「自販機で落とす小銭や冬の雲」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 自販機で落とす小銭や冬の雲
めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は毎朝会社の自販機でペットボトルのお茶を買いますよ。若い連中はキャッシュレスですが、私は小銭派です(笑)。
御句、助詞「で」が気になるとのことですが、私も気になりました。
そもそも句意は、ががまるうさこさんがおっしゃっているように、自販機に投入しようとした小銭が上手く入らないで落としてしまった、ということですよね?
ですから、五七五にとらわれずに言うと、
「自販機の前で落とす小銭や冬の雲」
ということですよね?
しかし私は、初読では、「自販機の投入口から小銭を入れて、機械の中に落とす」ということかと思いました。
それであれば、
・自販機に落とす小銭や冬の雲
かなと。これだと、自販機の前には落としていなくて、きちんと入っています。小銭がチャリンチャリンと落ちる音、その後ボトルがゴトンと出てくる音が、重苦しい冬の雲と響きます。その解釈でしょうか?
もし、自販機の前で、投入口に上手く入れられなかったのであれば、
・自販機に入らぬ小銭冬の雲
とかの言い方もありかと。
そんなことをあれこれ考えているうちに時間が経ってしまいました。
よろしくお願いします。
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