俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1183ページ目

「冬ざれやアーケードの帽子屋さん」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬ざれやアーケードの帽子屋さん

めいさん、こんにちは。
拙句「軒下の」にコメントおよびご提案句有難うございました。豆から芽が出てきそうで楽しい句ですね。

御句拝読しました。まだ添削がされていませんが、私も見落としていました。めいさんはご当句のペースが早いので追いつけませんでした(笑)。失礼しました。

ご自身のコメントには「先の句と同じです」とだけありますが、おそらく日付と内容からして「サインポールの理髪店」のことですね?

ただ、私としては句は違うと思いますよ。正直、こちらのほうがいいと思います。
理髪店のほうに書きましたが、理髪店にサインポールがあるのは普通ですが、アーケードに帽子屋さんが必ずあるとは限らない。

作者はなぜここに目をつけて、冬ざれという季語を合わせたのか、想像したくなります。

少し読み替えさせてください。「帽子屋さん」の「さん」は、お気持ちはわかりますが、音数を稼ぐために外しますね。

・冬ざれや帽子屋残るアーケード

これは、帽子屋さんがアーケードで今日も存在しているということです。この状況をどう捉えるかは、読み手と冬ざれという季語にかかっています。めいさんのおっしゃりたかったこともこういうことだと思いますが、いかがでしょうか。
よろしくお願いします。

点数: 0

「向日葵に水をやるたび背比べ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 向日葵に水をやるたび背比べ

ゆとりさん、こんにちは。
御句拝読しました。可愛らしい、いい句ですね。光景が鮮やかに浮かび上がります!

ただ、俳句って、ちょっと特徴があって、基本的に、ある一瞬の出来事を詠むものなのです。長い時間のこととか、繰り返しのこととかはあまり馴染まないのです。

それからすると、ゆとりさんの句は、「水をやるたびに背比べ」というと、可愛らしいけれど、何日間ものことですよね。

これを、一回だけにしてみましょうか。

・向日葵に水をやり終え背比べ

俳句を読む(鑑賞する)人はみんな想像力が豊かなので、これだけでも、「ああ、この作者さんは、水をやるたびに背比べをしているのではないかな?」と思ってくれますよ!

また聞かせてくださいね。

点数: 0

「夕焼けに染まりて見ゆる紅葉かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夕焼けに染まりて見ゆる紅葉かな

ゆとりさん、こんにちは。初めまして。俳句の「業界(笑)」にようこそ!一緒に勉強しましょう。

御句拝読しました。きれいな光景ですねー。上手いですよ。
ただ、俳句にはちょっとルールがあって、季節を表す言葉(季語)は原則として一つ、となっているのです。
それは、季語って主役なので、こんな狭いところに主役が二人いたら、どちらを向いたらいいか迷いますよね。ですから一つにするのです。
御句では、「夕焼け」と「紅葉」が季語で、まして「夕焼け」は夏の季語で紅葉は秋。困りますよね。

それと、俳句は短い中でまとめなくてはならないので、言わなくてもわかりそうな言葉は省くように頑張るのです。
御句では、「見ゆる」とありますけど、見たから俳句にするので、見なければ俳句になりませんよね。だから要らない。こんなふうに省いて、他の要素を入れてわかりやすくしたりするのです。

・夕日浴び真っ赤に染まる紅葉かな

とりあえずこんなのが出来ますよ。「夕日」は季語ではないので紅葉と合わせられます。「見ゆる」を省いて「真っ赤に」という色の要素を入れました。
少し上級になると、「紅葉はもともと赤いから真っ赤とか言わなくても…」とかになりますが、まあ、今日はこの辺で。
また聞かせてください。

点数: 2

「六つの花指で抉りて飴を置く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 六つの花指で抉りて飴を置く

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。飴の句にコメントくださいというのは、この句のことでいいですか?

光景はきれいだと思います。ただ、正直言って飴の句になっており、季語である白い雪を、舞台装置という脇役にして、飴の色だけが光っています。
私は入門当時、季語を舞台装置にしてはいけない、主役に立たないと、と言われました。自分では舞台装置にした覚えはないのに、読み手にはそう読めるのですね。

一般的に、比重を置きたいものは句の後半に置いたほうが効果的なようですよ。

・穴抉り飴一つ置く六つの花

ご要請ですので思ってたままを申し上げました。提案句はご笑覧ください。よろしくお願いします。

点数: 2

「豆まきの始終を眠る赤子かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 豆まきの始終を眠る赤子かな

井上れんげさん、こんにちは。お久しぶりです。
御句拝読しました。上手い句だなと思いました。
さすがと思いながら、他の皆さんのご提案句も興味深く拝読しました。
私は別にいいか、と思っていましたが、もんなさんの「豆まきや」を読んで、私も提案したくなりました。

・豆まきや赤子の始終眠りをり

ただ、これですと、厳密には、「赤子は豆まきのたびにいつも寝てしまう」、という意味になるようです。
ちょっと違いますよね。

「始終」は、あらちゃんさんがおっしゃっていますが、「を」を付けると「始めから終わりまでの全部」のことを指し、「ずっと変わらず」という意味ではないようです。
付けない場合でも、始終は「いつも」という意味になるようで、
句意のように豆まきの最初から最後までずっと寝ていた、という状態の継続「ずっと」を表すには、「終始」のほうが適しているようです。

・豆まきや赤子の終始眠りをり

細かいことをグジグジ申し上げてすみませんです。よろしくお願いします。

点数: 0

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