「夏の夜や光り消えゆく降り月」の批評
添削した俳句: 夏の夜や光り消えゆく降り月
おはようございます。
◆「光り消えゆく」に違和感でした。
「降り月」は満月から欠けてゆく月。二十二夜くらいまで、つまり半月までを指すようです。
「地平線・水平線に沈む」とは思いますが「光り消えゆく」というのはどのような状況なのでしょうか?
・夜が明けて見えにくくなったことの比喩でしょうか?でも季語は「夏の夜」で、夜が明けていません
・満月と比較して光る部分が夜ごとに減っていく、という「降り月」という言葉の説明をしたいわけでもないですよね?
コメントの「消え去る」の「去る」の部分がヒントかなあ?と思っていますが・・この句の投句の月齢から見ると、「明けの三日月」くらいの月な気がして、「夜が明けて見えなくなった」のが正解な気もしますが、仮にそれが正解だとして、「月の光が消える」わけではなく「空が明るくなって(太陽があって)月は光っているが見えにくい」のだと思うので、やはり違うのかな?(「昼の月」という季語が成立しなくなるので・・)
点数: 0