよう目立たず不真面目であろうとしているが、根が真面目なので上手くいかない」「後悔が多くともベンディガーを続けるのは、兄のような戦死者が出ないようにするため」などを加えれば、「幼少期の夢を貫く一途さ」「普段は冴えないが実は強い、という昼行灯的な才覚」「正体がバレてはいけない、という覆面ヒーロー的なスリル」などの魅力をより強調ないし追加できるのではないでしょうか。
上の例では、キャラクターの核として「機兵への憧れ」「兄の死への恐怖と後悔・自分ならもっと上手くやれるという驕り」「実家への反抗心・父が望まなかった形での軍人であり続けることへの執着」などを想定しています。どれだけ曇らされようと戦場から逃げないに足るだけの動機付け、とも言えるかもしれません。
(ついでに、スノウマンへの感情も「憧れ」「嫉妬」の双方で盛れそうです)
今書かれているシナリオとキャラクター設定のみではそういった「核」を見出すことが難しく、(物語の上では最も重要な項目であろう)主人公の目的と信念が弱く見えました。細かい数字や情報としての経歴ではなく、行動の指針を強化した方が物語は転がしやすいように思われます。
創作論ではままある内容ですが、欠落と達成・WANTとNEEDに注目して「冒頭の主人公に欠けているもの」「冒頭の主人公が欲しているもの」「主人公が本当に必要としているもの」「最後に主人公が獲得するもの」あたりを洗い出すのも良いかもしれません。
最後になりますが、個人的には、スノウマンのTACネームがついたエピソードが非常に好きです。今優秀なパイロットであることを前提としつつ、待ち時間に耐えられず遊び出してしまうお茶目さ、上司を恐れない豪胆さ、そのエピソードがそのままTACネームになったことからうかがえる周囲との関係の良好さなどが圧縮されており、大いに好感が持てます。
そういった、キャラクターが生き生きと動いてくれるエピソードを背景に設けつつ緻密な軍事描写を盛り込み、キャラクターの葛藤や変化と戦況の流れを上手く連動させることができれば、面白い作品になるのではないかと思いました。応援しております。
良かった要素
キャラクター 設定