ノベル道場/小説の批評をし合おう!

ヘキサさんの返信一覧。最新の投稿順13ページ目

元記事:生きるのに疲れたので、田舎で幼女の奴隷になります

ページを開いていただきありがとうございます。
この度新人賞向けに書いた小説の初稿が完成しましたので、改稿に向けぜひ皆様のご意見を頂戴したく投稿させていただきました。

都会で生きてきた私が夢見る『田舎の夏』の舞台にし、思春期の少年特有の葛藤を意識して書いてみました。
物語の構成やキャラ、話のテンポなど、感じたことを教えていただきたいです!

よろしくお願い致します。

上記の回答(生きるのに疲れたので、田舎で幼女の奴隷になりますの批評)

投稿者 ヘキサ : 0 投稿日時:

相変わらず苦も無くスルッと読める文体で大変羨ましいですわー……。

龍騎って某仮面ライダーの名前と同じでちょっと吹いたんですが、この程度で笑ってしまう自分は歳とったなあとか思っちゃいますわ。

まあそれ以降も2部目から自販機のラインナップで吹くわ、ただセイウチの物真似は私的にはヒットしなかったんですが、例によって鏡士郎みたいな暴走気味の男性キャラはいい感じだし、どうやらスレ主さんの嗜好はロリ向きということがだんだんわかってきたのでそのうち同好の士が集って来そうな予感ですわ、ゲームの話は相変わらず微妙だったり(任○堂は敵に回すと怖いのでやめたほうがいいと思うんだけどな……)、盛り上げるところは盛り上げるしでまあいろいろあるんですが。

日常的に楽しそうな話、というのはweb小説では好まれる傾向ですので、とりあえずweb掲載の需要には合っている気がします。以前に言ったこととほとんど同じような感想で申し訳ないのですが、新人賞を狙える尖った感はないのですが、「この人の話なら安心できる」という安定性があるので、地道に根気よく読者を増やしていくほうがいいと思います。

新人賞向きの人は、ショッキングなだけで読後感が悪く作者買いする気になれないタイプ、続編などが続かなくて新人賞のタイトルだけ何回もかっさらっていくタイプなど様々なので、そっちを狙えるタイプか、そっちを狙ったほうがいいのかなどの判断は私にはできかねます。お好きにしてくださいとしか。

なんか突き放した言い方で申し訳ないんですが、ここまで書ける人にあんまり言うことないやって感じですかね。強いて言えば他の方も仰っていますが、導入部は奴隷募集のシーンのほうがすんなり入っていける気がするかなとか。では、今後も楽しく執筆していけるよう、健闘を祈らせていただきます。

良かった要素

ストーリー キャラクター 文章

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n8145gi/

目的:プロになりたい!

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 生きるのに疲れたので、田舎で幼女の奴隷になります

この書き込みに返信する >>

元記事:黄金の魔女フィーア

どうもお久しぶりです。如月千怜と申します。
そろそろ枚数が100枚に到達しそうなので、ここに作品を掲載させていただきます。
実はオリジナル作品の長編は今回が初めてです。よろしくお願いします。

登場キャラ

フィーア・ブリューゲル
主人公。22歳の女性。黄金の魔女と呼ばれており、アルミュールでの知名度は高い。
ただ広がっている噂はほぼ偏見ばかりであり、元々人付き合いを好まない性分であったためか、住処の森であるフォレノワールから出てくることはほとんどない。
得意とする魔法は補助魔法。攻撃魔法は土属性に特化している。
本領はゴーレムなどの魔法生物の使役である。

ミレーヌ・ワロキエ
フィーアの友達。20歳の女性。
フィーアより年下だが幼少時代から付き合いがあったためか、彼女のことを普通に呼び捨てにしている。フィーアも全く気にしていない。
人付き合いが苦手なフィーアと違い、ガンガン他人に干渉する肉食女子。そして凄まじい恋愛脳の持ち主。
ただ一度裏切った相手、特に友達を傷つける奴に対しては一切容赦しない。そういうところはすごく真面目である。裏切りのジャッジは厳しめ。
得意とする魔法は攻撃魔法。

ティファレト・パヴェロパー
月の加護を持つ一族であるムラクモ族の戦士。22歳の男性。腕利きの冒険者である。
母親は一族の族長であり、跡取りに当たる立場である。今は武者修行のため一族の集落を離れている。
長身かつイケメンで女性にモテるが本人はマザコン。即ち残念なイケメンである。
ただ仕事に対しては真面目であり、ツッコミ役を担うことも多い。
武器は刀。旅に出る前にせんべつとして母親から受け取ったものである。
ちなみに第6話時点で実施したアンケートでは一番人気なキャラクターだった。

