俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1454ページ目

「おでん買う共同廊下の冷たさよ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: おでん買う共同廊下の冷たさよ

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。
ご存知のように、俳句には季語を一つ置くことになっています。
御句は、「おでん」と「冷たさ」がともに冬の季語で、季重なりになっています。必ずしもダメということではないようですが、十七音しかない文芸ですので、一つでいいというのなら一つにしたほうが、その分、他の要素を入れられて得策かもしれません。
おでんを生かした場合は、中八ですが、

・おでん買い共同廊下の暗さかな

冷たさを生かすならば、

・スリッパのなくて冷たき廊下かな

取り急ぎのもので恐縮です。色々と試してみてください。
またよろしくお願いします!

点数: 1

「あるがまま生きて七十枯葉跳ぶ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: あるがまま生きて七十枯葉跳ぶ

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。達観の句ですね、こういうの好きです(笑)。
このままいただいてもいいのですが、それでは悔しいので(笑)、ひと言ふたこと言わせてください!

「七十」ですが、百人中99人が年齢だとわかると思いますが、残り一人のために、年齢とわかるようにしてみたらと思いました。

・あるがまま生きて古稀なり枯葉跳ぶ

ただ、若い人には古稀と言ってもわからないかも?すみません。あらちゃんさんの八十路はさすがです。

次に、「枯葉跳ぶ」ですが、私の解釈があっていれば、こんなのもいかがかと。

・あるがまま生きて枯葉の山を跳ぶ

年齢は入れられなくなりましたが、高齢者の、まだまだワシにはこのくらいできるぞ!という心意気を感じてもらえればと思いました。逆に何歳でもOKになる?

とは言え、枯葉道は結構滑りやすいです。お気をつけて!

点数: 2

「暁や鈴緒も冷ゆる朝参り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 暁や鈴緒も冷ゆる朝参り

頓さん、こんにちは。
お詫びのために再訪しました。
動きの早いこの道場で、ひと月も前のことを今さら持ち出してくることをお許しください。

頓さんのこの句で、私は季語について間違った指摘をしてしまいました。
「冷たいという季語は、気候のことを言うので、モノに触れて冷たいのとは違う」みたいなことを申し上げましたが、これは間違いでした。

私が思っていたのは、「冷たい」は、そういう、モノに触れた時の直接的・局所的な感覚をいうので、例えば「あの人は冷たい」とか、「冷たい態度」とかの「冷たい」は季語にならない、ということでした。完全に混乱・混同していました。

この度、他の方のご投句にアドバイスさせていただき、また、別の方からのコメントの中で、あらためて本件を再認識しました。
その節は、頓さんが改名なさったタイミングでしたので、お詫びが中途半端になってしまっていました。
御句の季語の扱いは正しいです。あらためてお詫び申し上げます。
今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「頑なに黙をつらぬく寒椿」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 頑なに黙をつらぬく寒椿

春の風花さん、こんにちは。御句拝読しました。雰囲気のある句ですね。
すでにいいコメントが、出ていますから、私がもはや言うことは無さそうです。
でもそれではつまらないので(笑)、重複すると思いますがお伝えします。

御句、頑なに、黙を貫くのは、誰、または何ですか?
普通は「寒椿」ですよね。寒椿の凛とした様子をお詠みになったと。
でも風花さんは、遠いとか近いとか悩んでいらっしゃる。ということは取り合わせ?このままではちょっとそうは読みにくいです。
慈雨さんの提案句のようであれば、成り立ちます。

・凛として寡黙な母や寒椿

これは近い例ですね。慈雨さんに「人」を取られたので(笑)、母を入れてみましたが。

・頑なにつらぬく黙や寒椿

これなら近くはないかと思います。
取り止めがなくなってきましたので、この辺で失礼します。

点数: 1

「鍋囲む今年は来ぬか会わぬ友」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鍋囲む今年は来ぬか会わぬ友

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。こういうお友だちがいらっしゃるというのは幸せなことですね。でも、消息は気になりますね。

御句ですが、いくつかの気になる点があります。
まず一つ目、季語ですが、「鍋」を冬の季語としてお使いですか?
鍋はいかにも冬っぽい題材ですが、歳時記には寄せ鍋や牡丹鍋のように、具体的な鍋の種類しか載っておらず、その意味では鍋だけでは季語にならないということです。
それは、鍋だけでは単なる調理器具で、フライパンや包丁と同じで、季節はないだろうという考え方です。
しかしこれには反論があり、単に鍋だけでは確かにそうかもしれないが、鍋囲むのような場合には明らかに「鍋料理」なのだから、十分に季語の役割をしているのではないか、と、季語と認める向きもあるようです。ですから私はここでは季語扱いとして、「私の歳時記には載っていない」とお伝えしておきます。

次に「今年」ですが、逆にこれは季語なのです。新年の季語として歳時記に載っています。
しかしこれも難しくて、年のはじめに、「今年もいい年でありますように」とか、「今年も頑張るぞ!」とかいう時の「今年」は季語なのですが、単にカレンダー的に今の年を言う時には季語としては扱わない、と聞いたことがあります。本句の「今年」は、新年の意味ではないですものね、ですから季語ではないと。

次に、全体の構成の問題です。
上五で「鍋囲む」、と言っているので、お友だちがいるのだなと思う。
でも中七で、「今年は来ぬか」と言うので、あれ?来ていないの?と迷います。そして下五で「会わぬ友」と来るので「えっ?結局会えないのか?」と、なってしまいます。
混乱させないように少し語順を整えたいです。
鍋は季語として置かせていただきますね。

・来る来ない火をつけず待つ鍋の友
・鍋囲む約束の友待ちぼうけ
・あの友は今年は来るか鍋の会

こんな感じで、色々できるかと思います。長くなりすみません、よろしくお願いします!

点数: 1

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