ノベル道場/小説の批評をし合おう!

鬼の王無惨さんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:黄金の魔女フィーアの批評

とりあえず5話目まで読んできました
作品についてですが、まず全体的に句読点の位置が独特だなと思いました。悪いというわけではありません。それにより文章のリズム感も変わっており、若干の読み辛さは感じました。

次に、魔法について。Prologueからいきなり○○魔法、○○魔法と説明がされましたが、正直に言ってよくわかりませんでした。というのも、例えば黒魔法を使う時に説明が入るのは自然なのですが、全部一気に説明されるとそれは単純に設定資料を見ている感じになってしまんです。
漫画みたいにイラストがついているのならまた別です。ただ、文章でそれをやるのは中々に文章力が必要かと思われます。
黒魔法が悪魔に力を借りているとのことですが、悪魔に力を借りることで人造生命が作れるのは何故でしょうか。
曲がりなりにも生命に関わる魔法なら、まだ神様に力を借りる神聖魔法の方が説得力がある気がします。

一人称視点の地の文ですが、これは誰かに語りかけているのでしょうか。

あと、死肉探しの時に「運が良ければ〜多々ある」という文章が出ましたが、運が良ければと確率低い場合の話をしているのに多々あるというのはつまりどのくらいの確率なのでしょう。

最後は名前に関してです。主人公や親友の子の命名センスはとても良いと思います。オシャレですし、魔女っぽさが出ているかと。
だからこそ、いきなりのヘルハウンドが浮いてしまっている気がしました。
ヘルハウンドという名前が誰に名付けられたのか、なぜそう名付けられたのか。その辺りも気になります。

上記の回答(黄金の魔女フィーアの批評の返信)

スレ主 鬼の王無惨 : 0 投稿日時:

紺色わさび様

第5話まで読んで頂きありがとうございます。
結構古い記事なのに感想を頂けるとは思っていませんでした。

●句読点の位置に関して

多分そこは私の手癖です。自分でも後で読み返して「変な置き方をしている」と思うことは何度かありました。
この作品は前の冬に大規模な推敲をしているのですが、直す必要があると思ったら取り入れていきます。

魔法の説明

これまで受けた指摘の傾向を見ても、ここは新規の方が読み始めるのに壁となる部分らしいですね……
今読み返しても「この場面は黒魔法の説明だけに集中した方がいいな」と思っています。
そもそも神聖魔法と妖精魔法の記述を削除する方向で修正しますね。

>黒魔法が悪魔に力を借りているとのことですが、悪魔に力を借りることで人造生命が作れるのは何故でしょうか。

悪魔が契約とかで奪い取った魂を与えている、などが思い浮かびますが、多分ここで言い訳するより本文に加筆した方がいいところですね。
ちなみに黒魔法にした理由は作者の魔女に対するこだわりのようなものなので、そのこだわりにそぐうような理由づけをキッチリ考えてきます。

>運が良ければと確率低い場合の話をしているのに多々あるというのはつまりどのくらいの確率なのでしょう。

……うーん、体感40%くらいでしょうか? ここもそのままだとまずいので修正します。

>名前に関してです。

ヘルハウンドは読み返した時に「え、俺こんな奴出してたの?」って自分でもビックリした相手です。
(つまり真面目に推敲するまでの間書いている本人が存在を忘れていた)
後のモンスターがゾンビ系主体なのにこいつは何一つ関係がないし、再登場もしないから、読み進めればますます浮いていく存在になってしまいました。

ちなみに第1話なのですが、現在まだ着手はできていませんけど、リメイクを検討しています。
わさび様から頂いた意見の数々はリメイクの際に大きく参考になります。有意義な学びを得られました。ありがとうございます。

追記 良かったところについて

読まれた範囲で登場しているのはフィーア、ミレーヌ、ライト、ティファレト、三人組ですね。
フィーアとティファレト以外は割とありきたりな外国人の名前ですが、区別が難しくならないよう考えて選びました。同じ発音で始まる名前ができないように意図的に調整しましたね。

