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覇道の本懐 (No: 1)
スレ主 ソラナキ 投稿日時:
目的:趣味で書く
要望:欠点の指摘歓迎!
キャッチコピー:復讐者となった少年、彼はその想いを胸に覇道を往く
カテゴリー:キャラ文芸
あらすじ
市井で家族とともに暮らしているが、鳥鳴国の王位継承権を持っている幼い主人公燕順は、新たに即位した鳥鳴国の国王燕會によって塔に監禁され、父母を殺されてしまう。
それによって燕順は燕會を絶対に殺してやると復讐する覚悟を決める。
辛くも塔を逃れた彼は、アザイの森という広大な森の中で飢餓によって倒れる。
次に目覚めた時には、己を預言者(ユーイン)にして魔術師と名乗る者・形(ぎょう)のもとで治療されていた。
そして形に、君はこの乱世にて台頭すべき梟雄、龍の仔(ロンザイ)だと告げられた燕順は、形の力を借りて乱世を生き抜くことを決意。
その果てに燕會を殺すことを胸に、森で何年も修行に明け暮れる。
その後形から様々なことを学んだ燕順は、形とともに小さな都市国家の蛍心に潜入。
そこから様々な出来事や戦争、人々との出逢いを経て己の覇道を定め、周囲の都市国家をまとめ上げて鳥鳴国に戦争を挑み、燕會に復讐を果たし、大陸の東の地を平定するのだった。
キャラクター
・主人公
燕順
鳥鳴国の美貌の王子。だが本人にその自覚はなく、市井に降りた両親とともに近隣の農村で暮らしていた。
だが新しく即位した国王によってさらわれ、塔に監禁。さらに両親までも殺されその肉団子を喰わされたことで復讐を決意。塔を脱出し、アザイの森で倒れているところを形と名乗る魔術師に助けられる。
形曰く龍の仔であり、乱世を統べる資格を持った存在。燕順は己の覇を広げることを決めて形の修行を完遂し、己の目立つ美貌を隠す仮面を被り、形を従えて表舞台に上がる。
復讐者ではあるが人格破綻者ではなく、燕會のことになると殺意が振り切れるが理知的で聡明。燕會を殺すことを目的とするが、人々との出会いによって「その先」を視野に入れるようになる。
玉露とは当初仮面夫婦のまま過ごす気だったが、彼女の軍事的な才能に気づき戦慄。殺害も辞さない覚悟で剣を向けるが、玉露の答えを聞いて彼女に心を許す。その後は何だかんだ情が湧き、おしどり夫婦と呼ばれるまでに成長する。
・ヒロイン
玉露
小都市国家蛍心の長の娘。周辺には美姫として有名で、お淑やかで聡明、男を立てる立派な少女。
昔から盤上遊戯で無双を誇り、五歳の頃には本気の父を負かし、十歳になる頃にはもはや敵なしと言われるほど。だが同時に自分の軍事的な才能のもたらす結果に気づき、その後は一人で細々と遊ぶだけで、花嫁修行に明け暮れていた。
十六歳のとき、蛍心で父によって取り立てられた燕順に嫁として嫁がされる。二人ともその意味を理解して仮面夫婦を演じるが、初夜の後に燕順が悩んでいた配陣を寝ぼけていながら即答してしまったため、彼から疑いと剣を向けられるが、「妻たる私の役目は夫を支え、子を産むこと。それ以外に何がありましょうか」と答え剣を握ったことで心を許される。その後はおしどり夫婦と呼ばれるまでに関係を深める。
女であり、燕順の妻であることからあまり戦場には出ないが、その龍の仔を凌ぐ圧倒的な軍事的な才覚を以て燕順をサポートする。
・敵
燕會
鳥鳴国国王。『血の粛清』という事件を起こして本流の血筋を抹消し、傍流たる自らが国王の座についた暴君。本流の血を引く燕順も殺すつもりだったが、彼の先代国王に似た、されどそれ以上に美しい顔を持て激昂。持たざるものの身勝手な憎しみを向けて生き地獄を味わせようとするが、油断して逃げられる。その後は圧政で国を治めている。
設定(世界観)
かつて大陸が統一されたが、崩壊した後の乱世の世界。
統一国家の名残である貨幣や言語は残っていて、文化もそれなりにある。だが乱世のためそれも燃えていることが多い。
統一国家の名残たる小さな国「蓮眞国(れんしんこく)」を中心に、北に「環明国(かんめいこく)」、南に「鄧阜国(だんふうこく)」、西に「西天王国(せいてんおうこく)」の大国が栄える。東は「鳥鳴国(ちょうめいこく)」があるが、未だ平定を終えていない国がいくつかある。
蓮眞国の権威はほとんどなく、それぞれの国が王を名乗り、皇帝の座をかけて覇を競い合う目前である。都市国家も多く成立しているが、大抵大国に併呑される。未だ都市国家が多くあるのは東のみ。