テオドール・グートハイル
フリーランスの傭兵。18歳の男子。主要キャラの中では最年少。
元々は軍に所属していたが、人間関係に嫌気がさしてすぐやめてしまい、傭兵になった。
軍属であったため、最年少でありながら達観した口ぶりが特徴。
ただ軍属時代に年相応とは言い難い経験をしたからか、ところどころ他人に対する情愛に欠けた言動が目立つ。

上記の回答(黄金の魔女フィーアの批評の追記1)

投稿者 ヘキサ : 2 投稿日時:

批評依頼主が終わりでいい、と言ったものを蒸し返すのはよくないとは思うのですが、「言われなかったからこれでいい」と思われてしまうのはまずいと思う点がいくつかあるので、そのごく一部を指摘しておきます。私が甘すぎて他の方に失礼な対応をしたりされる問題が多すぎるので。

・002より引用
「……騒ぎになってたなら、もっと早く言ってくれない? 私、新聞取ってないんだけど」 「ああ、ごめんごめん」  物資納入を滞納していることは聞いたことがあるけど、そんな理由があったとまでは想像できなかったわ。  ……ちなみに新聞を取ってない理由は、こんな森の中まで配達してくれる業者がいないからよ。決して字を読むのが嫌いな訳じゃないわ。

ミレーヌに文句を言って謝らせる意味がわかりません。新聞をとっていないというのは周囲の状況に気を配る努力をフィーアが怠っている、ということです。新聞は有料ですから、他者がちゃんとした代償を支払って得ているモノをただで貰えるのが当然、という態度は褒められたものではありません。「ここまで配達してくれないから」も言い訳にはなりません。そういう場所を選んだ師匠やフィーアはそのデメリットも覚悟していないといけないのです。当たり障りのない会話になってしまいますが、私が変えるとしたらこうなります。

「そんな騒ぎになってたんだ……」「あ、そっか、あんた新聞とってなかったのよね」「うん、業者に配達圏外だって断られたの」やっばりこういう時は立地の悪さが響くなぁ。師匠も周囲に干渉されたくないからこんな森の中を選んだんだろうけれど、ときどき情報の遅れが痛いこともあるんだよね……。

本来ならここまで内容に踏み込みたくはないのですが、こういうのを放置しておいて「フィーアは成長しきった」と勘違いされても困るのであえて一例を出してみました。「成長インフレには限界がある」とは言ったものの、如月さん本人がまだまだ未成長の状態で見切りをつけるのはあまりに早すぎます。私も無駄に歳だけくっていてあまり脳内が成長しているとは言い難いのですが、いくつになっても「世の中にはまだまだ知らないことが沢山ある」これを常に念頭に置いていないと痛い目を見ますよ。

成長ものでこういう痛いのをやらかしているのはけっこうあります。代表的なものはSEEDのキラです。作者が成長しきったと勘違いしていて、以後の展開が他者から見ると痛い状態になっているものです。「社交性」というものは「社会」を把握していてすら難しいものです。自分がコミュ症の自覚があるのでしたら尚のこと、完璧に書けているとは思わないほうがいいです。

・003より引用
そもそも私は魔女という呼び方自体が気に入らない。なぜかって? 基本的に民間人の間で知られている伝承に登場する魔女が皆老婆の姿をしているからよ。

この程度で魔女と呼ばれるのを嫌がるフィーアの思考が実にくだらないというか、考えが浅すぎます。魔女はもともと、薬草知識やその地方の民間療法などを各家庭で受け継いだ主婦などをキリスト教側が異端の力とみなして呼んだものなので、無駄に年齢にこだわったものではありません。私は「ああ、sw2.0の称号ルールを使って適当に作ったな」とだけ思っていたのでここ深く突っ込んでも無駄だとは思っていたのですが、「黄金の魔女」の呼称やそれに関する周囲やフィーアの捉え方がいい加減すぎて、奥の深いものを期待していた読者には肩透かしを食らわせてしまったでしょうね。

・004「新しい友達」のタイトルそのもの
 仕事はお友達を作りたくてやっているものではありません。あくまで「仕事仲間」です。「新しい仲間」という表現でもしっくり来ませんので、「仕事仲間の紹介」「交友会みたいなもの」のようなタイトルのほうがふさわしいかもしれません。タイトルは本編を書き終えた後に「いや、このタイトルだと合わん」ということがよくあるので、私は最後に確認or推敲するようにしています。