ティファレトはFF7のセフィロスがモデルのキャラで、セフィラが名前の由来です。
結構アウト寄りのパロディキャラで、元キャラに似すぎたところは少し後悔しています。
一応セフィロスとの差別化点として、悪役だった元キャラと違って徹底的にいい人にしたり、原作にもあるマザコンという側面をギャグの領域まで強めたりなどで頑張って差別化しました。
そのおかげで「マザコンなのにいい人」というギャップが大ウケして、登場キャラの中で一番の人気者になりました。

フィーアは元々クワトロ・バジーナのパロキャラとして作り始めたのが原型です。
フィーアという名前がドイツ語で4という意味で、何となく女性にいそうだなと思ったので女性にしました。
今ではもう名前以外原型が残っていないのですが、結果的にいい名前が付けられたので今でも大好きなキャラクターです。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/378348658

目的:趣味で書く

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 黄金の魔女フィーア

この書き込みに返信する >>

元記事:バーボチカの冒険 ~激震のフロンティア~の批評

掲示板での書き込みは初めてなので、至らないところがあったら教えてください。

002まで読みました。
前回の反省とありますが、私は前回を知らないので、要望にある欠点の指摘を私なりに思った範囲で書きたいと思います。

戦闘シーンで、地の文は緊迫感を演出する感じで描かれているのに対して、セリフは「とおっ!」「痛ぇ!?」「えいえいえいえーい!!」など緊迫感がなく、作品の雰囲気が掴みづらいなと感じました。

キャラにも触れられているで、私から少し。002までを読んだ主人公の印象についてを書きます。
協調性はなさそう、だけど仲間意識は人一倍強い。敵に対して冷酷になれる強さがある。毒を使うのは主人公だけのようなので、ゴブリンの中でも賢い存在……なのかな。(毒については母の知識でしたが、実戦で使ったのは主人公なので)
総合すると、主人公としてみた時、尖った印象ありませんでした。毒を使って戦うのは個性としてアリだと思いました。個人的には、苦手なキャラではありません。

展開で気になったのは、最初の矢に毒を塗っておけば良かったのでは?(あの矢は男の手に当たった判定で、間違いないですよね?)

世界観はちょっと北斗を連想しました。ヒャッハー!とか、毒がまわる前の敵に背を向けて勝利宣言、からの敵の出血死、とかが。

上記の回答(バーボチカの冒険 ~激震のフロンティア~の批評の返信)

スレ主 鬼の王無惨 : 0 投稿日時:

日暮れ様、こちらでも感想ありがとうございます。

>セリフの緊張感がない

ここはちょっと難しい問題ですね……他に気になる方が多かったら修正が必要だと思います。

>最初の矢に毒を塗っておけば良かったのでは?

一応毒を塗っていない理由は考えています。
普段狩りに使う矢を使用しているので、毒矢で間違えて獣を撃ったら食べられなくなるということから、普段は毒矢を使用していないという設定です。
後は……塗るのが間に合わないと判断して注意を引くことを優先したとかでしょうか?

>世界観はちょっと北斗を連想しました。ヒャッハー!とか、毒がまわる前の敵に背を向けて勝利宣言、からの敵の出血死、とかが。

そこは意図的にリスペクトさせて頂いた箇所です。リスペクト元と違ってケンシロウは美少女だしリンもバットもいませんが(汗)

続きが気になるような作りになっているようで良かったです。
繰り返しになりますが感想ありがとうございました。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/314431003

目的:趣味で書く

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: バーボチカの冒険 ~激震のフロンティア~

この書き込みに返信する >>

元記事:ナイトメアフライデーの批評

初めまして、如月千怜さん。

『ナイトメアフライデー』楽しんで読ませて頂きました。指摘も含めてコメントします。

起承転結はしっかりあって、転の部分で「こうなったか!?」と驚きました。文章はもう少しまとめた方が読みやすいでしょう。

プレミアムフライデーという時事ネタを使っているし、ホラーというかブラックなダークファンタジーで面白かったです。

キャラクターはニーキュス様の表と裏のギャップがなかなか良かったので。ノエルやマガリーもすぐ残酷キャラにするのではなく、主人公や西村に可愛らしく親切に接する場面を入れてから、本性を表す場面にした方が良いかな、と思いました。

