俳句添削道場(投句と批評)
なおじいさんのランク: 師匠2264段 合計点: 6,911

なおじいさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

誂へし老眼鏡や鳥渡る

回答数 : 2

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石州の鯱鉾照らす萩の月

回答数 : 21

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帰りみち月と見まがふ五階の灯

回答数 : 12

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納骨を終へて炉ばたの秋刀魚かな

回答数 : 33

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夜間飛行やすやす越ゆる天の川

回答数 : 15

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なおじいさんの添削

「帰り道月を見たからスイーツを」の批評

添削した俳句: 帰り道月を見たからスイーツを

豆柴、こんにちは。
御句拝読しました。これは率直で、面白い句ですねー。
実は何度もコメントしようとして、その度に用事が入り、いまになってしまいました。

御句、ヒッチ俳句さんのおっしゃるように、月を見たからという措辞が、そこがいいとも言えますが、やはり気になり、少し変えたいと思いました。

・スイーツを買う月を見た帰り道

でもこれって、「スイーツを買う」でしっかり切らないと、何がなんだかわかりませんね。

・コンビニで月の形のスイーツを

これだと、季語が生きてないというより存在しませんね(どら焼きを想定したのですが…)。月を見た帰りというのもわからない。

・月を見てスイーツ求むる帰り道

これにします!

点数: 1

「秋の日や大きくなったなあ君は」の批評

添削した俳句: 秋の日や大きくなったなあ君は

宙也さん、再訪です。
もしかしたら読みが違ったかもしれません。
コメントは、自分は人生の暮れる頃だが、君(息子とか、親戚の子とか)は立派に成長してくれたなぁ、という意味ですか?
コメントの後半は、誰がという示唆がないので、勝手に、何か変だなと思いながら、前半に引きづられて立派になったのも自分かと思ってしまいました。

もし、この読みが正しいとしたら、先のコメントは撤回します。
失礼しました。

爽やかな秋の一日、何かの折に思ったのでしょう。「君」の成長を喜んで眼を細める作者の姿が浮かびます。
でもこのままでは悔しいので(笑)、

・秋の日や立派になったなぁ君は

を提案します!

点数: 1

「新天地十数年の渡り鳥」の批評

添削した俳句: 新天地十数年の渡り鳥

負乗さん、こんにちは。
御句拝読しました。
俳句だけ読みますと、「俺も色々と職を変えたけど、新天地で早くも十数年経ったなぁ」
という意味に取れるかなと。
もしも、「職を転々としながらもう十数年経ったなぁ」ということであれば、

・新天地求め幾年渡り鳥

ということになると思います。ただ、竜子さんのおっしゃるように転職関連と渡り鳥は類想が多そうですね。
渡り鳥は居場所を転々とするのではなく、時季が来れば必ず戻ってくるというのに…。

点数: 0

「吾妻山けむり眩しき秋の空」の批評

添削した俳句: 吾妻山けむり眩しき秋の空

ロミさん、こんにちは。
御句拝読しました。いい句です。具体的な地名を挙げた効果が出ています。
具体的な地名をあげるだけで、「ここは誰でも知ってるだろう?」ということだと、知らない人にはなんのこっちゃ、となりますが、この句のように、しっかりと光景を詠んでくだされば、読み手もまるでそこに行ったかのように映像が広がります。

ただ、地名は五音の場合には、下五に置いた方がいいかなと思います。なぜなら上五に置くと切れが強すぎるのと、その地名の説明になりがちだからです。
御句の場合、それほどでもないですが、私は種明かしの意味もあり(読み手に、「えっ、それってどこだろう?」と思わせる効果)、吾妻山は下五に置きたいと思います。

・秋の日にけむり眩しき吾妻山

上五を「秋の空」とせずに「秋の日に」としましたのは、竜子さんのご意見を参考にしたのと、煙と言えば空ですし、逆に眩しいのは秋の日を受けてのことだと思いましたので。
よろしくお願いします。

点数: 1

「秋の日や大きくなったなあ君は」の批評

添削した俳句: 秋の日や大きくなったなあ君は

宙也さん、こんにちは。
御句拝読しました。思い切り口語の俳句ですね。若々しい感じです!

ただ初読では、私は、秋のお彼岸とかに集まった席で、親戚の子に話しかけているような光景を思い浮かべました。なんと言っても、最後が「君」ですから。

そしてご自身のコメントを拝読して驚きました。なんと、ご自身のことだと。「秋の日」も、季節の秋というより、人生の終盤のような意味合いで置かれていると。

もしその通りにお伝えになるのでしたら、やはり、

・秋の日や大きくなつたなあ俺は

のほうが伝わるのではないでしょうか。というのは、俳句は一人称の文学ですので、基本的には作者=主人公です。その主人公が「君」と言っているなら「自分」ではないことが明白だからです。

また、「大きくなった」、というのは子どもに対してのように読めますので、句意からしますと、

・秋の日や白髪が増えたなあ俺は
・秋の日や老けたものだな吾輩も

とか。なんだか自分のことになってきました。

点数: 0

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