・005より引用
「そんなの決まってるじゃない! あいつはきっとゾンビを生み出す禁術を研究してるのよ! そうじゃなきゃ死肉なんて気持ち悪いものわざわざ集めないわ!!」

これが他の方から出ていた「客観的に見てエミリーのほうが共感できる」の最たる理由ですが
・フレッシュゴーレムとゾンビの違いをちゃんと説明できますか? それが倫理的に問題視されないと自信を持って言えますか?
こういうことです。私もプロット時点ではゴーレム使いとしか聞いてなかったのでいいんじゃないかと思っていたんですが、その材料が屍肉となると話は違ってきます。ピクシブ辞典でも「製造過程だけを見ると両者の区別はつかない」とありますし。

そもそも操霊魔法なんていろいろ問題のある魔法体系をベースにしている時点で大丈夫かな、と思っていたのですが(あの呪文リストの中には倫理的にアウトなものがけっこう多いので)、「霊魂」の概念に触れていないのが問題です。実在が証明されていないものだからこそ、その世界の住人の考えが尊重されます。一般的な敵役は「無理やり霊をその場に留めて酷使している」ケースが多く、味方サイドは「一時的に力を借りるだけならよし」というケースが多いでしょうか。

この世界のフレッシュゴーレムは「他の素材よりも知能が高くなる」という時点でかなりやばい感じがあるのですが(もとから宿っている霊魂を使っているのか、そのへんの雑霊をとり憑かせているのか)、そこを深く掘り下げるとネックになるのがドゥーエの存在かもしれません。彼女を構成する素材も気になりますが、フィーアに絶対服従の特徴があるようなので「自分に逆らわないお人形ばかりを作って、家族ごっこして嬉しい?」という、いわゆるネクロマンサ―が俗にネクラマンサ―と称される由縁が発生しています。

逆方向でグラーネやウッドナイトバロンにも多少の問題がありますが。前述したように「一時的に霊を憑依させて使役するだけならまあ許容範囲」という考え方であれば、あえて使い捨てにするのはむしろアリとも思えますが、逆に愛着の湧くような凝った名前をつけるのは不自然な気もしています。一方でドゥーエは手放したくない感がありありと出ているので、このへんのフィーアの気持ち、霊や魂に対する概念があやふやなのが要注意点だと思います(別に両者が両立する自己矛盾を抱えていてもいいんですけどね)。

また、グールのように「食料は死体だけど生きてる人間も殺せば同じ」という考え方を拡張させると、フレッシュゴーレムの素材はすぐに死んだり痛んでいる箇所が多くないもののほうが効果的なわけなので、理想の素材を求めて……という、行き過ぎた行動をやらかす研究者は普通にいそうな気がして怖いです。この作品の敵サイドはどうもそういう考えが垣間見えますが、肝心のフィーアがどう考えているのかがよくわからないため、今後の心理描写はそこに焦点を当てたほうがいいのでは、と思えます。今までの研究そのものに疑問を持ったっていいんですよ。フランケンシュタイン博士もエルリック兄弟もイズミ師匠も、わかっていながら止められなかった連中ですからね……。

・006より引用
私の方が年上なんだけど。ミレーヌはずっと前から呼び捨てで呼んでいるから気にしてないけど、付き合いの浅い人に呼び捨てされたらへこむわね……

他の人から何度も「年の上下を気にしすぎるのはどうなのか」と問題視されているにも関わらず、無駄にそこにこだわっているのはそろそろバッサリ断ち切ったほうがいいような気がしてきたので遠慮なく言います。フィーアがパーティ内でいちばん年上でそれを気にしろと暗に要求している状態は、フィーアがジャイアンになって取り巻きを引き連れている状態に近いです(TOZのロゼもほぼそういう状態だった。とりあえずロゼの言うことにはみんな全部賛成、しないといけない同調圧力が出ている感じ)。

今後もそういう状態が続くようならメアリー・スーのレッテル張りをされてもおかしくない状態ですので、今のうちに言動が横暴になっていないか見直しましょう。既にテオドールに対する仕打ちがやりすぎだと思われている可能性もありますが。

あと、西洋圏では年齢に関わらず呼び捨てにするのが通常の文化も多いです。「俺」「私」「僕」や「あなた」「君」「お前」などの一人称・二人称表記もそうですが、誰が喋っているのかをわかりやすくするためにつける「~さん」「~ちゃん」や一人称・二人称変化は構いませんが、その世界内でそれがさも常識であるかのように過剰に反応するのは西洋風ファンタジーらしさを損なうので、無駄に気にしないほうがいいと思います。

