カラーシンドロームの批評
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カラーシンドローム(元記事)
お久しぶりです。s.sです。
四月締め切りの電撃大賞に応募予定の話の第一章がキリのいいところまで出来上がったので、ご批評いただきたく、晒させてもらいます。
今回、すこし特殊な世界観で少年少女がSF的な青春をおくる、と言った感じの話でございます。まだ、第一章なので未回収の伏線など多々ありますがご容赦ください。
個人的に気になるポイントとしまして、面白いか? 演出が上手く働いているか? 分かりにくくないか? などがあります。
他にも、気になったところがあれば言ってください。
カラーシンドロームの批評
投稿者 十二田 明日 投稿日時: : 0
コメントが遅くなってしまい、申し訳ありません。
『カラーシンドローム』拝読させていただきました。
今現在読んだ限りだと『面白い』とは言えませんが、『面白くなりそう』とは思いました。作品の面白さに関しては、今後の展開次第ですかね。
ドットーレ先生が「~様々な能力が確認されている」と言っているので、主人公がどんな能力を持っているのか? その能力で何をするのか? 気になるところです。
導入が長い事に関しては、他の方がコメントされているので割愛させていただきます。
ただ、それ以外となると、あまり指摘できるところがないんですよね……。
文章は読みやすく分かりやすいですし、設定や世界観も独特で、引き込まれるものがありました。
この辺りは特に手を加えなくていいと思います。
キャラもそれぞれ立っていると思います。
ただ強いて言えば、ちょっと主人公のウィリアムのキャラが薄いかも……特にドットーレのキャラが濃いので相対に薄く見えてしまうというか。
ただこれは、今後の展開で挽回できる要素ではあるので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
あと細かいところなんですが、ドットーレが登場した時に
>クラスメイト全員が呆気に掌握された
という表現があったんですが、これだけは妙に引っかかりました。
いや本当に細かいとこなんですけど、一応言わせていただきます。
さて、総括させていただきますと、文章、世界観や設定に問題はないので、
『後はそれをどういう順番で、どこにフォーカスして読者に見せるか』
が課題になるかと思います。
例えばなんですが、
①主人公がカラーシンドロームによる能力を使って何かをする。(主人公が何らかの能力を持っている事を読者に伝える)
↓
②それを見た脇役orモブキャラ等が驚いたり、賞賛のリアクションを取る。しかし主人公は冴えない表情。(主人公が他の人間にはない力を持っている事、主人公が何らかの欠落を感じている事を伝える)
↓
③賞賛されても何故主人公の表情が冴えないのか? それは色が分からないから。(主人公の抱えている欠落と、色盲になる代わりに能力を得るという設定の説明)
みたいな感じでしょうか。
これはとある作家さんの受け売りになりますが、基本的にまずキャラを押し出して、そのキャラに付随する形で設定を出してやると読者は理解しやすいし、飽きない(らしい)です。
上に書いたのはあくまでも一例なので、「こんなやり方や考えもあるんだ」くらいに見ていただければと思います。
長所。良かった点
とにかく読みやすかったですね。
ライトノベルという媒体において、『読みやすい』『分かりやすい』というのは結構重要だと思うので、これはs.s様の明確な強みだと思います。
あと所々に独特な比喩表現があって、詩的な感じがあるのもいいと思います。
個人的には、ルカの様子を『元気が表面張力していた』と表現しているのが気に入ってます。
この比喩のセンス、独特で好きです。
良かった要素
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