拙い感想ですが、お役に立てれば幸いです。

上記の回答(ナイトメアフライデーの批評の返信)

スレ主 鬼の王無惨 : 0 投稿日時:

高柳 祥様、感想ありがとうございます。
短い感想ですが適格な指摘が多かったです。ありがとうございます。

>>キャラクターはニーキュス様の表と裏のギャップがなかなか良かったので。ノエルやマガリーもすぐ残酷キャラにするのではなく、主人公や西村に可愛らしく親切に接する場面を入れてから、本性を表す場面にした方が良いかな、と思いました。

こことかは特にそうですね。特にマガリーはかなり雑に扱ったキャラクターなので、加筆を検討します。
最後になりますが、楽しんで読んで下さってありがとうございます。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/820123488

目的:趣味で書く

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: ナイトメアフライデー

この書き込みに返信する >>

元記事:ナイトメアフライデー

ノベル道場を初めて利用させていただきます。如月千怜と申します。
元々私は鍛錬投稿室に投稿していましたが、最近は投稿室の人離れが激しくなってきたのでこちらにも投稿することになりました。よろしくお願いいたします。

今回書いた作品はホラーですね。今まで一度も書いたことがないジャンルなので、そのあたりに詳しい方からのご意見を頂きたいです。
ちなみに私は基本的にどこでも欠点の指摘を歓迎するスタンスを取っていますので、もし引っかかるところがありましたら遠慮なくご指摘ください。

上記の回答(本作の大規模な改稿を実施しました)

スレ主 鬼の王無惨 : 0 投稿日時:

タイトルにも書きましたが、本作の改稿を実施しました。
ちなみに実施した理由としては、自分で読み返していてヘタだと思った箇所が多かったからです。
特に第二話は恐怖演出が足りていないと思ったので大幅に加筆しています。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/820123488

目的:趣味で書く

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: ナイトメアフライデー

この書き込みに返信する >>

元記事:ある女の話

初投稿です。
短編読み切りのオカルトです。なんとなく稚拙な印象を受けるのですがどういった点がそう感じるのか自分ではよく分からないので、皆様のお力を借りたく思います。
感想、批評等よろしくお願いします。

上記の回答(ある女の話の批評)

投稿者 鬼の王無惨 : 2 投稿日時:

どうも初めまして。如月千怜です。
お悩みのことについて考えてみました。

……えっと、内容に対する個人的な感想としては、1ページ目から「初めての人なら仕方がない」と思えるような出来栄えでした。
あ、ここからはなるべく優しい言葉で指摘するつもりです。
私は以前初心者の方にやや乱暴な感想を書いてしまい、筆を折らせてしまった経験があるので……

まず地の文に関してですが、初めてなのにセリフが少ないのはすごいですね。
私が初めて書いた作品はあなたの作品と違ってセリフばかりだったので、これだけでも磨けば上手くなる可能性が見えました。
……ただ、地の文が多ければいいというわけではないので、そこは留意してくださいね。改行もなく延々と地の文が続いたら読む気をなくしますし、ここは場面に応じて適切な量を書いてください。

それで、お悩みの部分にようやく触れるのですが、マキ様の感じる「なんとなく稚拙な印象」は1ページ目から答えが見えました。
まず思ったのはだ切りが多いことですね。
だ切りというのは地の文の文末を「~した」「~だ」「~だった」のようにする文章です。
これを多用するのは大変良くないことなんです。同じ文末が続くと退屈になるというのもあるのですが、これらのだ切りは文章が過去形になるので、明確に文の流れを切ってしまいます。
ただ初心者なら「だ切り」が多い作品を書いてしまうのは誰でもあることなので、何度も練習してこれに頼らずに済むように心がければいいと思います。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11548654