(いったん切ります)

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/378348658

目的:趣味で書く

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 黄金の魔女フィーア

この書き込みに返信する >>

元記事:黄金の魔女フィーアの批評の追記1

批評依頼主が終わりでいい、と言ったものを蒸し返すのはよくないとは思うのですが、「言われなかったからこれでいい」と思われてしまうのはまずいと思う点がいくつかあるので、そのごく一部を指摘しておきます。私が甘すぎて他の方に失礼な対応をしたりされる問題が多すぎるので。

・002より引用
「……騒ぎになってたなら、もっと早く言ってくれない? 私、新聞取ってないんだけど」 「ああ、ごめんごめん」  物資納入を滞納していることは聞いたことがあるけど、そんな理由があったとまでは想像できなかったわ。  ……ちなみに新聞を取ってない理由は、こんな森の中まで配達してくれる業者がいないからよ。決して字を読むのが嫌いな訳じゃないわ。

ミレーヌに文句を言って謝らせる意味がわかりません。新聞をとっていないというのは周囲の状況に気を配る努力をフィーアが怠っている、ということです。新聞は有料ですから、他者がちゃんとした代償を支払って得ているモノをただで貰えるのが当然、という態度は褒められたものではありません。「ここまで配達してくれないから」も言い訳にはなりません。そういう場所を選んだ師匠やフィーアはそのデメリットも覚悟していないといけないのです。当たり障りのない会話になってしまいますが、私が変えるとしたらこうなります。

「そんな騒ぎになってたんだ……」「あ、そっか、あんた新聞とってなかったのよね」「うん、業者に配達圏外だって断られたの」やっばりこういう時は立地の悪さが響くなぁ。師匠も周囲に干渉されたくないからこんな森の中を選んだんだろうけれど、ときどき情報の遅れが痛いこともあるんだよね……。

本来ならここまで内容に踏み込みたくはないのですが、こういうのを放置しておいて「フィーアは成長しきった」と勘違いされても困るのであえて一例を出してみました。「成長インフレには限界がある」とは言ったものの、如月さん本人がまだまだ未成長の状態で見切りをつけるのはあまりに早すぎます。私も無駄に歳だけくっていてあまり脳内が成長しているとは言い難いのですが、いくつになっても「世の中にはまだまだ知らないことが沢山ある」これを常に念頭に置いていないと痛い目を見ますよ。

成長ものでこういう痛いのをやらかしているのはけっこうあります。代表的なものはSEEDのキラです。作者が成長しきったと勘違いしていて、以後の展開が他者から見ると痛い状態になっているものです。「社交性」というものは「社会」を把握していてすら難しいものです。自分がコミュ症の自覚があるのでしたら尚のこと、完璧に書けているとは思わないほうがいいです。

・003より引用
そもそも私は魔女という呼び方自体が気に入らない。なぜかって? 基本的に民間人の間で知られている伝承に登場する魔女が皆老婆の姿をしているからよ。

この程度で魔女と呼ばれるのを嫌がるフィーアの思考が実にくだらないというか、考えが浅すぎます。魔女はもともと、薬草知識やその地方の民間療法などを各家庭で受け継いだ主婦などをキリスト教側が異端の力とみなして呼んだものなので、無駄に年齢にこだわったものではありません。私は「ああ、sw2.0の称号ルールを使って適当に作ったな」とだけ思っていたのでここ深く突っ込んでも無駄だとは思っていたのですが、「黄金の魔女」の呼称やそれに関する周囲やフィーアの捉え方がいい加減すぎて、奥の深いものを期待していた読者には肩透かしを食らわせてしまったでしょうね。

・004「新しい友達」のタイトルそのもの
 仕事はお友達を作りたくてやっているものではありません。あくまで「仕事仲間」です。「新しい仲間」という表現でもしっくり来ませんので、「仕事仲間の紹介」「交友会みたいなもの」のようなタイトルのほうがふさわしいかもしれません。タイトルは本編を書き終えた後に「いや、このタイトルだと合わん」ということがよくあるので、私は最後に確認or推敲するようにしています。

・005より引用
「そんなの決まってるじゃない! あいつはきっとゾンビを生み出す禁術を研究してるのよ! そうじゃなきゃ死肉なんて気持ち悪いものわざわざ集めないわ!!」

