「満天の星も線なる年の暮れ」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 満天の星も線なる年の暮れ
東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。
コメントを読めば、おっしゃりたいことはなんとなくわかるような気がします。列車や車のような、速く走る乗り物から外を見ると、景色が線のようになってしまいますよね。御句では、作者を取り巻く環境があまりにも速く動くので、止まっている星たちが線のように見えるほどだ、ということかと思いました。
しかしこれは、俳句からは通じないと思いますよ。
それよりも、大多数の方々は、よく天文の図鑑とかにある、空の星たちを長時間露光で写して、光跡が同心円のように見える写真を思い浮かべるのではないでしょうか?実は私もそうでした。
でもあの写真は、その場をじっと長時間動かずにいないと写せませんから、忙しさとは逆ですね。
それこそ、
・満天の星に気づかぬ年の暮
であれば、気忙しさが表現できると思います。でも、面白くないですね。
・年の瀬や満天星もうわのそら
これなら少し面白いかもしれません。だいぶ変えてしまいまして申し訳ありません。
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