俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1645ページ目

「除夜の鐘音が鳴りいて年明ける」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 除夜の鐘音が鳴りいて年明ける

伊藤来斗さん、こんにちは。初めまして。
中学生さんですか!?それも俳句が得意!頼もしい。

御句拝読しました。季語が二つある季重なりについては、すでに出ていますよね。
また、「鳴りいて」という措辞の不自然さについても出ています。除夜の鐘が鳴ったからこその俳句でしょうから、鳴るということは言わなくても伝わると思いますよ。

あと、私からお伝えしたいことがあります。今回は、除夜の鐘ってなんだろうと調べたところから、俳句につながったのですね。なんでまたこんな春の季節に除夜の鐘のことを?
思いついて調べるのはいいですが、できましたら、俳句は、今の季節を詠みたいですね。ルールではありませんが、俳句って、そういうものだと思います。よろしくお願いします。

点数: 1

「菖蒲湯や十を数へる父の笛」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 菖蒲湯や十を数へる父の笛

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。私も懐かしい記憶がよみがえりましたよ。
我が家では、私が子供の頃は、菖蒲は10センチくらいに切って浮かべていました。どこの家もそうするのだろうと思っていたら、結婚して、妻が長いまま入れるのを見てたまげました。今では長いまま入れています(笑)。

しかし、菖蒲笛という季語があるとは知りませんでした。というか、他の家でも笛にして吹くんだと。そんなことするのは我が家だけかと思っていました!

御句、いいのですが、お父さんは、笛でカウントできるのですか?すごいですね。我が家では笛は笛、カウントはカウントでした。

・十数え肩まで浸かり菖蒲笛

御句、いい思い出ですね。大切になさってください。
よろしくお願いします。

点数: 1

「桜時退社スーパー風呂ベッド」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 桜時退社スーパー風呂ベッド

ときさん、こんにちは。
御句拝読しました。面白いことを考えましたね! 特に矢印がなくても、意図は伝わりますよ(笑)。

ただ、私は二点、気になるところがありました。

一点目、季語が桜時とのこと、要するに桜の季節ですよね。一年のうちで、日本中がまだかまだかとその開花を待ち望んでいる。しかし一旦咲いてしまうとその花の命は短くて、あっという間に散ってしまう。ですから人々は、寸暇を惜しんで花見に出かけますよね。
それなのに、退社したらスーパーに寄って帰って風呂入って寝てしまうのですか?それは寂しい。桜の立場は?せめて、

・桜時退社スーパー夜の窓

とかにしてくだされば、ああ、スーパーで食べ物とお酒でも買って、自宅の窓から夜桜を楽しんでいるのだな?誰とかな?とか想像が膨らむのですが…。

二点目はその「スーパー」です。まあ、ほとんどの人は、スーパーと言えばスーパーマーケットのことだとわかってくださると思いますが、御句、「スーパー風呂」とつながっていますので、スーパー銭湯、いわゆる豪華な日帰り温泉とかと思う方が、いないとも限りません。
その誤読を防ぐためには、スーパーではなくコンビニにしておけばいいかも。

以上、よろしくお願いします。

点数: 0

「コンサート果てアネモネの青き夜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: コンサート果てアネモネの青き夜

おかえさきこさん、こんにちは。
御句拝読しました。
コメントによりますと、句中の「コンサート」は森山良子さんの公演とのこと。

実は私も先月行きました!私の青春の思い出深いホールがあるのですが、そこが3月末で閉館になるとのこと。すごく残念で、閉館までに一度どなたかのコンサートに行きたいと思っていました。そうしたら森山良子さんのご案内が!行ってきましたよ。

いきなり私の思い出話をすみません。御句、このままいただこうと思いましたが、おかえさきこさんですので、何かひと言、とも思いました。
コンサートが終わるのは大体夜なので(必ずしもそうではないけれど)、「夜」の代わりに、帰り道を彩る、みたいな感じで、

・コンサート果てアネモネの青き道

などもありかと考えました。でもやはり、原句のほうがいいですね。
このままいただきます!

点数: 1

「花開きいつかは枯れる物語」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 花開きいつかは枯れる物語

伊藤来斗さん、こんにちは。
御句拝読しました。中学生さんだから、あんまり細かいこと言いたくないと思う自分と、だからこそ細かいことをお伝えしなくてはと思う自分がいます。
で、細かいことをお伝えしますね(笑)。

御句、まず気になりましたのが下五の「物語」です。言わんとしている意図はわかるような気がします。桜に限らず、花の一生は物語のようですからね。
でも、今のままでは、俳句というより、なんだか短編小説のタイトルみたいです。
俳句とは、わずか十七音という制約の中で、いかに自然や人生の物語を詠み込むか、という文芸ですから、そこに「物語」と入れてしまうと、五音も使って逆に何も語れなくなってしまうと思います。

あともう一つ気になりましたのは、来斗さんが見たのは、「枯れた木」ですよね。上手く整えないと、花が咲いて散り、葉が茂るけどやがて枯れて散る。しかし翌年にはまた美しい花が咲く…という輪廻や永遠の話と捉えられるかもしれません。
木が枯れていたのなら、もう終わりですからね、そこを言いたいです。

・老木の桜役目を終えにけり

とてもいい提案句を思いついたからコメントし始めたのに、コメント打っていたら忘れてしまいましたよ(笑)!ですから即吟でごめんなさい。
また色々聞かせてくださいね。よろしくお願いします。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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