目的:趣味で書く

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: ある女の話

この書き込みに返信する >>

現在までに合計29件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全6ページ中の2ページ目。

ランダムに批評を表示

女子高校生と女教師の恋

投稿者 ハッピー軍曹 返信数 : 2

投稿日時:

小説を書き直しました。 心理描写等を追記しました。 これで完成させればWord時代から数えて3作品目になります。    まだ、... 続きを読む >>

欠点の指摘歓迎!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
http://schoolmistress001.livedoor.blog/archives/2667090.html

▼おすすめ小説!

死後に、殺す

投稿者 BB 返信数 : 4

投稿日時:

非日常的な事を日常的に描く事を意識して書きました。 続きを読む >>

長所を教えてください!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n6905fg/

扉の向こう側

投稿者 青い夕焼け 返信数 : 2

投稿日時:

戦闘シーンの描写には力を入れました。 逆にキャラの魅力や、キャラ同士の掛け合い、会話にあまり自信がありません 先に続く予定だ... 続きを読む >>

欠点の指摘歓迎!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n0005fp/

ランダムに批評を表示

元記事:皇女と候補生と航宙軍艦カシハラ号

この作品は海洋冒険小説をオマージュした宇宙戦艦モノ(スタートレックや宇宙戦艦ヤマト)です。
星域帝国の政変に巻き込まれた宇宙軍艦に乗り合わせた人々を描く群像劇となっています。
軍事・政治・メカについての難解な用語や描写で読み進めにくい、という指摘は多くの方から頂いてもう解っているのですが、こちらで伺いたいのは登場人物に対する評価をお願いしたいです。

(ああ、なんだか偉そうな言い方に聞こえてしまってますね……ごめんなさい。)

先にも書きましたが用語が難解で地の文も多く、設定過多のきらいもあって、自分で言うのも何ですが読み進めにくい作品(しかも30万文字超……)ですが、理解できない部分は読み飛ばすくらいでも大丈夫です。
また〝男の子向け〟の戦争物語ではありますが、その一方で〝韓流ドラマ〟的な恋愛模様も織り込まれていますので、女性視点の意見も頂けたら嬉しいです。

よろしくご指導お願いします。

上記の回答(皇女と候補生と航宙軍艦カシハラ号の批評)

投稿者 大野知人 : 0 投稿日時:

 ええと、すみません。親戚の看護等が発生しており、多分二週間くらい細かい批評は出来そうにないので一つだけ。

>軍事・政治・メカについての難解な用語や描写で読み進めにくい、という指摘は多くの方から頂いてもう解っているのですが、こちらで伺いたいのは登場人物に対する評価をお願いしたいです。

 とのことですが、プロローグから2話くらいまで読んでみた所での感想を言うと、ハッキリ言って論外です。
 皆さん、作者さんを傷つけないようにと明言しなかったんだと思いますが、そもそも小説ってぇのは『読めてナンボ』です。

 持ち手の欠けたコップや、穴の開いたお皿に料理を盛って来て、しかもそれが冷めていたり・泥で汚れている。そんな状態で『味を評価してください』と言うのはハッキリ言っておこがましい。

 そしてあなたの作品の読みにくさは、『そういうレベル』です。

 特に問題と感じる点としては、読み仮名の多さ・専門用語の多さ等……。まあ要するに、既に言及されているであろう部分ですが。
 とにかく、『これいるの?』ってものが多いです。
 細かい世界観を作る事は重要かもしれませんが、それ以前に物語の大筋や大雑把な雰囲気が見えることが大事です。
 
 また、設定解説や読み仮名はそれだけで尺を潰します。特に、本作で多用されている読み仮名に関しては『作者のコダワリ』的な厳密には不要なものが多く、読みにくさを増す要素となってしまっています。

