「参道や一点透視冬の空」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
この句の最大の問題は、語の編成。
上五は「や」で切れているので「一点透視(=消失点)」は直後の「冬の空」に掛かっている……かと思いきや、コメントには
≫消失点があるように見えた真っ直ぐの参道を思い返して詠んでみました
との事。
まあ、普通はそうだよなあ……「冬の空」の中に消失点がある絵って、絵としてどんな絵になるか想像できないし(^o^;)
ただ、いくら読み手が「消失点=参道の奥」だと判断してくれるだろうとしても、文法的なミスが発生すると読み下す速度が遅くなって、句としての性能は落ちます。語順etcを整理して、
参道の消失点や冬の空
これで、まず第一歩。
で、このままでも参道の消失点から冬の空へカメラがスライドしていって、良い景になるとは思うのですが……「冬の空」を伏線に持ってくれば、
冬の空参道にある消失点
となり、「消失点」の方を強調できる句になります。
さらに、「冬の空」が平凡だと思うなら……
○○○○○○○参道の消失点
などとして、句跨がり五七五(五七六?)や破調を考えてみても良いと思います。もっとも、これは合わせる言葉がかなり難しいけど……参考までに。
以下、余談ですが……
私はてっきり「一点凝視」かと思って読んでしまったが、「一点透視」という専門用語がある事を初めて知りました。他の方のコメントにもあるように、「消失点」の方がまだ直感的に分かりやすいかも。
ただし、「消失点」の句は他にもある程度存在しています。俳句ポストで「消失点」と検索したところ、19点ヒットしました。
「参道の消失点」というのは、ネタとしては面白いけど、他の人も目を付けそうな発想である気がします。「参道の消失点」以外の部分でもうひと頑張りして独創性を付加しないと、他の句に埋もれてしまうかも。
点数: 0
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本日の実体験です。消失点があるように見えた真っ直ぐの参道を思い返して詠んでみました。今から参る緊張感や冷たい空気感との相性がいいかと思いまして、思い切って一点透視という表現をしてみました。その先にある冬の寒空の情景でしめてみましたが、初めて書いた名神の句よりかはしっくりとは来ていません笑
しかしなにごとも挑戦の姿勢で勉強していきたいと思いますので暖かいご指導よろしくお願いいたします。若さ故、現代的な俳句になりがちだと思いますがひとつのスタイルとしてご理解頂けると幸いです。