俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1447ページ目

「駅前で子の背見送る短日よ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 駅前で子の背見送る短日よ

Kazumasaさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。「短日」の使い方が合っているのかどうか、とのことですが、正しい正しくないということは私にはわかりません。ただ、あまりこういう使い方はないのではとは思います。
そもそも私は、個人的な意見ですが、下五に四文字季語を置いて「よ」で詠嘆するという形よりも、上五に置いて「や」で切れを入れます。

・短日や駅まで吾子を見送れり
・短日や駅前に吾子見送れり

俳句で子と言えば普通は我が子ですが、ここでは駅で見送るくらいですので近所の子どもではなく我が子を強調したかったので吾子としてみました。
また、「背」を外しましたのは、人を見送れば普通は相手は背を向けて歩いていくと思ったからです。

なんらかのご参考になれば幸甚です。

点数: 1

「トンネルを抜けて広がる紅葉山」の批評

回答者 なお

添削した俳句: トンネルを抜けて広がる紅葉山

Kazumasaさん、こんにちは。
御句拝読しました。光景は浮かぶのですが、負乗さんのおっしゃるように、「トンネルを抜けると」というのは、なんとも、川端康成の頃から詠まれ尽くしてきたような類想感があります。

日本は山が多いですからトンネルも多く、それも気候の境目にあることが多いですから、このような句は日本全国、北から南まで詠まれてしまうのです。

御句、せっかく山形の月山という素晴らしい個別の経験をなさったのですから、それをお詠みになってはいかがですか?

・持ち帰りたき月山の紅葉かな

これは、「とある帰り道」というコメントからヒントを得ただけのものですが、このように、オリジナリティは色々と考えられると思います。

点数: 0

「遠山の切り絵のごとし寒暮かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 遠山の切り絵のごとし寒暮かな

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。
すみません、長々と理屈を述べるみたいになりますがご容赦ください。

御句、最後が「かな」で結ばれています。その場合、下五の前で止まってしまうと、最後下五の「かな」がとってつけたような詠嘆になってしまうので、最後を「かな」で締めくくる場合は、中七以降は切れを入れずに一気に読み下したいです。
ところが御句は、中七で「切り絵のごとし」、と終止形で切れが入ってしまっているので、流れが途切れています。
かと言って、これを、「切り絵のごとき寒暮かな」としてしまうと、季語を比喩の対象にしてしまうので、これも良くないです。

ではどうするか。

私は、ここは、下五に季語を置く以上、「かな」で締めないことをお勧めします。それには、寒暮の親季語の、「冬の暮」を斡旋なさることをお勧めします。

・遠山の切り絵のごとし冬の暮

色々勝手を申し上げて恐れ入ります。よろしくお願いします。

点数: 2

「暮早しビル一面の大夕焼」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 暮早しビル一面の大夕焼

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。想像できる光景ですね!
イサクさんご指摘のように、暮早しが冬の季語、夕焼けは夏の季語です。
でも、この光景は色々描写のしようがあると思いました。

暮早しを生かして、
・暮早しビル丸ごとに赤く染め

大夕焼を冬夕焼に変えて、
・雲映しビル一面の冬夕焼

よろしくお願いします。

点数: 1

「あつちみてこつちみてまた日向ぼこ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: あつちみてこつちみてまた日向ぼこ

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは面白い!
初読では、「日向ぼっこをしているのに、何をキョロキョロしているのかな?」と思いました。申し訳ありませんが、軽めの句かとさえ思いました。
しかしコメントを拝読して仰天。これは面白い!

そうですか、あっちに連れて行かれるかと思いましたか。良かったですねー、こっちに戻れて。安心してまた、日向ぼっこですね。

よかった、よかった。日向ぼっこしているうちにあちらへ行ってしまわなくて。
このままいただきます!

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

行列の先頭いずこ陽炎へる

回答数 : 18

投稿日時:

車庫造るため引き抜きし桜かな

回答数 : 30

投稿日時:

ガラス戸に犯人の顔花の雨

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺春惜しむ

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺晴惜しむ

回答数 : 2

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

両親に詫びのつぶやき墓参

作者名 04422 回答数 : 7

投稿日時:

寒林に寄り添ひてみて鼓動かな

作者名 いなだはまち 回答数 : 2

投稿日時:

雨の中軒を掠むる夏つばめ

作者名 竜虎 回答数 : 1

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