俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1448ページ目

「自販機で落とす小銭や冬の雲」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 自販機で落とす小銭や冬の雲

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は毎朝会社の自販機でペットボトルのお茶を買いますよ。若い連中はキャッシュレスですが、私は小銭派です(笑)。

御句、助詞「で」が気になるとのことですが、私も気になりました。
そもそも句意は、ががまるうさこさんがおっしゃっているように、自販機に投入しようとした小銭が上手く入らないで落としてしまった、ということですよね?
ですから、五七五にとらわれずに言うと、
「自販機の前で落とす小銭や冬の雲」
ということですよね?

しかし私は、初読では、「自販機の投入口から小銭を入れて、機械の中に落とす」ということかと思いました。
それであれば、

・自販機に落とす小銭や冬の雲

かなと。これだと、自販機の前には落としていなくて、きちんと入っています。小銭がチャリンチャリンと落ちる音、その後ボトルがゴトンと出てくる音が、重苦しい冬の雲と響きます。その解釈でしょうか?

もし、自販機の前で、投入口に上手く入れられなかったのであれば、

・自販機に入らぬ小銭冬の雲

とかの言い方もありかと。

そんなことをあれこれ考えているうちに時間が経ってしまいました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「肩寄せて鍋つつき箸触れて笑み」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 肩寄せて鍋つつき箸触れて笑み

御影石亭ひぎあさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。これから鍋の季節ですね。

気になりましたのは、一つの句の中に動詞が多いことです。
肩を寄せる、鍋をつつく、箸が触れる、笑み(がこぼれる)。最後の笑みは名詞としても、3つもあります。
動詞が悪いと言っているわけではないですよ。ただ、俳句は基本的に、一瞬の光景を描写する文芸です。動画ではなくて写真だとお考えください。
そうなりますと、動詞が3つもありますと、どうしても長い時間の描写になります。もちろん、みんな同時に行われる場合もありますが、そうなりますと今度は盛り込みすぎ、という問題が出てきます。

ここは、おっしゃりたいことはわかりますが、どれか一つの動作に絞ったほうがいいですよ。
俳句では、省略しても想像がつくものは省略してみる、というのがあります。
例えば、肩寄せて鍋をつつけば、大体は笑みがこぼれますよね。喧嘩しながらでもない限り。それで「笑み」は言わなくてもわかってもらえる。そんな風に考えてみます。

あと、ご自身で自句の読み仮名を振ってくださって有難いですが、「ばし」ではなくて「はし」ですよね?細かくてすみませんが、「ばし」ですと、ちょっとおかしいかと。

提案句はあらちゃんさんが、光景が想像できる素敵な句をすでに置かれていらっしゃいますので、そちらに1票入れさせていただきます。
よろしくお願いします。

点数: 0

「寒い日に冷たい水で感じた冬」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒い日に冷たい水で感じた冬

拓哉の3000円さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。冬を感じる、実感ですね。

俳句は、一句につき季語は一つが原則ですが、御句の場合は、寒い、冷たい、冬と3つも入っています。

大体同じことを言っているので、一つに絞って、その分時間や場所等の情報を加えると、光景がより鮮やかになると思いますよ。

・洗顔の水の冷たし朝ぼらけ
・菜を洗う水の冷たし用水路

あと、できましたら、コメント欄を活用して、伝えたかった点とかを共有していただけると、皆さんご意見ご感想を言いやすくなると思います。よろしくお願いします。

点数: 1

「茶の花のこぼれし花の薫かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 茶の花のこぼれし花の薫かな

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはいい句ですねー。
私は浅学にして「茶の花」という季語を勉強していませんでした。というか、お茶の木に花が咲くんだ!?というレベルです。
考えてみたら、ツバキの仲間とのことですから、きれいな花が咲くのでしょうね。
でも、博充さんのコメントによりますと、可哀想な運命。確かに、お茶と言えば花より葉ですものね。

博充さんは、そんな、花が落とされてしまった後でも花の香りがする、という風情をお詠みになったのですね。優しいと思います。

ただ、下五の薫ですが、これだと「かおるかな」となり、「薫るかな」と「る」を入れたほうがいいと思いました。あるいは「香り」にするとか。

私は、この薫のことだけで、あとはこのままでもいいと思うのですが、もし、「花」を二度出すのを避けるのであれば、

・茶の花のこぼれしままの香りかな
・茶の花のこぼれてなほも薫るかな

などというのも考えられると思いました。よろしくお願いします。

点数: 1

「ゆめいっぱい流るる朝や帰り花」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ゆめいっぱい流るる朝や帰り花

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。
私は、強いショックを受けましたよ。
慈雨さんは当時小学生?なんと!
私はとっくに働いていました。子どもが小学生でした(笑)。

それはさておき、あの歌は夢いっぱいというのですか!?まるちゃんというとどうしてもピーヒャラピーヒャラが思い浮かびますが、その歌もいいですよね。
御句について言えば、やはり「 」が欲しいなぁということと、私のようにパッと歌の題名とわからないような者には、「夢がいっぱい流れる?」どういうことだ?とか、無粋な疑問を抱いてしまいます。
ヒッチさんのように歌と言ってもいいと思います。

私は、

・テレビからゆめいっぱいと冬の朝

勝手に朝の番組にしてしまいました。よろしくお願いします。

点数: 1

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