俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2582段 合計点: 7,864

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

孕み猫フェンスを越えずをりにけり

回答数 : 7

投稿日時:

このフェンスいつからあった大晦日

回答数 : 50

投稿日時:

凡などと呼べぬ柿あり能く熟れて

回答数 : 40

投稿日時:

まずひとつ秋の嵐を止めてみよ

回答数 : 31

投稿日時:

父の日と思う普通の日曜日

回答数 : 34

投稿日時:

イサクさんの添削

「朧夜や白き細指髪梳きぬ」の批評

添削した俳句: 朧夜や白き細指髪梳きぬ

こんばんは。

中七下五に情報の詰め込みがあり、窮屈になってしまい、リズムがぎくしゃくしているように感じます。

たとえば読者を信頼すれば「細い指」「白い指」はどちらかだけで伝わりそう。
内容からも、流れる韻律を作った方が、この句の良さは出そうです。

・朧夜や髪を梳きたる細き指

点数: 1

「とりあへず丘へのぼらむ蜃気楼」の批評

添削した俳句: とりあへず丘へのぼらむ蜃気楼

こんばんは。

「自分自身(作者・作中主体)がとりあえず丘へ登ろうと思った+季語『蜃気楼』」と鑑賞しました。

◆前半の力の抜けっぷりは嫌いではないです。
◆「とりあへず」という五音に代表されますが、上五中七の意味の薄さが気になります。意味が薄すぎて、季語が動きそうです。
 たとえば「とりあへず丘へのぼらむチューリップ」「とりあへず丘へのぼらむ黄砂降る」など。

兼題季語からの作句は難しいです。いかに「蜃気楼」を生かすか。
「蜃気楼を見るために○○した」みたいに理由を付けてしまうと、逆に季語の蜃気楼が生きずに詩情が削がれる傾向があります。難しいところですが、頑張ってください。

たとえば「丘」と取り合わせてみます。
・この丘はやさしき丘よ蜃気楼

点数: 1

「春待ちの床が上がらぬすきま風」の批評

添削した俳句: 春待ちの床が上がらぬすきま風

こんばんは。

◆狙ってやっているならよいのですが、「春待ち」は冬の季語、「すきま風」も冬の季語の季重なりです。同じ季節で、季節感はあるかたちの季重なり。
 ただ、季語を重ねた効果はあまり感じませんでした。
 冬の季語の多くは「暖かくなるのを待つ」という気持ちを伴いますし、家屋・生活の中まで忍び込んでくる「すきま風」は、天文季語ながらそのような気持ちを持ち合わせると思います。
 「春待ち」という作者の気持ちを説明したいお気持ちはわかりますが、その説明をやめてみるのも検討してみてください。

◆「床が上がらぬ」の受け取りに悩むところがあります。

1.「床」を「とこ」と読む場合
 1-1.「床上げ」は主に産後(あるいは大病後)の「主に寝て休んでいた期間を終えること」の意味があります。でも、この意味ではなさそうですね?
 1-2.単に「寒くて起きられない」的な意味でしょうか?とすると「すきま風」の実景が主の季語として生きて来ます。が、「すきま風」とは寒いものなので、この季語があればわざわざ「床が上がらぬ」と寒いことを説明しなくても・・とも思います。
2.「床」を「ゆか」と読む場合
 「床が上がらぬ」は「風が床を押し上げてしまうほどは強くない」という意味かなあ?この意味ではちょっと不自然ですね。

ということで私は1-2の意味で受け取りました。
上で書きましたが、「すきま風」という季語があれば、十分寒い風景です。寒いことを説明する中七は勿体ないと思ってしまうところでした。
また「布団」が冬の季語なのはご存じだと思いますが、この句は「布団から出られない」を遠回しに言いたいだけ?という気配も少し・・
「寒いから布団から出られない」という意味だとして、冬季語のそういう句はすでに多く詠まれていて、提案句が思いつきませんでした。

「春待ち」ということばを生かすなら、他に寒い季語は使わず感じさせたいところですね。「春を待つ」=「今は寒い、が、やがて来る春に希望を見ている」という季語なので・・・

・春待つや敷きっぱなしの床にいて

点数: 0

「FMが途切れた猫が恋してた」の批評

添削した俳句: FMが途切れた猫が恋してた

こんにちは。

みなさまから出ているコメントが面白いですね。
◆時勢については、私は慈雨様と意見が近いです。特に後半は、作者が気付いた時点では現在進行形「恋猫の声が聞こえてる」の可能性が高いと思っています。なので後半を「猫が恋してる」の形に変えても句の意味はあまり変わりません。
 が、前半「FMが途切れた」を「FMが途切れる」とすることはできませんし(日本語の終止形は未来の意味になってしまう)、時勢を合わせずに「FMが途切れた猫が恋してる」では気持ち悪さが残りますし韻も悪いです。
 なので、「~た~た」の韻を作った掲句は、詩としては良いのではないかと思います。

提案の句というか、そのアイデアならこんな形もありますねーということで。
・FMの隙間隙間に恋の猫

点数: 1

「短夜の香りに更けてギムレット」の批評

添削した俳句: 短夜の香りに更けてギムレット

こんにちは。

季語「短夜」は時間軸のある季語で、傍題(あるいは関連季語)「明易し」ほどではないものの夜明けを想定する季語です。「更けて」は逆効果かなあ・・・と思います。
(夜長なら「更けて」は合いますが、合いすぎて「わざわざ言わなくても・・」となりますね)

もしかしたら「香りが更ける」という措辞で虚を狙ったのか?と、そちらの解釈を考えましたが「香りが更けるって何だろう?」で止まってしまいました。

提案としては、例えば「香り」を実体化させる手がありますね。あらちゃん様に似た句を思いついて、頑張って別の例を考えました。
・短夜を匂うグラスやギムレット

点数: 0

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