俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の56ページ目

「薔薇散りて正午の鐘の鳴りにけり」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 薔薇散りて正午の鐘の鳴りにけり

卓鐘さん、こんにちは。

御句について。

・「謎の因果の句」として読んでいたので、初読時、「自選没句かあ、悪くないと思うけどなあ」でしたが、イサクさんのコメントと提案を見るとなるほどとも。
・ただ、謎の因果であれば「柿食へば」という超有名句があるので、“鐘が鳴った”という事象で終らせるのはなかなか挑戦的に見えました。

謎の因果だとしたら、逆にしてもよいかも、と、

 鐘鳴りて薔薇のひとひら散りにけり

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「産み月のひとと見てゐる海月かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 産み月のひとと見てゐる海月かな

げばげばさん、こんにちは。

御句について。

・「海月」(くらげ)→「うみづき」(そんな読みはないようだが)→「産み月」という音の連想による取り合わせかと思って読んでいましたが、違ったようで。
・妊娠・出産とくらげとの取り合わせ。生命の不思議とか、不定形の不安とかいった感じはしました。
・「見てゐる海月」というのが、水族館の水槽に飼われたクラゲみたいで(というか、コメントによればその通りで)、季節は感じにくいなと思いました。

“海に浮かぶくらげ”である余地を残すべく、視界を広く、積極的に「見る」のではない感じに。

 産み月のひとの眺むる海月かな

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「子蛙のやうに柳へ跳ねてゐる」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 子蛙のやうに柳へ跳ねてゐる

イサクさん、こんにちは。

御句について。

一読したときには、「誰が?」という感想でしたが。

傘さして、黄色い帽子の幼稚園児が行っているチェレンジを眺めている感じでしょうか。
(あの絵柄の蛙はなぜか黄色く描かれる事が多いので)

だまし絵のような俳句でした。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「マロニエの花や機織る音絶えて」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: マロニエの花や機織る音絶えて

ちゃあきさん、こんにちは。

御句について。

・「マロニエの花」と「機織」、げばげばさんは“異国情緒”と評されましたが、私は「…なんか、合ってないなあ」でした。
・「機織る音絶えて」というのが、一日の仕事が終わり、機織りの盛んな街の静かになった時間帯…といった感じで読んでいましたが。コメントでは、機織りの音とは結構昔のことである様子。現在が“マロニエの花咲く街並み”で昔は“機織りの音があった”というのは、時間の幅が大きすぎて、あまり俳句向きでない事柄と思います。

織物の街だったことを感じさせる具体的な物があれば句になるかと思うのですが…。
(八王子をよく知らないので、今、何が見聞き出来るか知らず、何とも提案はできないのですが)

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「子蛙のやうに柳へ跳ねてゐる」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 子蛙のやうに柳へ跳ねてゐる

イサクさん、こんにちは。

再訪です。

“だまし絵のような俳句”とコメントを残した後、これに続く人が全く出てこないので、「あれ、何か頓珍漢なコメントしたかなあ…」と暫しもやもやしていました。

「子蛙」という言葉は、辞書的にはともかく、世間では無くはないようで。Webで検索すると、親蛙と子蛙がどうしたという民話があったり、親蛙の上に子蛙が乗っているとする置物がヒットしたりしました。その置物も、本来は雄雌の二匹の姿なのを親子と捉えたものらしく、勘違いの上に成り立っている言葉、という感じはしますが。

私の「蛙子の」の句に関しては、初案「蝌蚪の足…」から考え始めていたのを、季語「蛙子」に変える発想のきっかけの一つではあったと思います。(「蝌蚪」という語感の古さが気になって、別の言い回しはないかと考えていたところに、「子蛙」いや「蛙子」というものもあるな、と)

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

初詣一里塚めく句碑をたどり

回答数 : 5

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汗ばむやネクタイにつながれしまま

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ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

水音の岩より岩へ初紅葉

作者名 久田しげき 回答数 : 2

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春で無く秋のベンチでランデブー

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濁り酒ことばにならぬことばかり

作者名 卓鐘 回答数 : 10

投稿日時:

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