俳句添削道場(投句と批評)
慈雨さんのランク: 師匠351段 合計点: 1,170

慈雨さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

老夫婦去りクリスマスローズ咲く

回答数 : 7

投稿日時:

瘡蓋を剥がした痛みからつ風

回答数 : 9

投稿日時:

ゆめいっぱい流るる朝や帰り花

回答数 : 9

投稿日時:

星屑と屑の狭間を枯木立

回答数 : 6

投稿日時:

無花果や老いても残りさうな傷

回答数 : 21

投稿日時:

慈雨さんの添削

「霜の朝足音乾き駅ホーム」の批評

添削した俳句: 霜の朝足音乾き駅ホーム

こま爺さま、こんばんは。
霧に包まれた駅のホーム、雰囲気のある光景ですね。
足音が乾くというのは面白い表現だと思いました。

三段切れではないものの、「足音乾き」で軽~くですが切れている印象を受けました。なんでだろう。
好みの問題かもしれませんが、強い切れを入れた方がスッキリする気がしました。

・足音の乾くホームや霧の朝
ホームだけだと駅だとわからないかな…?
・足音の乾く駅舎や霧の朝
ん-どうですかね。まとまりませんが。
またよろしくお願いします。

点数: 1

「枯葉とは騒音絶えし夜の思ひ」の批評

添削した俳句: 枯葉とは騒音絶えし夜の思ひ

負乗さま、こんばんは。
いやー余白の多い、いい句ですねぇ。いろんな鑑賞ができそうです。

皆様のコメント、興味深く勉強になります。
なおさんは夜の枯葉の音として鑑賞されたのですね。なるほどと思いました。

私は「騒音絶えし夜の思ひ」は比喩で、枯葉はまるでそういう夜のようだ、という意味として鑑賞させていただきました。
騒音の絶えた夜…日中は騒がしかったが静かな夜となり、いろんなことを考える時間が訪れた。夜が明ければまた騒がしい一日が始まる。そんな夜のひと時だけ巡らせる思い。
枯葉もまた、生命力に溢れた夏~秋の季節を終えて、静かに落ちている。冬が過ぎればまた新たな木となっていくが、枯葉の時期だからこそ味わえる情もある。
そんな一句かなと(全然違ってたらごめんなさい)。

素敵な句でした。またよろしくお願いします!

点数: 1

「炎昼に網持ち走るけもの道」の批評

添削した俳句: 炎昼に網持ち走るけもの道

せんかぶ様、はじめまして。よろしくお願いします。
初心者とのことですが、五七五の定型+季語一つ、という基本の型もできており立派な一句ができていますね!
けもの道という位ですから、かなり野生に近い山の中ですね。逞しい少年の姿が浮かんでくる、生命力を感じる句だと思いました。

決して悪い句ではないですが、更に良くするという意味でコメントさせてください。

◯季語「炎昼」を使われていますが、「虫捕り網を持ってけもの道を走る」と言われたらほとんどの人が暑い夏の昼を想像すると思います。
そういう意味で、「季語が無くても成立してしまう」句だと思いました。季語は俳句の主役ですので、もう少し存在感を出したいところです。

◯「網」だけで虫捕り網だとわかるかどうか…「けもの道」とも相まって、何か動物を捕獲するようなシーンとも読めてしまいそうです。

以上のことから、季語を「炎昼」ではなく「捕虫網」にしてみてはどうでしょうか。
たとえばですが、
・捕虫網手に走り入る獣道
あるいはちょっと緊張した感じを出して、
・捕虫網強く握りて獣道
とか、どうでしょうか。

他の方からもっと良い提案句があるかと思いますので、私はこの辺で…。
またよろしくお願いします!

点数: 1

「年の暮れ心に突起残りたり」の批評

添削した俳句: 年の暮れ心に突起残りたり

東野宗孝さま、こんばんは。こちらにも失礼します。
御句、とてもわかりやすく俳句として十分に成立していると思います。

「心に突起」というのも面白い表現ですね!
ただあれこれと思い残すことがあるというのは季語「年の暮」から容易に連想でき(内包されていると言ってもいいかもしれません)、内容としては類想的な感じがします。
もちろん類想が悪いわけではないのですが、やはりオリジナリティがあった方が読者の印象に残りやすいですよね。

一連の句を読ませていただいて、心の突起、友の顔が浮かぶ、流れ星に願い事…といった表現をもうちょっと具体的にイメージすると更にオリジナリティのある、良い句になるような気がしました。
心の突起とは具体的に何?
友の何を思い出した?
何を願った?
といったところから推敲してみたら面白そうです!

・引っ越しの相談できず年の暮
・水槽の汚れ残りし年の暮
とか。またよろしくお願いします。

点数: 1

「あえかなる赤子の足や日向ぼっこ」の批評

添削した俳句: あえかなる赤子の足や日向ぼっこ

春の風花さま、こんばんは。
素敵な句を詠まれましたね!とても優しい気持ちになる、温かい句です。

「あえかなる」という詩的な表現も佳いですし、赤ちゃんの顔ではなく足にスポットを当てられているのもリアリティがあっていいなと思いました。まだ自分の足では立てないであろう赤ちゃんに対する愛情が伝わってきます。
夏の日光は強すぎる、冬の穏やかな日差しの中で過ごす「日向ぼっこ」がとても響いていますね。

皆様のコメントにあるように「日向ぼこ」の方がリズム的にも良さそうに思いました。
またよろしくお願いします☆

点数: 1

慈雨さんの添削2ページ以降を見る

トップページへ
添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