これが他の方から出ていた「客観的に見てエミリーのほうが共感できる」の最たる理由ですが
・フレッシュゴーレムとゾンビの違いをちゃんと説明できますか? それが倫理的に問題視されないと自信を持って言えますか?
こういうことです。私もプロット時点ではゴーレム使いとしか聞いてなかったのでいいんじゃないかと思っていたんですが、その材料が屍肉となると話は違ってきます。ピクシブ辞典でも「製造過程だけを見ると両者の区別はつかない」とありますし。

そもそも操霊魔法なんていろいろ問題のある魔法体系をベースにしている時点で大丈夫かな、と思っていたのですが(あの呪文リストの中には倫理的にアウトなものがけっこう多いので)、「霊魂」の概念に触れていないのが問題です。実在が証明されていないものだからこそ、その世界の住人の考えが尊重されます。一般的な敵役は「無理やり霊をその場に留めて酷使している」ケースが多く、味方サイドは「一時的に力を借りるだけならよし」というケースが多いでしょうか。

この世界のフレッシュゴーレムは「他の素材よりも知能が高くなる」という時点でかなりやばい感じがあるのですが(もとから宿っている霊魂を使っているのか、そのへんの雑霊をとり憑かせているのか)、そこを深く掘り下げるとネックになるのがドゥーエの存在かもしれません。彼女を構成する素材も気になりますが、フィーアに絶対服従の特徴があるようなので「自分に逆らわないお人形ばかりを作って、家族ごっこして嬉しい?」という、いわゆるネクロマンサ―が俗にネクラマンサ―と称される由縁が発生しています。

逆方向でグラーネやウッドナイトバロンにも多少の問題がありますが。前述したように「一時的に霊を憑依させて使役するだけならまあ許容範囲」という考え方であれば、あえて使い捨てにするのはむしろアリとも思えますが、逆に愛着の湧くような凝った名前をつけるのは不自然な気もしています。一方でドゥーエは手放したくない感がありありと出ているので、このへんのフィーアの気持ち、霊や魂に対する概念があやふやなのが要注意点だと思います(別に両者が両立する自己矛盾を抱えていてもいいんですけどね)。

また、グールのように「食料は死体だけど生きてる人間も殺せば同じ」という考え方を拡張させると、フレッシュゴーレムの素材はすぐに死んだり痛んでいる箇所が多くないもののほうが効果的なわけなので、理想の素材を求めて……という、行き過ぎた行動をやらかす研究者は普通にいそうな気がして怖いです。この作品の敵サイドはどうもそういう考えが垣間見えますが、肝心のフィーアがどう考えているのかがよくわからないため、今後の心理描写はそこに焦点を当てたほうがいいのでは、と思えます。今までの研究そのものに疑問を持ったっていいんですよ。フランケンシュタイン博士もエルリック兄弟もイズミ師匠も、わかっていながら止められなかった連中ですからね……。

・006より引用
私の方が年上なんだけど。ミレーヌはずっと前から呼び捨てで呼んでいるから気にしてないけど、付き合いの浅い人に呼び捨てされたらへこむわね……

他の人から何度も「年の上下を気にしすぎるのはどうなのか」と問題視されているにも関わらず、無駄にそこにこだわっているのはそろそろバッサリ断ち切ったほうがいいような気がしてきたので遠慮なく言います。フィーアがパーティ内でいちばん年上でそれを気にしろと暗に要求している状態は、フィーアがジャイアンになって取り巻きを引き連れている状態に近いです(TOZのロゼもほぼそういう状態だった。とりあえずロゼの言うことにはみんな全部賛成、しないといけない同調圧力が出ている感じ)。

今後もそういう状態が続くようならメアリー・スーのレッテル張りをされてもおかしくない状態ですので、今のうちに言動が横暴になっていないか見直しましょう。既にテオドールに対する仕打ちがやりすぎだと思われている可能性もありますが。

あと、西洋圏では年齢に関わらず呼び捨てにするのが通常の文化も多いです。「俺」「私」「僕」や「あなた」「君」「お前」などの一人称・二人称表記もそうですが、誰が喋っているのかをわかりやすくするためにつける「~さん」「~ちゃん」や一人称・二人称変化は構いませんが、その世界内でそれがさも常識であるかのように過剰に反応するのは西洋風ファンタジーらしさを損なうので、無駄に気にしないほうがいいと思います。

(いったん切ります)

上記の回答(黄金の魔女フィーアの批評の追記2)

投稿者 ヘキサ : 1 投稿日時:

(続きです)

