俳句添削道場(投句と批評)

ヨミビトシラズさんの添削最新の投稿順の15ページ目

「初詣授かりし護符呆け封じ」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 初詣授かりし護符呆け封じ

まず……晩乃さんのコメントに

≫結論から申し上げますと三段切れではないと思いますよ
≫「初詣(で)授かりし護符(は)呆け封じ」

とありました。

これに関しては私も同意見なのですが、それとは別に……「助詞を補えばそのまま読み下せてしまう句」は「散文の語順の句」です。やむを得ずそうなってしまう場合も多いですが、極力回避した方が正解です。

さて、本題。

「初詣≒護符を授かる(買う・受け取る)」なので、語の効率だけを考えればここは「初詣の護符」で十分。
さらに、「初詣の護符+呆け封じ」で「呆け封じを祈願して護符を買った」もしくは「初詣で買った護符が実際に呆け封じに効いた」のどちらかであろう事は予想できる。ただ、両者は意味が違う。コメントの

≫呆け封じにお守り買う

からすると、本来の句意は前者だと思われるので、意味を限定するためにもう一歩踏み込んで……

初詣ボケよ治れと護符を買い

ここまでで第一歩。ただし、これではちょっと直接的で荒削り。「素朴な事+口語」だから、これでも味はあるが……

当然の言葉&説明っぽい「買う」を撤去して、

ボケ治す護符に惹かれて初詣
ボケに効く護符に惹かれて初詣

「惹かれて」は説明っぽいので、さらに変換して

ボケに効く護符や○○○○初詣
初詣ボケに効く護符○○○○○
○○○○○ボケに効く護符初詣

ボケに効く護符や遠出の初詣
初詣ボケに効く護符今一度(=今年も試す)
列長きボケに効く護符初詣

想像力がなくて、上手い単語が思い付かなかったのですが……色々と、語を試してみる価値はあると思います。

なお、余談ですが……

初詣ボケに効く護符二度も買い

……これは、よくあるウケ狙いのネタ(^_^;)

点数: 1

「窓の初雪や十時過ぐ自習室」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 窓の初雪や十時過ぐ自習室

自習室が屋外で壁も窓もなく野ざらしの状態になっているとは思えないので(^_^;)、「自習室+初雪=窓の初雪」である事はほぼ確定事項です。「窓」は不要。

そして、他の意見で「午前十時か午後十時かの違いを書いておいた方が良い」というのがありましたが、ここを補強するなら

初雪や夜十時過ぐ自習室
初雪や午後十時過ぐ自習室

で十分でしょう。静かに頑張る受験生、もしくはそれを温かく見守るスタッフの景。
これ以外の問題点は、特に無い物と思われます。この調子で頑張りましょう。

……と、ここまで書いた所で……最終的に、慈雨さんの意見とほぼ丸被りになっている事に気が付きました。どうもすみません……(*_*)

点数: 0

「参道や一点透視冬の空」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 参道や一点透視冬の空

この句の最大の問題は、語の編成。

上五は「や」で切れているので「一点透視(=消失点)」は直後の「冬の空」に掛かっている……かと思いきや、コメントには

≫消失点があるように見えた真っ直ぐの参道を思い返して詠んでみました

との事。
まあ、普通はそうだよなあ……「冬の空」の中に消失点がある絵って、絵としてどんな絵になるか想像できないし(^o^;)

ただ、いくら読み手が「消失点=参道の奥」だと判断してくれるだろうとしても、文法的なミスが発生すると読み下す速度が遅くなって、句としての性能は落ちます。語順etcを整理して、

参道の消失点や冬の空

これで、まず第一歩。

で、このままでも参道の消失点から冬の空へカメラがスライドしていって、良い景になるとは思うのですが……「冬の空」を伏線に持ってくれば、

冬の空参道にある消失点

となり、「消失点」の方を強調できる句になります。

さらに、「冬の空」が平凡だと思うなら……

○○○○○○○参道の消失点

などとして、句跨がり五七五(五七六?)や破調を考えてみても良いと思います。もっとも、これは合わせる言葉がかなり難しいけど……参考までに。

以下、余談ですが……

私はてっきり「一点凝視」かと思って読んでしまったが、「一点透視」という専門用語がある事を初めて知りました。他の方のコメントにもあるように、「消失点」の方がまだ直感的に分かりやすいかも。
ただし、「消失点」の句は他にもある程度存在しています。俳句ポストで「消失点」と検索したところ、19点ヒットしました。
「参道の消失点」というのは、ネタとしては面白いけど、他の人も目を付けそうな発想である気がします。「参道の消失点」以外の部分でもうひと頑張りして独創性を付加しないと、他の句に埋もれてしまうかも。

点数: 0

「降る雪や宙へ空へと浮く心地」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 降る雪や宙へ空へと浮く心地

洗車機の中に入って洗車を受けていると、洗車機が前から後ろに動いているのを見て、車が前進しているようなような錯覚を覚える事がある。故に、

≫降る雪を見上げていると逆に自分が上がってゆく錯覚

というのは、よく分かります。

ただ、今のままだとちょっと分かりにくいので、もう少し直接的に、

降る雪を見つめしばしの無重力
降る雪を見ればしばしの無重力
降る雪を見れば刹那の無重力

などと書いてしまった方が、句意は伝わりやすいかもしれません。
本来、因果を直接書く(「雪を見つめるから、自分が上がっていく感覚を覚える」と直に書く)のは俳句においては避けるべきなのですが、書かなければ分かってもらえない可能性が高い場合は、思い切って直接書く事も考えた方が良いと思います。

点数: 1

「軒下に雪だるま居て平和なり」の批評

回答者 ヨミビトシラズ

添削した俳句: 軒下に雪だるま居て平和なり

良くも悪くも順当な句。でも、「軒下に雪だるまがいるなら、下五で「平和である」などと言わなくても、多分平和な状態であろう」という突っ込みがあちこちから来そう。

「居て平和なり」と因果で書いてしまうから突っ込みを恐れなければならないので、事象を素直にそのまま書いて

軒下に雪だるま居る平和かな

の方が良い気が。取り立ててインパクトのある景や気付きではないけど、素朴な内容なので、これだけでもそれなりに味はある。「気が付けば誰かがそこに雪だるま」みたいな(^_^;)

点数: 1

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ヨミビトシラズさんの添削依頼2ページ以降を見る

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