俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1194ページ目

「鉄の杭ひねれば落ちる紅椿」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鉄の杭ひねれば落ちる紅椿

竜子さん、こんにちは。
拙句「牡蠣専門店」にコメントおよびご提案句を有難うございました。
この句はボツではありましたが、「その時季だけ開ける」というのがポイントで、いつもやっているわけではないのです。
牡蠣という、旬をとくに大事にする特徴を詠みたいと思っていましたが、理屈や説明になっていました。

竜子さんのご提案句は、まさに私の気持ちを汲んで詠み直してくださっています。とてもいいです!有難うございます。

さて御句拝読しました。これはすみません、句意をつかめませんでした。
その理由の一つに、いま、基礎工事の会社さんと仕事しているため、「鉄の杭」が電柱のごときものを想像してしまったからかもしれません。
また、どこで切ればいいのかつかみきれず、ひねったり落ちたりするのが鉄の杭なのか紅椿なのかがわかりませんでした。鑑賞力がなくてすみません。

あらちゃんさんがいいコメントを残しておられ、提案句も秀逸と思います。私は今回はそこに乗っからせていただきます。

・紅椿守衛のひねる鉄の柵

点数: 2

「春寒や泣くも笑ふも己がじし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春寒や泣くも笑ふも己がじし

あらちゃんさん、こんにちは。
拙句「牡蠣専門店」にコメントおよびご提案句を有難うございました。

本句はボツにはなりましたが、この店は普段は閉まっていて、牡蠣の旬の時季だけ開けるというのがポイントで、これは外せませんでした。

牡蠣は食べ頃を意識しますよね、その特徴を詠みたいと思っていました。でも、結局は理屈が立ち、説明になってしまっていますね。

あらちゃんさんのご提案句は、(こんなに早くそう言ってしまっていいのかなとは思いますが)、まさにその通り!という感じでとてもいいです!

さて御句拝読しました。下五「己がじし」初めて知りました。有難うございます。いい句だと思います。このままいただきます。

点数: 1

「大根葉苦味嬉しいや春浅し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 大根葉苦味嬉しいや春浅し

星勲さん、こんにちは。
御句拝読しました。

大根が冬の季語で、春浅しは春の季語。季重なりになっています。季重なりは必ずしもNGではないと言われていますが、この道場ではなるべく避けて練習したほうがいいと思います。

ただ、御句では「大根の葉」と詠んでいて、大根そのものではありません。そのため、季語の大根とは一線を画すという考え方もあるようです。
あらちゃんさんのご提案はその考え方に立って、リズムの調整をなさっていると思います。いい流れになっています。

私は一応、季語「大根」について、ご提案差し上げます。

・青首の大根の葉の苦きかな

点数: 1

「春風は汽笛と共にのと鉄道」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春風は汽笛と共にのと鉄道

慈雨さん、こんにちは。
拙句「牡蠣専門店」へのコメント有難うございました。また新たに気づかされました!
拙句は、この牡蠣専門店の写真がグルメ雑誌に載った場合、その下に書く単なるキャプションのようですねー。要するに、作者不在なのです!
それに今ごろ気がつくとは…。
有難うございました!

さて御句拝読しました。内容的にこのままいただきたいところですが、一点、「のと鉄道」がその前の助詞の「に」とつながって、読む時にちょっと「あれ?」と思います。これを解消できないかと少し考えました。

・のと鉄道汽笛と共に春の風

先頭に出してみました。ただ、意味的には原句のほうが通ります。
早く暖かくなればと祈ります。

点数: 2

「銀世界煌めく心氷のよう」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 銀世界煌めく心氷のよう

大出詩保子さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。大出さんは先生でいらっしゃいますか?先日、当地にもまとまった雪が降り、子どもたちは大喜びでした。

御句、難しい点を含んでいます。
初めましての方にはキツく感じるかもしれませんがご容赦ください。

俳句は五七五と季語一つが基本ということはご存知と思います。「銀世界」は思い切り「雪」を連想させ.季語のようですが、まだ季語ではないようです。では、季語は?というと「氷」になりそうですが、御句の場合、「氷のような心」と単なる比喩になっており、こういう場合は季語とはなりません。
それに加えて、ワクワクしているはずのお子さんの姿がなく、見えたとしてもその心が氷のように冷たいように読めて、少し困惑します。

例えば、次のようなのはいかがでしょうか。

・雪景色煌めく子らの瞳かな

これも直球と言えば直球ですが、直球はいけなくないですよ!
よろしくお願いします。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

行列の先頭いずこ陽炎へる

回答数 : 18

投稿日時:

車庫造るため引き抜きし桜かな

回答数 : 30

投稿日時:

ガラス戸に犯人の顔花の雨

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺春惜しむ

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺晴惜しむ

回答数 : 2

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

四月一日の朝一面の春の雪

作者名 ささゆみ 回答数 : 2

投稿日時:

キャタピラの噛む鋼板や柿落葉

作者名 竜虎 回答数 : 6

投稿日時:

落葉はネ根っこの防寒コートだよ

作者名 山口海風 回答数 : 3

投稿日時:

要望:厳しくしてください

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