フィーアに関する問題点はいったんこのあたりにしておいて、次はプロケラのようなバトル好きキャラ、濃い脇役キャラなどに関しての注意点に触れておきます。

わかりやすいように熱血専用の悪役分類用語を使わせてもらいますが、このタイプは『修羅』タイプに相当します。修羅タイプを扱ういちばん重要な注意点は、「状況によって周囲の評価が大きく変わる」という点です。わかりやすく言うと『大会もの』では賞賛されますが、『仕事もの』では上の意向おかまいなしで自分の好きなバトルのことしか考えていない困ったちゃん扱いです。ジャンプ黄金期で『大会もの』が流行ったのはここに大きな原因があって、バトルそのものを楽しむには任務などのしがらみが邪魔になることが多いからです。

また、自分の属する陣営に対する責任がどの程度その個人にあるのか、という点ですが、ミリタリーものなどでは国の事情というのはそうそう一個人で覆せるものではないので、敵であっても無意味な殺戮をしないキャラなどは敬意を払うに値することもあります。ですが組織の行動理念をはっきり知らされていて、自分の意志でそれに賛同し加わっていたとなると、それは「そんな奴らの仲間になっている時点で敬意を払うに値しない人物であることが多い」です。

プロケラに関してはカマーン村の壊滅に加わっているという事実は覆りませんので、たとえあのシーンのみ正統派武人のような振る舞いをしていても、敬意を払うに値する人物かどうかという点に関しては正直、疑わしいです。

黄金期中でもダイの大冒険などの、敵味方の勢力構造がしっかりしているものは、味方側についたかつての敵はそれまで与えた危害を決して軽んじてはおらず、その負い目のため「主人公達より強くても、彼らより栄誉を受ける立場に進み出る気はない」ので、既にツンデレのツンの皮が剥がれまくっていてもそのポーズを崩そうとはしません。

他の参考例としては、スレイヤーズの長編2巻「アトラスの魔導士」を挙げておきます。スレイヤーズの長編は、初期(6巻ごろまで)は奇数巻がフィールドアドベンチャー、偶数巻がシティアドベンチャーになっています。奇数巻のほうが物語の主軸に関わる内容が多いのですが、偶数巻は仕事を引き受ける手順などがちゃんと整っていて、作者のサラリーマン歴の長さがその基盤を支えているのが実感できます。

2巻では魔導士に送られる色の称号に関して、リナが自分のそれを嫌がっている理由、リナが心の中で悪態をつきながらも仕事を受ける手順や倫理観はしっかりしている様子、修羅タイプの敵との対決および会話のやりとり(ふだん人当たりのいいガウリイがコイツに対してだけはめっちゃ冷たかった)、人造人間の悲哀などが込められていて、少ない文字数に重要な部分が凝縮されているのがよくわかります。

そしてもっと大事な設定はすでに1巻でしっかり整えられていて、表出部分は少ないものの創世神話、魔法体系、この世界の一般的な最強呪文『竜破斬』の起源と開発した魔導士に関して、リナの故郷の特徴、師匠に相当する『故郷の姉ちゃん』の素性、リナのオリジナル最強呪文『重破斬』作成のきっかけとなった出来事(どうも姉ちゃんのコネが効いた様子)など、やはり少ない文字数に厳選しておさめられています。

「苦手分野から逃げているつもりはない」という話ですが、一巻分の容量で特に重要な事件の黒幕、研究者の理念などに関して他の読者から見ても説明不十分、消化不十分という状態は本当は「今のところはいいけど」ではなく「既に大遅刻」です。そこを書き上げるまでは真に完結はしていない、物語を完結させられる技量があると認められた状態ではないと思ってください。

いつもにも増して非常にきついもの言いになってしまいましたが、私から受けた知識を自分に都合よく受け取り、他人のあらをつつくために使うのはやめてほしいと心底思っています。私だって自分にブーメラン帰ってくる内容多いからここまで細かい内容に踏み込むのは嫌なんですけれど、そろそろ「若いから許される」とかいう歳でもなくなってきていると思いますので。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/378348658

目的:趣味で書く

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 黄金の魔女フィーア

この書き込みに返信する >>

元記事:海賊の話(仮)

新人賞に応募用の海賊ストーリーの第一章が完成しましたので、こちらにてご批評賜りたく投稿させていただきます。
粗が多いとは思いますが、一応読めなくはない範囲には書き落とせたと自負します。
質問したい点は二点です。
一つ、物語は冗長ではないか、無駄なシーンや読んでいてイライラするシーンはないか?
二つ、物語に引き込めているか、面白いか否か?
です。その他、気になったことがあれば言ってください。
よろしくお願いします。
それと、プロローグ相談の方であげることも考えたのですが、今回文字数が三万字近くあるということで、批評依頼の方に投稿させていただきました。