 俺が最も問題と感じるのは、この作品が2年近く前の作品であることです。この二年で技術的成長があったのであれば、今更二年前の作品を持って来るべきではない、と言うのは理解出来ますよね? だって今更乗り越えた壁の問題点を指摘されても困るでしょうし。
 もしこの二年間で技術的成長が無かったというのであれば、まずは『読みやすい文章』の練習をするところからです。

 もし、『読みやすい文章』の練習をしたいというのであれば、ある程度おつきあいしますので、このスレッドに返事を下さい。
 もし、それでも『内容の評価が欲しい』と仰るなら、俺には答えかねますし、『たのもー!』で書いている以上、この読みにくさの作品で批評がもらえると思うなよ、と言っておきます。『ボコボコにしてください』ですからね、言うべきことを言わせてもらいました。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893449088

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 皇女と候補生と航宙軍艦カシハラ号

この書き込みに返信する >>

元記事:一滴も呑んでない酒代52万6400円(税込)が支払えないので、アットホームでフレンドリーとか言うくせに脅してくる可愛いお姉兄さんの下で死ぬまで働く事になりました

初めまして。ペロ・R・ガルと申します。
先日初めて小説を投稿しましたが

・引き続き読みたいと思える魅力ある設定や表現ができているだろうか?
・何かアドバイスが欲しい
と色々不安になり客観的な意見を求めて
のこのこと、こちらのサイトにやってきました。

まずは趣味程度でも読める物なのか等、色々な感想を頂けたらと思います。よろしくお願い致します。

※タイトルはまだ仮状態で試行錯誤しております。また文字数上限により一部省略しています。
(小説を書くからには少しでも読んでもらいたいと思い流行りに乗っ取り長めに付けましたが、まだしっくり来てませんので変更予定です)

上記の回答(返信)

投稿者 大野知人 : 1 投稿日時:

 現在公開されている分をすべて読みました。

 文章そのものはとても読みやすかったのですが、作品として言うと『キャラが作者に動かされている感』と言うより、ご都合展開が強いように感じました。

 具体的に言うのであれば、展開の早さと説明シーンの滑らかさが問題と考えます。
 展開の早さ、と言うのはより正確には『アクシデントが少ない』という事です。例えば、鈴の解毒スキルが発覚するシーン。

 ローズが『毒を入れた』と言い、八と鈴がその事を聞いてから、解毒スキルの説明を受ける、と言う展開ですが。
 些か平坦に感じました。

 なんて言うんでしょう。ドラえもんって、第一話で引き出しから飛び出してくるから、インパクトのある登場になると思うんですよ。
 それを、『のび太君が部屋に戻ると、ドラえもんが三つ指ついて座っており、流々と自分の出自を語り始めた』みたいな感じ。

 例えば、『毒を入れすぎて変な味になった唐揚げを、鈴が吐き出す』みたいな演出があった方が、リアリティと切迫感が出てよいと思います。

 もう一個、ご都合展開に感じる部分として、説明の滑らかさが問題に感じます。
 富野節、という物をご存じならばそのイメージをしていただくとわかりやすいんですが。
 簡単に言ってしまうと、意志疎通がスムーズすぎて会話としてのリアリティが薄い、です。

 『ちょっと待ってそれどういう事!?』みたいなキャラの驚きや、言葉の取り違いによるモダ付きなどの描写が無く、面白みに欠ける印象でした。

 
 また、作品全体を通してシリアス・ギャグのシーン分けが上手く出来ておらず、『シリアスもギャグも楽しめる』と言うより『どっちつかずで感情移入しづらい』印象を受けました。
 
 例えば、八が最初に飛ばされる世界は『ほぼ全員が鶏/ヒヨコ』な訳ですが。
 ピヨ吉の発言通りなら、『鶏やヒヨコがツムギに石を投げたり、群がって嫌がらせをしてた』訳です。
 絵面が若干ファンシーと言うか、後者に至っては一部羽毛フェチにとっては天国でしかない。
 これがもし、とても細かく嫌がらせのシーンを描写したのであれば、一周回って夢野久作系のサイコ・ホラーになったのですが……。
 また、ギャグシーンに関しても若干滑っているというか、一つ一つのギャグに手間をかけすぎているように感じました。