預言者(ユーイン)という、乱世を治めるための王を見つける存在がいる。彼らは占いの力と魔術師としての力を持つが、王を見つけてその王を強くするために魔術を行使、あるいは占いの結果を対策など以外で行うことを禁じている。破った場合他の預言者と抱く王から集中攻撃を受けることになる。
龍の仔(ロンザイ)というのは、乱世を統べるに値する才覚や血統を持った人間のこと。燕順は両方有している。
乱世であるので複数成立し、預言者が彼らを抱え込んで己の王とすることで乱世に参戦が可能。
ただし龍の仔の方が数が多く、そして質もピンキリなため、預言者は取り合い状態である。
形は優秀な預言者だが、今まで王を見出すことに興味がなかったため森に引きこもっていた。だが自分の求めるものが王に関連することだったため、ちょうど龍の仔だった燕順を抱き込んで王とした。
参考作品
空の境界、デュープリズム、カルマの塔
作者コメント
設定に穴がないか不安です。どうかよろしくお願いします。
覇道の本懐の返信 (No: 2)
投稿日時:
周時代の中華もので魔術が出るということで「封神演義」風のハチャメチャノリなのか、とてっきり思い込んでいたのですが、どっちかっていうとアルスラーン戦記の蛇王関連のおまけ要素みたいな感じですかね。
その魔術のパワーバランス次第、という気がしていますので、まあ普通の戦記物っぽくしたければ控え目にってとこですかねー……孔明が赤壁の戦いで風の流れを変えたとか、そういう系に使いたいのかな。この魔術の「できること」「できないこと」を決めるセンスがけっこう難しいと思っています。アルスラーン戦記ですら成功したとはいい難い状況なので、どうかお気をつけください。
「天は赤い河のほとり」では、「魔術は敵側の対抗にしか使わない、人の世を治めるのは人の力だ」ということで味方側は積極的には使わないスタンスでいっています。もともとが主人公が古代ヒッタイトの世界に来るためのギミックでしかなかったのですが。
あと微妙なのは、戦記物なのに武将らのキャラがまだ思いついていない、ということでしょうか。戦いのどういう部分を見てほしいのか、にもよると思いますのでそこをよく見たうえで考えてください。
結局のところ「預言者」と言う名の「魔力を持った軍師」の活躍がメインになるんでしょうかね、それもおそらく天候操作・地形操作あたりの魔術でしょうか。
なかなか他に見ないタイプなので気になりますが、何をもって見せ場とみなすかが少々難しい気もしているので(特に人間ドラマのところ)、大枠ができたところだという状態のようなので、今後の人間関係に期待しようかなと思っています。
良かった要素
設定 オリジナリティ
覇道の本懐の返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
返信ありがとうございます。
簡単に言うと、魔術はほとんど使いません。なぜならその魔術師の協定である『時読みの誓約』という誓いの中の、『個人・国家の為に大規模な魔術を振るうことは禁ず』とされているからです。
これを破ると、時読みたちの月に一度の会合でそれが伝えられ、その時のみ、その破った魔術師及び魔術師の属する集団に対して時読みの誓約が停止。各々の力を以って集中的に攻撃することが可能になります。
その為、主人公も含めた全ての預言者を保有する集団は、あまり大きく魔術師の力を頼ることが不可能になります。
なので魔術師も魔術を使えなくとも有能であることを証明せねばならず、主人公の師の形も他者に対する指導能力と直接戦闘能力などを持っています。
で、ぶっちゃけると天候操作や地形操作を使うともうムリゲー化します。だって他の魔術師が襲ってくるんだもの。作中でもその魔術師と龍の仔の末路は入れる予定です。
武将に関しては、ある程度は思いついています。
思いついてはいるのですが……燕順に影響を与えるような人たちを中心につくっているので、あまり手が回っていませんね。これからももっと充実させます。ありがとうございます。
で、見せ場は、戦術に関しては調べても上手く使いこなせる気がしないので、そんな派手にやりはしません。
どっちかと言うと復讐の為に覇道を広げる少年が、人々との出逢いを知り、愛を知り、大人になって己の覇道を見つける物語なので、人間ドラマの方が主軸だと思います。