上記の回答(海賊の話(仮)の批評)

投稿者 ヘキサ : 1 投稿日時:

4話あたりから怪物団の船長がずっと「レイピア」と呼ばれているのがすごい違和感がありました。「レイピア持ち」「怪物どもの船長らしき男」「二枚羽の帽子野郎」などなど言いようはいろいろあると思いますが、以前指摘した怪物の容姿、他の方からも指摘されていたモブキャラの呼称など含め、どうも三人称一元の特性をうまく使いこなせていない、という感じがしています。

何度も「レイピア」と呼ばせているのもな、と思うので、ベリィに早々に「○○船長」などと呼ばせて本名を明らかにしたほうがいいのではないかと思いました。

長所。良かった点

内容自体はとても先が楽しみです。

良かった要素

ストーリー 設定

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://estar.jp/novels/25701603

目的:プロになりたい!

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 海賊の話(仮)

この書き込みに返信する >>

元記事:海賊の話(仮)の批評の返信

コメントありがとうございます。
これまで、一人称で書いていて本作を書くにあたって、三人称一元に挑戦したので拙いのはご容赦ください。
個人的に怪物船長のことをレイピアと呼ぶのに違和感はなかったので、そのことを指摘されるのは意外でした。しかし、言われてみれば変な気がするので、怪物の名前を変更いたします。
貴重なご意見ありがとうございました。

上記の回答(海賊の話(仮)の批評の返信の返信)

投稿者 ヘキサ : 0 投稿日時:

うーん……もしかして伝わっていないかもしれない、と思いつつ、余計な捕捉をば。

例えばピーターパンのフック船長のように、フックがあまりにも特徴的なため通り名でそう呼ばれているのなら「レイピア使いだからレイピア」で構わないんですよ。問題は、ライチがそう呼ばれていることを誰からも聞かされていない、ということなんです。三人称一元の地の文は、基本的に視点人物の知り得ないことを書かないほうがいいんです。

怪物の場合は「醜い」としか書かれていなくて、例えば鱗や水かきが生えるのか、角や牙や毛皮が生えるのか、はたまたそれ以外の「死人のような目をしている」とか「不吉な感じのオーラに包まれているように見える」とか、そういう特徴を持って呼ばれると思うんですよね。でも「醜い」だけで「どう醜い」のかがわからなかった。

ライチが助けた少年は、名前を知っていておかしくないはずなのに名前で呼んでいなかった。
(これ私もスルーしちゃったから、気づいた方はすごいと思います)

怪物たちの頭領らしき男は、一度もライチに名前を聞かされてもいないのに地の文で名前を初出させられていた。
「名前を変更してほしい」のではなく「名前を視点人物に何らかの手段で知らせてあげて欲しい」のです。
……言ってることがもし理解できないようでしたら、他の言い方を考えますのでちょっと猶予を下さい。これ以上うまく説明できるかどうか自分でも自信がありませんが(汗

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://estar.jp/novels/25701603

目的:プロになりたい!

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 海賊の話(仮)

この書き込みに返信する >>

現在までに合計73件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全15ページ中の13ページ目。

ランダムに批評を表示

胃ろうと吸血鬼の融合

投稿者 はにょ 返信数 : 0

投稿日時:

はじめまして。 DC または OP の2次創作を書いています。(短編が多い) 添付作品は1万字程度 [求めるコメント] ・作... 続きを読む >>

欠点の指摘歓迎!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11351486

財閥のご令嬢の専属執事なんだが、その家系が異能者軍団な件について

投稿者 返信数 : 2

投稿日時:

なろうで開催しているWeb小説の大賞に応募したため、改稿を考えています。 文体、語彙力や表現力などなど......最低一次選考... 続きを読む >>

欠点の指摘歓迎!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n6497eq/

7人の僕が世界を作り直すまで

投稿者 セリシール 返信数 : 0

投稿日時:

