「父と子を追ふ夏休の掃除機」の批評
長谷機械児さま、こんにちは。
拙句「蝶拾つた~」へのコメントをありがとうございました。
深く鑑賞していただいて嬉しいです。
「拾った、動かなかった」は鑑賞いただいた通り、子どもの言った言葉を若干アレンジしました。「死んでいた」ではなく「動かなかった」だったのも、概ねコメント頂いたようなニュアンスでした(単純に、「寝てるだけでまた起きるかもしれない」という気持ちもあったとは思いますが)。
季語については、なるほど。勉強になりました!単純に死んでいるからとかではなく、句の中で季語として機能しているかで判断するのが良さそうですね。
言葉を方言にするのは思いつきませんでした。勉強になります!
御句拝読しました。
初読で一瞬、ルンバかな?と思ってしまいましたが(笑)、人物を登場させずに「掃除機が追っている」と表現するのが面白いですね。お母さんの苛立った様子が伝わってきます。
パッと見では季語よりも掃除機が立っているようにも思いましたが、掃除という一つの描写から夏休み全体を想像できて、奥行きがありますね。
この間この道場でも議論になっていましたが「父と子」が少し気になりました。
この二人は親子だと思うのですが、作者(お母さん?)視点だと「夫と子」になるのでしょうかね…?それはそれで違和感があるような。。
感想だけですみません。またよろしくお願いします!
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
俳句ポスト365で選ばれなかった方の句。
「はいはい二人とも、夏休みだからってダラダラしないの。掃除の邪魔でしょ!」な景。
※本日(8/27)発表で掲載された並選句は、以前こちらに投稿した「模造紙は白く巨大で夏休み」(https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/16826)とその時のコメントに書いた「真白なる鳥の子用紙夏休み」「夏休み鳥の子用紙広げたる」の詠み直し句でした。「鳥の子用紙」の形容(白い、大きい)を捨てて音遊びに路線変更。