「見上げれば青くなる空夕が焼く」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 見上げれば青くなる空夕が焼く
えちゃん(15)さん、こんにちは。初めまして。
えちゃんさんの俳句、確かに読ませてもらいましたよ。初めてにしてはとても雄大な俳句です。
慈雨さんがいいアドバイスをしてくれていますね。
おじさんも似ているかもしれませんが、少しお話ししますね。
この俳句は、二つのとらえ方があると思いました。
Aパターン:夜が明けつつある空、黒から青に変わりつつある空。でも東の空の地平線は朝焼けで、これから昇る太陽が燃やしているようだ。
Bパターン:夜が明けつつある。暗かった空が青くなりつつある。でもこの空も、夕方には西の空に沈んでいく太陽に燃やされてしまうのだなぁ。
どちらも素敵ですね!
でもAパターンですと、「夕が焼く」という言葉と合わないような気がします。
Bパターンですと、ちょっと時間の流れが長すぎるような気がします。
そこで、こんなのはどうでしょうという提案です。
朝焼け案:
・見上げればいま明けてゆく春の空
夕焼け案:
・見上げれば青い空にも春夕焼
あとの方の句の最後は「はるゆやけ」と読みます。春の季語です。
本当は、「見上げれば」とかも直すこともできるのですけど、初めてですからね!
また聞かせてくださいね。
点数: 1