予想外な展開がウリです。 文章がしっかりしているかが不安です。それとキャラがしっかり立っているかも教えてください。 続きを読む >>

長所を教えてください!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n3113ei/

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

ランダムに批評を表示

元記事:星の彼方 絆の果て

昔から銀河系未来史みたいなものを書きたくて、ようやくプロットもまとまったので書き出しました。まともに書くのは初になります。
・初の作品なので表現が通じているか不安です。
・なろう・カクヨムに投稿してますが、少なくともなろう向きではないと、後になってから痛感してます。
・小説の形態がweb版に沿う沿わない以前に、お話として興味を抱いてもらえるかどうか。
・最新話まで読み通して欲しいのが本音ですが、途中で投げ出したくなるというのも感想批評に違いないので、なんでもご意見下さい。

上記の回答(星の彼方 絆の果ての批評)

投稿者 七時雨 : 0 投稿日時:

はじめまして。七時雨と申します。
とりあえず博物院だけ読みましたが、設定は面白いと思います。原始の民や、星の彼方、とくにオークの設定はとても良いですね!
欠点を挙げるとすれば、初っ端から膨大な情報が押し寄せてくるところですかね。造語が多いのはいいんですが、少しずつ増やしていった方が読者も馴染みやすいと思いますよ。
最後に、完全に私事ですが「量子怪盗」という小説をオススメします。きっとあなたなら気にいると思いますし、参考にもなります。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n3209ey/

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 星の彼方 絆の果て

この書き込みに返信する >>

元記事:死後に、殺す

非日常的な事を日常的に描く事を意識して書きました。

上記の回答(死後に、殺すの批評)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

先が気になる興味深い展開でした。
ところどころに常用とはいい難い、難読漢字を使われていたので、それを開くとよりスムーズに読めて良くなるかなと思います。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n6905fg/

要望 : 長所を教えてください! スレッド: 死後に、殺す

この書き込みに返信する >>

元記事:日は沈む

・力を入れた部分
 今作は、主人公とヒロインが、目を背けようとしていた罪の意識に対して、それに向き合おうと決心するまでの部分を描きました。
 主人公と友人が書物から討論する部分を頑張りました。

・不安な点
 ストーリーの組み立て方。
 文章力。
 物語として成り立っているか。
 トリック? がわかりづらい。

自分の長所や短所。
足りない部分、伸ばせる部分、大事にした方がよい部分。
そういったものは何か、というのを教えていただけたらなと思います。
上手ではありませんが、批評の程、よろしくお願いします。

上記の回答(日は沈むの批評)

投稿者 結尉奈りお : 1 投稿日時:

秋冬春夏さん、初めまして!
プロローグと「説明」まで読み終えました!

純文学を彷彿とさせる豊かな表現と、自殺未遂が趣味のヒロイン。
この二つが印象深くて『この先、どうなっていくのか』という興味を掻き立てられます。他作品との差別化も自然と成り立つと思いますし、出だしという意味では成功しているのではないでしょうか。

ここからは「たのもー!」ということなので、気になった点をいくつか。

>ある日を境に楽しんだり喜ぶということができなくなってしまった

あらすじにもありますが、主人公がこのような心境に陥っている理由は何なのでしょうか。おそらくは核心に関わる事柄なので後出しなのかもしれませんが、劇中で何度も触れられる割には一向に説明がありませんし、自分自身のことなので説明できないということはないはず。むしろ、それをプロローグで出して、ヒロインが自殺しようとする場面を1話の冒頭に持ってきた方が自然では。

それから現時点まで読んだかぎり、この作品は現代日本が舞台。特に変わった描写や設定もないので飲み込むのは楽なのですが、それにしては説明というか、地の文が多いように感じました。

ただ長いだけだと同じことを何度も言われているような気になるし、前述の主人公の理由も語られないので、読むしかできない側としてはストレスでした。文が短いと詰める量は減りますが、その分、無駄が減って重要なことが濃く表れる。より短く、より濃く伝えるのは書き手の技量に直結する部分だと思います。

その他、この先に起こりうる殺人事件を匂わせる言及があるので、純粋な青春物なのか推理サスペンスなのか。もし、そうだとしても何の能力もない無感情の主人公が人殺しを探して、どうしたいのかが分かりません。その辺の線引きもゴチャ混ぜで曖昧に感じました。

個人的には、ちょっと変わっているヒロインがもっと見たい。殺人犯もヒロインも見つけて自分探しするより、もっと単純にヒロインへ注力するべきだと思います。

そこら辺の検討のほど、よろしくお願いします!
他の作品の執筆もがんばってください!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n8504cx/

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 日は沈む

この書き込みに返信する >>
トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

小説の批評を依頼する!
コメントは4500文字以内。
あらすじは3000文字以内。
批評通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

ノベル道場/小説の批評をし合おう!の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