俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1333ページ目

「泳ひでもボールは遠くにいくばかり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 泳ひでもボールは遠くにいくばかり

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。そういうことって、ありますよね。追いかけても追いかけても、なかなか追いつけない。ようやく追いついて捕まえた!と思うと、またスルッと手を離れてしまう。
まるで何かの例えのようです。この例えを上手く俳句に詠み込めないかと考えたのですが、無理でした。短歌の音数があれば可能かもしれませんが。

一応、こんな句を置かせていただきます。

・泳げどもビーチボールに追ひつかず

なんだかつまらないですね。詩情がないです。

点数: 0

「夏の記憶しわとなりける課題表」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏の記憶しわとなりける課題表

とまけちさん、こんにちは。
御句拝読しました。
夏の記憶としわで、お盆のおばあちゃんとの思い出とは思わないですよ(笑)!おじいちゃんもお忘れなく!

・引き出しに皺くちゃ夏の課題表

これは、コメントの「これを見て苦しんだのも思い出だなぁ」と感じて・・・というくだりから考えました。引き出しから課題表が出てきた、そんな感じです。
でもこれですと、季語の「夏」が課題表の修飾語になってしまっていて、「今が夏」という印象がないですね。「今が夏」という感じにしたいです。

・夏合宿バッグの底の課題表
・課題表バッグに詰めて夏合宿

ユニフォームに挟まれてシワになった?

点数: 1

「案山子立ち鳥の声のみ空高し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 案山子立ち鳥の声のみ空高し

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。秋らしい句ですね。
ただ、案山子は秋の季語ですが、空高しも秋高し、天高しと同様に秋の季語となっているようです。
今は出先で、歳時記が手元にないため、不確かな物言いで申し訳ありません。
ただ、「案山子」と「鳥の声」で、読み手の頭の中には、大体いい天気の青空が広がっているのではと思いますよ。
ですので、

・立ち通し鳥の声聞く案山子かな

または逆に、「天高し」を季語として、案山子ではないものを詠むのもありですね。

点数: 3

「ひらひらとレッドフラッグ秋の海」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ひらひらとレッドフラッグ秋の海

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
あらちゃんさんの後追いのようで恐縮ですが、コメント置かせていただきます。
レッドフラッグと英語を使ったのは、何か意図があるのでしょうか?
もっとも、赤旗とすると違う意味にも取れそうですが、そこは季語の秋の海で補完されると思いました。
また、ひらひらよりも、緊迫感を出すようなオノマトペにしてみました。

・ばたばたと騒ぐ赤旗秋の海

あ、でも、こうして置いてみますと、やはり「赤旗」の見た目が強いのと、全体的に秋の海の持つ静かなもの悲しい雰囲気と合わないですね・・・。ダメだこりゃ。

いっそ、こうします。

・垂れ下がるレッドフラッグ秋の浜

改作になってきました。すみません。なぜ垂れ下がるにしたかと言いますと、レッドフラッグだけで緊迫感が出ますので、逆に、油断というか、日々の平穏と対比させてみたかったからです。

あ、でも、旗が垂れ下がるくらいならレッドは出ないのか?でも津波が?

点数: 1

「蛸の血の青と知る日や原爆忌」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 蛸の血の青と知る日や原爆忌

豆柴さん、こんにちは。
御句拝読しました。面白いことに気が付きましたね。
あらちゃんさんがおっしゃっていますので、繰り返しのようですみませんが、忌日の句なので、◯◯の日とはしないほうがいい、というか、しなくてもいいのではと思いました。

・蛸の血は赤くないらし原爆忌

ごめんなさい、なぜこのようにしてみたかと言いますと、勝手ですが、血が青いことより、赤くない血もあるのかという驚きのほうが強かったのではと思ったからです。
ただそれを見たわけではない、というところにそれなりのおかしみを乗せたつもりですが、素直にあらちゃんさんに一票入れれば良かったかもしれません。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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