「廃校の運動場の桜咲く」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 廃校の運動場の桜咲く
ときさん、こんにちは。
御句拝読しました。春の季節の句を詠んでくださいましたね?有難うございます!
全然陳腐ではありませんよ。
ただ、俳句では、これは想像できる範囲だなとか、言わなくてもわかるいう言葉は省いて、他の要素を加える方がいい、というようなことがあります。
例えばですが、風が吹くとか雨が降るとかは、日常会話ではよく使いますが、俳句では、風と言えば吹くもの、雨と言えば降るものだからいちいち言わずに、それよりもどういう風か、どういう雨かを入れた方がいいというような意味です。
御句で言えば、「廃校の運動場に」とありますよね。わかるのですが、学校で桜が植えてあると言えば、どう考えても運動場(校庭)ですよね。校門脇とか中庭とかだとしても、広い意味では校庭です。校舎や体育館に植えられているわけはない。
そこで、運動場は省いて、何かオリジナリティのある、御句を特定できる措辞を考えてみませんか?
例えば、その桜はなぜ?いつ?どなたが植えたのでしょう?
・廃校の卒業記念の桜咲く(中八ご容赦ください)
・廃校の記念植樹の桜咲く
・廃校の県知事植へし桜咲く
まあ、例えばこんな感じで、何かしら特色が出せればと。
よろしくお願いします。
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