俳句添削道場(投句と批評)

慈雨さんの添削最新の投稿順の300ページ目

「春の蝶電柵通る緩慢と」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 春の蝶電柵通る緩慢と

石鹸さん、はじめまして。
人間や動物は通れない電柵を、悠々と通っていく蝶。当たり前と言えば当たり前ですが、こうして俳句にすると一定の詩情が感じられますね。
佳いと思いました!

「緩慢と」よりはコメントにもある「悠々と」の方がいい気がします。
「緩慢」はゆっくりという速度に焦点を当てた言葉ですが、「悠々」とか「軽々」「楽々」などの言葉なら「簡単に通る」というニュアンスが強調されるので、作者の実感に近いのではないでしょうか。

あまり倒置にする効果はない気がするので、
・悠々と電柵とほる春の蝶
・電柵を抜けて空へと春の蝶
とか。

あ、先の方のコメントに関してですが、「春の蝶」は季語なので大丈夫ですね(「蝶」の子季語として歳時記に記載されています)。
ただし「蝶」だけで春の季語ですので、わざわざ3音使って「春の」を加える必要があるかどうかは、検討の余地はありそうです。
またよろしくお願いします。

点数: 1

「道野辺をくるりと返す蝶一頭」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 道野辺をくるりと返す蝶一頭

独楽爺さま、こんにちは。
「道野辺」は千葉県鎌ケ谷市の地名ですが、「道の辺」のことでしょうか?

道の辺として鑑賞させていただき…自分と一頭の蝶だけがいる道端。淡々と映像を詠まれていて佳い句だと思いました。
「くるり」があれば「返す」は省略できるかな…?微妙なところですね。
またよろしくお願いいたします。

点数: 1

「うららかや100円玉のかがようて」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: うららかや100円玉のかがようて

イサク様、こんばんは。
「入学式~」へのコメントをありがとうございました。

はい、日記的に入学式の日の流れを並べてみた句です。
入学早々から忙しい高校生…というのを表現したかったのですが、やはり季語が動きますかね。ふむー。
やはり読者から見ると、俳句としての詩情より作句の狙いに気が行きますよね。この辺は皆様のコメントからも感じました(投句してよかった!)。

ご提案句は「卒業」ですね。
中七以降は今までの思い出を振り返っているイメージでしょうか?ありがとうございます。
またよろしくお願いします☆

点数: 0

「颯々やあまた彩る芽吹くをり」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 颯々やあまた彩る芽吹くをり

ネギ様、こんばんは。精力的に作句されていますね!
一気に暖かくなり、綺麗な花を見かけるようになってきましたね。

ご自身も不安とのことですが、いくつか失礼します。やや辛口になりますが、お許しください。
〇上五「颯々や」。
「颯々」は風が音を立てているという意味ですね。これを「や」で詠嘆している割には、この句で風の音を描写する必要性が感じられませんでした。

〇中七「あまた彩る」。
ここがこの句の一番問題なところだと思います。何が「あまた」なのか、何が何を「彩って」いるのかわかりません。

〇下五「芽吹くをり」。
文法が変なことになっています。これは以前の句で書いた通りです。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/29906
また、「芽吹く」という季語は木々の芽が出るという意味だと思います。「彩る」ような感じにはならないのでは。花の芽を表すなら他の季語がいいと思いました(ぜひご自身で調べてみてください)。

提案句はやめておきます。またよろしくお願いいたします。

点数: 1

慈雨さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

逃水やこゑに反抗期の兆し

回答数 : 13

投稿日時:

トリアージタッグの黒に蝶々

回答数 : 29

投稿日時:

入学式マック予備校犬散歩

回答数 : 14

投稿日時:

ビーフオアチキン覚えて目刺焼く

回答数 : 21

投稿日時:

だとすれば犯人は嗚呼猫の恋

回答数 : 38

投稿日時:

慈雨さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

昨日より粒一つ熟る山ぶだう

作者名 鳥越暁 回答数 : 5

投稿日時:

向日葵が消えてメガソーラーの畑

作者名 おせっかい 回答数 : 3

投稿日時:

熱の日の匂いはツンと掛布団

作者名 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