「春泥や差し伸べた手をシカトされ」の批評
なお様、こんにちは。
あれ、今回は応募なしですか?それとも別の句を出されたのでしょうか?
シカトー(笑)。なおさんらしい、絶妙にユーモアと哀愁の混じった句ですね。
親目線の句として鑑賞しました。手を差し出した相手は…何でも自分でやりたがる小さな子、あるいは思春期を迎えたお子さんでしょうか。
「差し伸べた手」が文字通りの意味か、それとも「何かしらの援助」なのかは迷いますが、それは読者に託して良さそうですね。
気になったのは「春泥」の本意…。
雪や氷が解けたことによる泥濘で、困り事ではあるものの前向きなニュアンスを滲ませる季語
だと思います。
出した手をシカトされてしまった、という句意に合うかどうか…。
もし私が同じ映像で詠むなら、「差し伸べた手をシカトされた」ではなく「シカトされてもなお手を差し伸べた」としたいです。
・春泥やシカトされども差し出す手
・春泥や払はれてなほ手を握る
ただ少し抽象的かも…。
少し句意を変えてしまいますが、泥で転んだお子さんを抱いて助けるといったシーンにさせてもらって、
・抱き上げた私の鼻に春の泥
とか。んー微妙かな…?
他の皆さんのコメントも見て勉強します!
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こんにちは。前句「連休の計画を練る春炬燵」には、たくさんのコメントおよびご提案句を有難うございました!今回は、すみません、どなたにもお礼メールを返信しておりません。ごめんなさい!この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。
さて本句は、過日締め切りの某句選で、推敲が間に合わず応募しなかったものです。皆さんであればどのように?いや、こんな句は興味ない?そんなことおっしゃらずに教えてください!よろしくお願いします!