 展開面で言うと、取り合えず鈴がメインヒロインだと思って読んでいたので、かなり早い段階で鈴と別れてしまうのは悪手に感じます。
 また、主人公が折角『何の能力もない』と言うキャラなのに、あっさりピヨ吉に能力貰ってしまうのもどうなのかなぁ。折角なら、『知識』『努力』『根性』だけで冒険を進めて行ってほしかったというか。
 
 並行して、ピヨ吉の死も安直すぎるように感じました。
 理由としては二つ。

・ピヨ吉のキャラの掘り下げが不十分である。
 これは『展開が早すぎる』と言い換えても良いのですが、ピヨ吉登場から大した展開もなく、割とチュートリアル並みの段階でピヨ吉が死んでしまうので、読者がピヨ吉に思い入れしづらい、ということです。
 似た事として、『付き合いの短い八をあまりにも簡単に信用してしまっており、ご都合展開に思える』と言う部分もあります。

・ピヨ吉以外の鳥がまだ登場していない。
 ピヨ吉の死亡時点で、八はツムギやピヨ吉の語る『他の鳥たち』を知っていても、伝聞ではなく直接の面識としては知りません。これは、読者も同じです。
 そのため、『他の鳥たち』のツムギに対する悪行や、彼らの性格がリアリティのある物として見えてこず、結果としてピヨ吉の死そのものがどこか茶番臭く見えてしまっています。

 全体を通して、キャラの掘り下げが薄いようにも感じます。
 特に、鈴と八ですね。
 
 問題が大きいのは鈴で、
①メインヒロインなら、ニワトリ編でいきなり分かれてしまうのは良くない。
②メインヒロインでないなら、そもそも『主人公が酔いつぶれて借金を背負った』で良いので、プロローグを混乱させる・無駄に長引かせてしまったことになる。

 ため、現状の展開でやや持て余し気味なキャラに思えます。

 八についてですが、まず『どこにでもいる一般人』であるにしても、キャラ・バックストーリーが薄いです。
 俺の読解力不足かも知れませんが。ピヨ吉死亡時点で。
・お人好し
・少し前に会社を辞めた。現在ニート。
・鈴と言う幼馴染が居る
・スキルを持っていない
 以上の情報が皆無です。

 このうち、『お人好し』以外の三つは設定であり、読者が感情移入するには困難な要素であります。
 例えば、『実は幼馴染の鈴に片思いしている』とか『極度の尻フェチである』とか『基本ツッコみキャラだが、ツッコミ方が人とズレていて、妙に空気が冷える』とか『過去に○○なトラウマがある』とか。
 或いは『○○が嫌い/好き』みたいな単純な好き嫌いでも構いません。
 なんでもいいので、読者が感情移入できるキャラクター性を増やしましょう。
 言っちゃあなんだが、現状では『語り部』以上の役割をすることが出来ておらず、『ローズやピヨ吉の話を聞く』『ピヨ吉に能力を授けられる』などの受動的な動きしかしていないため、見ていて面白くないです。

 総評。
 読みやすい文章、ではあるのですが。
 現状ではカタルシスに欠け、特にキャラへの感情移入しづらさとご都合展開寄りのリアリティの薄さが問題に感じました。
 文章の中での台詞・感情・描写のバランスはかなり良いと思うのですが、八と鈴を始めとして、主要キャラの個性の薄さが一番の課題です。

 現状で言うと、『引き続き読みたい』とは思いづらいですね。
 『読めるか』と言う話であれば、アイデアそのものは良いし、何よりも『分かりやすい文章』を書く能力自体はしっかりあるので、読みやすくは有ります。
 アドバイスとしては、取り合えず『作者が主人公に感情移入する所から』とでも言いましょうか。現状、『こういう展開をしたい』『こういう設定を見せたい』『こういう奇抜さを表に出したい』という面が強く、作者自身が場面場面でのキャラ(特に主人公)の感情を考え切れていないように感じました。

