「罠に捕る寒のすずめの目や丸く」の批評
回答者 ハオニー
添削した俳句: 罠に捕る寒のすずめの目や丸く
冬雀追いて車窓に赤信号
嗚呼、雀にとことん縁がないハオニーです
「寒のすずめ」というのが、どこか気になる表現ですね
私は音数調整の「の」か、寸詰まりな表現の解消の「の」か、韻を踏む「の」か、いずれかだと思いました
もし、1音足りないからと音数調整の「の」を入れたか、寸詰まりな表現の解消であるとしたら、「冬の雀」か「ふくら雀」がしっくり来ると思います
終盤での切れ字「や」はチャレンジというかギャンブルです
序盤に敢えて切れ字を持ってくる作戦はありますが、バランスが悪くなりやすいものです
「寒のすずめ」の「の」で、韻を踏むことを狙ったと仮定して...
徹底的に韻を踏むことにすると
罠の中ふくら雀の目の丸し
と、「の」と「め」だけでなく「な」の音まで拾えるものです
韻を踏む句は楽しい系が多いのですが、敢えて今回は使いました
「あら、かわいい!
こんなかわいいふくら雀チャンになんてことをするのかしら!」という雰囲気の、残酷さを思わせる句になっていると思います
点数: 4
