俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の44ページ目

「矢印の多き道路や春近し」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 矢印の多き道路や春近し

矢印シリーズ、全て鑑賞させていただきました
好きな矢印は「←」のハオニーです←

個人的には
矢印の多き道路や春遠し
の方がしっくり来てしまうのですよね
理由は2つあります

1つ目
春が道路で混雑して、なかなかこの街にたどり着けないような雰囲気の句だと思いました
期待の「春近し」は合わないと感じました
願望の「春遠し」の方がハオニーとしてはしっくり来ました

2つ目
矢印が腹胃様のおっしゃる「自転車の左側通行」「一方通行などの看板」だけの意味でなく、「迂回看板」「信号の右折などの点灯」「交差点の進行方向別通行区分」も考えられるのです
どの矢印の解釈なのか迷うほど多いです
その迷いが「春近し」を妨げているのだと思います

結論
「多き」が「春近し」を邪魔しているように見えました

道路にももう少し情報をつけられそうです

私なりに考えてみました

伸びる道路の先に春の訪れがある気がするのなら
矢印の長き道路や春近し
はいかがでしょう?

信号の右折などの点灯なら
矢印の灯る街路や春近し

進行方向別通行区分や看板なら
矢印の道に春あり環状線

自転車のことをメインにしたいのならば
自転車の並ぶ街路や春近し

など、いろいろと出来ました

点数: 2

「妻の家こたつで互いに脚縮む」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 妻の家こたつで互いに脚縮む

はじめまして
炬燵には体まで入るハオニーです
でも脚がはみ出します←

発想がユニークだというのはその通りです
「あるあるネタ」を上手に取り入れていますね
基本的に、共感できる俳句は好印象です

脚の動きで人物の距離感を出そうとした意図も健闘していますね
確実とは言いきれませんが、きちんと伝わってきます

いいところはたくさんありますが、問題点が1つあります
「脚縮む」が読み手に正しく伝わるかが疑問ですね...
「脚縮む」が遠慮しているとも、脚が何かに触れてびっくりして縮めたとも考えられますね
どちらの解釈も無理なく考えられるため、意図しない作品にもなりえます

脚が伸びている状態だから、その脚は縮むのです
ならば「脚を伸ばせない」と言ってしまえば、登場人物が遠慮している感じは出せそうです

「互いに」を削って
脚のばせぬ妻の生家の炬燵かな

もし、脚を縮めた瞬間を詠みたいのでしたら、炬燵の中をずっと観察するか炬燵に入ってみるか、をおすすめします

観察も体験も俳句の種です
事実、私の手直しした俳句には、シチュエーションを再現して考えたものもけっこうあるのです

点数: 1

「チューリップワインは赤と白とロゼ」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: チューリップワインは赤と白とロゼ

納得の行く句が出来るまで相当粘るため、句がたくさんつくれないハオニーです

この句、おおまかに2通りの解釈があるのです

1.チューリップ/ワインは赤と白とロゼ
ワインとチューリップの取り合わせだと、花屋の隣のワイナリー??変わったバー??と、はっきりと情景が伝わってきませんでした

2.【チューリップワイン】は赤と白とロゼ
チューリップワインという、グラス型の本格派飲み切りワインで、数年前にヒットした商品があるのです
この読み方だと季語が季語として機能しません

季語を変えるくらいでは、この当たり前を味のあるものには出来なかったです...

それならと、うまくいっている例を有名な方の作品から拝借しました

屠蘇散や夫は他人なので好き
池田澄子様 作

「夫は他人」だなんて、当たり前といえば当たり前です
しかし、さすがはトップクラスの俳人です
多くの方は「だけど」と逆接を用いたくなるものなのに、「なので」と順接を用いるあたりが、長年連れ添った夫婦らしさを思わせる高等戦術だなと脱帽しました

当たり前のことを書いても、そこに詩が生まれている作品がいいと私は思うのです

点数: 3

「春めくや愛犬と見る青い空」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 春めくや愛犬と見る青い空

猫の恋なるものをしてみたい、そんな寝ぼけたハオニーです

視覚情報はバッチリです
きちんと春の空が広がってきます
「見る」が不要かと疑われる、少し要注意の動詞ですが、この句の場合はここを変えると一句全体を見直さないといけなくなりますね

それがどういうことになるのか、敢えてやってみました

・「見る」よりも「駆け出す」の方が動きが出る
・「春めくや」と詠嘆できる音数がなくなったため、「時候の季語」+「具体的な映像」で映像を確保

愛犬と駆け出す春近き空へ
別の作品になってしまいました
だから、「このまま味わいましょう」などといわれるような作品があるのでしょう

余談ですが...
ペットや孫の句がよくない、とは確かに言われています
発想の根底にあるのが「結局ペット(孫)はかわいい」と、どの作品も似たようなものになるからです
トップクラスの方は、その縛りでもオリジナリティを出せるのですが、己の力を知るのも大事だということでしょう
だからペットと孫の句はやめておけ、となるのです

そして、犬にも青空は見えているようです
青と黄色と白と黒の世界だそうです

点数: 2

「名物のだんご分く茶屋梅探る」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 名物のだんご分く茶屋梅探る

梅はそれほど得意でないハオニーです
どういう意味の「梅」なのかは、ご想像にお任せします

一読しての感想は、花より団子でしょうか...
団子メインの句に見えました

「探梅」は映像がないというよりは、梅を探る気持ちの方に軸があるのです

つまり、梅を探る気持ちが団子屋に負けています

「名物」が邪魔をしているという考えもありますが、私は「茶屋」という場所の情報が季語の妨げだと考えます
ここを削ると、無理な動詞の使い方をしなくてもいい音数になります

名物のだんご分かちて梅探る

とは一度考えましたが、作者の居場所が分かるようで分かりづらい気がします
軽い切れの「の」を使ってみました

探梅の山に分けあうだんごあり
探梅の山に名代(なだい)のだんごあり

この句の状況が想像なのか体験なのかは分かりませんが...
「探梅」というそのときの気持ちを軸とする季語の場合は、丁寧すぎる描写では損をします
損して得をとれという慣用句、俳句では成功例がほとんどないようです

点数: 1

ハオニーさんの俳句添削依頼

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