俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1337ページ目

「夏畑しわの増えたるトマトかな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏畑しわの増えたるトマトかな

付箋丸さん、こんにちは。
御句拝読しました。トマトはシワがよるくらいのほうが美味しいのでしょうか?よく、あまり水をあげてはよくないとか聞きますけどね。

御句、トマトが夏の季語で、季節は夏とわかりますから、上五の夏畑は他の要素を読んで読み手の頭の中の映像をより鮮明にしてあげたいですね。
例えば、

・自家菜園しわの増えたるトマトかな
・吾子の鉢しわの増えたるトマトかな
・裏庭にしわの増えたるトマトかな

よろしくお願いします。

点数: 1

「夏は晴れ新たな季節秋と冬」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏は晴れ新たな季節秋と冬

あかさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。厳しくしてくださいとのこと、多少きついとお思いのところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

御句、とは言いましたが、これは俳句でしょうか。これが、「夏は過ぎ新たな季節秋と冬」であればまだわかります。その通りですからね。ただ、その通りなだけで、何の感動もわきません。

元に戻って、「夏は晴れ」とはどういうことでしょうか。当然のことながら、曇りも雨の日もあります。これが「夏は暑い」であればわかりますが、これもその通りですよね。

そして何より、季語の問題があります。コメントに「季語を入れて工夫しました」とのことですが、どのような工夫でしょうか。基本的に、季語は一つでいいですよ。

暑かった夏が過ぎてこれから秋だ、ということを言いたかったとしたら、例えば、「夏の果」とか「夏終わる」、あるいは「秋近し」、「秋隣」などの季語があります。これらを置く工夫をなさってはいかがでしょうか。

それと、最初のうちは、コメント欄に、この句でお伝えになりたかった光景とかお気持ちとかを添え書きしておくと、みなさんが意見やアドバイスをしやすくなりますよ。
よろしくお願いします。

点数: 2

「笑顔咲く家族の集ふ米寿かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 笑顔咲く家族の集ふ米寿かな

ロミさん、こんにちは。
御句拝読しました。お義母さんの米寿のお祝いですか!おめでとうございます!

御句ですが、季語を一つ入れたいなと思います。暦の上では秋とは言え、まだまだ暑い日が続いていますので難しいですけど、そこは割り切って(笑)。
また、俳句は一人称が基本ですので、このままですと自分の米寿の祝いになります。もし他の人の場合であれば明示した方がいいと思いました。

そこで例えばですが、

・みな集ひ義母(はは)の米寿や秋うらら

「家族」と「祝い」が音数の関係で入れられなかったのですが、米寿は当然お祝いしますし、集まるのはご家族、ご親族でしょう。ですから入れなくても読み手の想像の範囲内だと思いました。

楽しい会になることを祈ります!

点数: 4

「夏の夜切なくあがる空の花」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏の夜切なくあがる空の花

田中彩音さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。夏にあがる花火が切ないことを表したいとのこと。もちろん、人の考え方はさまざまではありますが、普通は、夏の花火は豪華で景気が良くて、待ち遠しくて楽しいものだと思います。
そういう気持ちや景色を詠んだ句はたくさんあります。

ただ、彩音さんのおっしゃるように、切ないという気持ちはわかりますし、それを詠んだ句もあります。

ここで彩音さんが考えて俳句に込めなければならないのは、なぜ切ないのか、そこですよ。
俳句は、そこを言葉で表すのです。そしてそれを読んだ人が、ああ、それは切ない気持ちだろうなぁ、と思ってくれるようにするのです。

例えばですが、

「きれいだけど一瞬の輝きで終わってしまう」
「去年は二人だったのに今年は一人」
「これで夏休みも終わり」
「これが終わるとみんな都会へ戻る」

そんなようなことを「切なくあがる」に代えて五七五に入れてみてください。
スペースはありますよ。「夏の夜の空の花」は「花火」としてしまえばいいですから。

点数: 1

「秋の星結べる距離の美しさ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋の星結べる距離の美しさ

宙也さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはいいですねー。おっしゃる通りであり、壮大なテーマです。

下五の「美しさ」これは独特の表現で尊重すべきものかとも思ったのですが、どうも、頭の硬い私には、「距離が美しい」というのがどうもしっくり来ないので、次のように考えてみました。

・秋の星結べる距離の果てしなき

「美しさ」から「果てしなき」になり、普通っぽくなってしまったかも。

語順変更ですと、

・秋空や果てなき距離を結ぶ星

・・・原句のままでいいような気がしてきました!

点数: 0

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