「靴下の揺れも止むなり暑き春」の批評
添削した俳句: 靴下の揺れも止むなり暑き春
こんばんは。
御句について、「洗濯物の靴下が揺れない」という景を描いた句と判断しました。下五の「暑き春」は「春暑し」としないことで暑さの印象が和らぎ、屋内からの光景ではないかと想像しました。一読した時に靴下を「既に履いている靴下」と解釈して読んだため、「揺れ」が何の揺れなのかがすぐにはわからず句意にたどり着くのが遅れた印象がありました。何か一つ洗濯物の光景だとすぐ分かる言葉が入るとより景が伝わりやすくなるかもしれません。この点から
・物干しの靴下揺れぬ暑き春
という提案句をひとつ作ってみました。いかがでしょうか。
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