「この風を待つてましたと柳かな」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: この風を待つてましたと柳かな
なおじいさん、こんにちは。
御句について。
初読時、コメントを読まないうちは、心地よい風のある景色と受け取りました(下五が「夏柳」なら、まさしく夏の到来を喜ぶ“なおじい節”の一句ですが、「柳」は春の季語なので、そこまでではないのかな、とも)。
ですが、コメントによれば、返句とのこと。コメントにある仙崖和尚の句(柳にも、暴風強風などいやな風があるだろうに、そんな風も受け流すのが、柳なんだなあ)への返句と意識して読むと、「この風」=「気に入らぬ風」? 「どんな風でも受け流してこそ柳。この暴風強風を待ってたんだぜ! ばっちり受け流してみせるぜ!!」みたいな感じで、わざわざ苦難に挑戦する柳というふうに見えますが…。この読みで、合ってるでしょうか?
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1