「春愁の新社員穿つオヤジギャグ」の批評
回答者 慈雨
添削した俳句: 春愁の新社員穿つオヤジギャグ
小沼天道様、こんばんは。
初めまして、よろしくお願いいたします。
◯川柳かどうかは置いておいて、「春愁」「新社員」の両方が春の季語ですね。
季重なりは絶対NGというわけではないですが、難しいテクニックです。
特に「春愁」はたぶん意味を間違えて使ってらっしゃるように感じますので、正確に確認してみてください。
◯「穿つ」の使い方もやや違和感がありますが、それ以前に助詞が省略されているため「新社員『を』穿つ」なのか「新社員『が』穿つ」なのかわかりにくい形になっています。
◯中七が「しんしゃいんうがつ」で八音、字余りです。
特に中七の字余りは最もリズムが崩れやすく、避けたいところですね。
この内容で俳句を詠むこと自体、微妙な気はしますが(笑)、せっかくなので。
この手の句なら、作者自身を登場させた方が臨場感が出ると思います。
オヤジギャグを言った後の内容は明示せず、読者に想像してもらう楽しみを残してはいかがでしょうか。
・渾身のギャグ新社員へと放つ
またよろしくお願いいたします。
点数: 6