 以上。
 何かの参考になれば幸いです。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n6749hj/

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 一滴も呑んでない酒代52万6400円(税込)が支払えないので、アットホームでフレンドリーとか言うくせに脅してくる可愛いお姉兄さんの下で死ぬまで働く事になりました

この書き込みに返信する >>

元記事:グレムリン・スクランブル 最強の妖精は右腕に宿る

公募に出す予定の作品です。
一人で改稿していくうちに、どこをどう直したらいいか分からなくなったので、是非ともご意見をいただきたいと思います。

コメントを頂いた方の作品は、必ず読んでコメントを書かせていただきます。
※最後まで読まなくても大丈夫です。何処まで読んだかを教えていただければいいので、忌憚のない意見をお聞かせください。

上記の回答(グレムリン・スクランブル 最強の妖精は右腕に宿るの批評)

投稿者 ギンブナ : 0 投稿日時:

御作を最後まで拝読したので感想を書かせて頂きます。

面白かったです。
主人公とヒロインが協力して敵を打ち破る話は、王道で何度読んでもいいものですね。
戦闘シーンも頭の中で想像しやすく読んでいて飽きなかったです。
主役格のキャラの成長や、敵キャラクターも書けていたと思います。

よくできている反面、気になった点もいくつかありました。
ただ、私は御作の想定読者層からずれている読み手なので、以下の内容は話半分に受け取ってください。

・冒頭の展開が少し早過ぎる
 物語の舞台や隻哉が何者かについてほとんど語られないまま、リオとドローンの戦闘が始まってしまうので理解が追い付きませんでした。
 戦闘シーン前に隻哉が義肢であることの描写があるともっとよかったな、と思います。

・対戦相手がちょっと物足りない
 冒頭、一章、二章、四章~最終章で合計三人と対戦していますが、四章でラスボスが出てきたときに「あれ? もう終わり?」と思ってしまいました。冒頭と一章の敵はリオのセリフからして同じ相手ですよね?
 尺の関係で厳しいでしょうが、もう一人対戦相手がいると終盤の経験値の差という話にもっと説得力が出るのではないかと感じました。ありきたりですが、主人公たちと同じように人間と組んだグレムリンとの戦いがラスボスの前にあるとか。

・イレブン
 ラスボスが言及していますが、イレブンとは誰のことでしょう? ラスボス登場時にやられたグレムリンでしょうか。
 その直後の地の文でも何度かイレブン(おそらくラスボスの書き間違い?)の名が出てきているので気になりました。

・敵撃破の描写があっさり
 個人的な好みで申し訳ありませんが、ラスボス撃破シーンはもう少し仰々しい演出が欲しかったです。

・たまに誰のセリフかわからないものがある
>「街の一角にこんなところが……」
 初読時、上が誰のセリフがわかりませんでした。次のセリフがおそらく隻哉なので、「街の~」はリオのセリフと推測しました。誰が喋っているかの工夫があると嬉しいです。
>「そのボディを今すぐスクラップに変えてやる!」
 こちらもおそらくリオのセリフだと思いますが、前の文章の主語が隻哉なのでどちらのセリフかわからず……。

・誤字など
>(よく補導されなかったな)→改行抜け
>「リオ、変えるぞ」→帰る
誤字が出るのはしょうがないので、頑張って見つけて直してください。

後半は粗探しになってしまい申し訳ありません。
執筆お疲れ様でした。次の作品も楽しみにしております。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ranove.sakura.ne.jp/1story_system/public_story/03079.shtml

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: グレムリン・スクランブル 最強の妖精は右腕に宿る

この書き込みに返信する >>

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

小説の批評を依頼する!
コメントは4500文字以内。
あらすじは3000文字以内。
批評通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

ノベル道場/小説の批評をし合おう!の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