「大南風やくざな鳥の来て騒ぐ」の批評
回答者 めい
長谷機械児さま。
御句拝読いたしました。
いちばん、インパクトのある、やくざな鳥がいい味出してます。来て騒ぐの動詞、これは、動詞ふたつ?
動詞は、一つがいいとされていますが気になりません。
景もはっきりしていて、いいと思います。
点数: 1
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作者 長谷機械児 投稿日
回答者 めい
長谷機械児さま。
御句拝読いたしました。
いちばん、インパクトのある、やくざな鳥がいい味出してます。来て騒ぐの動詞、これは、動詞ふたつ?
動詞は、一つがいいとされていますが気になりません。
景もはっきりしていて、いいと思います。
点数: 1
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回答者 なお
長谷機械児さん、こんにちは。
御句拝読しました。私は初読で、鳥に例えて何か反体制的な事柄を非難しているのかと思いました。なぜなら、「やくざな」と強い言葉で形容なさっていますので。
しかしご自身のコメントを拝読して、これは比喩ではなくて実際のご自宅周辺の光景なのだとわかりました。なんだか、逆に微笑ましいような気がしました(ごめんなさい!)。
それであれば、私などは、もう少し家のお近くに寄せてみたらと思いました。
・大南風港の鳥の騒がしき
・騒がしき鳥や港の大南風
・港には騒がしき鳥南風吹く
・大南風我が物顔の鳥騒ぐ
よろしくお願いします。
点数: 2
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回答者 竜虎
長谷機械児様 おはようございます。
お世話になります。
御句
やくざが強い印象を受けますが、少し弱めてやんちゃなはどうでしょうか?
それと大南風の季語に対して大騒ぎはどうでしょうか?
大南風やんちゃな鳥の大騒ぎ
よろしくお願いいたします。
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
俳句ポスト365(兼題「南風」)で選ばれなかった方の句。
季語「南風」は、歳時記的には“四月頃から八月末頃に吹く湿った風”。どうも爽やかさとは無縁のようで、つまり、松田聖子の歌の歌詞みたいなのを想像してはいけないっぽい。
また、「みなみ」と呼ぶのは“関東以北の太平洋岸だけ”という説明もあり、他の地域では「はえ」「まじ」(歳時記によっては別の季語として立項)。私の生活環境に即したら「大南風」(おおみなみ)を私が使うのは正直ではない、と思うが、それを使っちゃうのが俳句なのだなあ、とも思う。「挨拶」と言い、「季題」と言い、「座の文芸」と言い、俳句に関するキーワードを思い浮かべるに、自分自身でなく、他者の感覚・価値観(たとえば「季題」)に合わせるのが俳句の姿勢なんだ、きっと。
しかし、この句の描こうとした景自体は、私の近辺の環境のこと。港に近いところに住んでいると、カラス・カモメ・トビといった鳥が、我が物顔に周囲を飛び回るようになる。朝夕のカラスは声も煩いし、子育て時期に入ると人を警戒して睨んでくるし。交差点の信号機の真下は白い糞がびっちりと…。