「花開きいつかは枯れる物語」の批評
伊藤来斗さん、こんにちは。
御句拝読しました。中学生さんだから、あんまり細かいこと言いたくないと思う自分と、だからこそ細かいことをお伝えしなくてはと思う自分がいます。
で、細かいことをお伝えしますね(笑)。
御句、まず気になりましたのが下五の「物語」です。言わんとしている意図はわかるような気がします。桜に限らず、花の一生は物語のようですからね。
でも、今のままでは、俳句
というより、なんだか短編小説のタイトルみたいです。
俳句とは、わずか十七音という制約の中で、いかに自然や人生の物語を詠み込むか、という文芸ですから、そこに「物語」と入れてしまうと、五音も使って逆に何も語れなくなってしまうと思います。
あともう一つ気になりましたのは、来斗さんが見たのは、「枯れた木」ですよね。上手く整えないと、花が咲いて散り、葉が茂るけどやがて枯れて散る。しかし翌年にはまた美しい花が咲く…という輪廻や永遠の話と捉えられるかもしれません。
木が枯れていたのなら、もう終わりですからね、そこを言いたいです。
・老木の桜役目を終えにけり
とてもいい提案句を思いついたからコメントし始めたのに、コメント打っていたら忘れてしまいましたよ(笑)!ですから即吟でごめんなさい。
また色々聞かせてくださいね。よろしくお願いします。
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中学生です、学校の帰り道に桜の木が枯れていて
それを見て思いついたので投句します!