「納涼船出でて港のいと寂し」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 納涼船出でて港のいと寂し
あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は小樽はお邪魔したことがありませんが、いいところらしいですね。一度行ってみたいと思います。
御句ですが、下五、「いと寂し」と作者の心情を吐露してしまわずに、その場の光景を描写するなどして、その心情を読み手に伝えるというのはいかがでしょうか。
例えば、
・納涼船出でて港の波静か
・納涼船出でて港の夕陽かな
よろしくお願いします。
点数: 3
回答者 なお
添削した俳句: 納涼船出でて港のいと寂し
あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は小樽はお邪魔したことがありませんが、いいところらしいですね。一度行ってみたいと思います。
御句ですが、下五、「いと寂し」と作者の心情を吐露してしまわずに、その場の光景を描写するなどして、その心情を読み手に伝えるというのはいかがでしょうか。
例えば、
・納涼船出でて港の波静か
・納涼船出でて港の夕陽かな
よろしくお願いします。
点数: 3
回答者 なお
添削した俳句: 虫の音や小窓を開けて耳澄ます
博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。
他の方々もおっしゃっていますが、ちょっと季語が近いのではと思います。
虫の音という季語は、もう、かすかに聞こえてくるとか耳を澄ますとかの動作を含んでいますので、それは当然のこととして、「その後、だからどうするか」とか、「それなのにこんなことを」等を詠むと展開すると思います。
前者の例は、
・虫の音やイソップ童話読み聞かす
後者は、
・虫の音や背中に妻の愚痴を聞く
よろしくお願いします。
点数: 1
回答者 なお
添削した俳句: 秋茜腕を伸ばしたその先に
ロミさん、こんにちは。
御句拝読しました。自然はいいですねー!トンボのこと?いえいえ、ロミさんのことですよ(笑)。
漢字のことですが、動物や植物、特に季語のものは漢字がいいでしょう。例えば「朝顔」、これは朝の顔ということで、それだけで詩になりますよね。これが「アサガオ」ですと、植物図鑑か新聞記事のようではありませんか?
そういう私も、蟋蟀や螽斯、季節は違いますが躑躅は悩みますけどね(笑)。(コオロギ、キリギリス、ツツジです。)
それ以外の言葉も、できる限り漢字がいいようです。ただ、あまりに漢字が続いてガチガチの印象になったり、誤読を招きそうな場合は、バランスを見て開く(ひらがなにする)こともありですよ。ご参考に。
さて御句ですが、とてもいいと思います。ただ、原句では、指先に止まっているとは必ずしも読めず、腕を伸ばしたその遠い先を飛んでいるとも読めます。「その」が「腕」を示すより、距離を表してしまっているように読めます。
ここはやはり、指先に止まったことの驚きや感動を詠みたいと思いますので、
・秋茜腕を伸ばした指先に
であれば、止まった感が強くなりますが、あらちゃんさんのご提案句は、さらに止まった感が強いです。
点数: 1
回答者 なお
添削した俳句: 川床涼み喉をうるおす風の水
ロミさん、こんにちは。
御句拝読しました。
なかなか詩情豊かなお子さんですね!
原句より素敵かどうかわかりませんが、原句の下五「風の水」は、コメントがないとちょっとわかりにくいかと思いました。
そこで、〜のように、という意味で「ごと」を使ってみました。上五は「ゆかのかぜ」とお読みください。
・川床の風吾子は飲みをり水のごと
点数: 0
回答者 なお
添削した俳句: 裾分けを話の種に納涼かな
ちゃあきさん、こんにちは。
御句拝読しました。ちゃあきさんの優しさが出た佳句ですね。
ただ、二点気になりましたことがあります。
一つは裾分け、これは確かに言葉としてあるのですが、ほとんどの場合、おすそ分けというと思います。俳句は音数が限られているので、お父さんは父というように丁寧な意味の接頭語や接尾語は省きますよね。でもおすそ分けはいいのではないかと、勝手に思いました。
それと、下五はご自身でもお迷いになったとのことですが、夕涼みのほうがいいと思います。納涼よりももっと気楽なイメージです。
・おすそ分け話の種に夕涼み
よろしくお願いします。
点数: 1
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