俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1195ページ目

「見上げれば青くなる空夕が焼く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 見上げれば青くなる空夕が焼く

えちゃん(15)さん、こんにちは。初めまして。
えちゃんさんの俳句、確かに読ませてもらいましたよ。初めてにしてはとても雄大な俳句です。

慈雨さんがいいアドバイスをしてくれていますね。
おじさんも似ているかもしれませんが、少しお話ししますね。

この俳句は、二つのとらえ方があると思いました。

Aパターン:夜が明けつつある空、黒から青に変わりつつある空。でも東の空の地平線は朝焼けで、これから昇る太陽が燃やしているようだ。

Bパターン:夜が明けつつある。暗かった空が青くなりつつある。でもこの空も、夕方には西の空に沈んでいく太陽に燃やされてしまうのだなぁ。

どちらも素敵ですね!

でもAパターンですと、「夕が焼く」という言葉と合わないような気がします。

Bパターンですと、ちょっと時間の流れが長すぎるような気がします。

そこで、こんなのはどうでしょうという提案です。

朝焼け案:
・見上げればいま明けてゆく春の空

夕焼け案:
・見上げれば青い空にも春夕焼

あとの方の句の最後は「はるゆやけ」と読みます。春の季語です。

本当は、「見上げれば」とかも直すこともできるのですけど、初めてですからね!
また聞かせてくださいね。

点数: 1

「春一番寝室の羽毛布団舞う」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春一番寝室の羽毛布団舞う

TKさん、こんにちは。初めまして。御句拝読しました。

「季重なり?」とのお問いかけですが、確かに春一番と布団の季重なりだとは思います。
しかしそれ以前に私が違和感を覚えましたのは、思い切り屋外の季語である「春一番」と「寝室」の組み合わせです。
おそらく、風が強いので寝室にまで入り込み、軽い羽毛布団を揺らせているのだと思いますが、もう少し自然な感じにして、かつ季重なりも解消するということで、次のようなのもありかと思いました。

・窓開けて羽毛布団のパタパタと

よろしくお願いします。

点数: 1

「そよ風がカーテン揺らす春浅し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: そよ風がカーテン揺らす春浅し

星勲さん、こんにちは。御句拝読しました。これは悪くないです。季重なりでもないです。

しかし、「そよ風がカーテンを揺らす」というような、「◯◯が◯◯する」という構文は、どうしても散文的、あるいは説明的になりやすく、評価が低くなりがちです。

こういう場合は、次のようにすることをお勧めします。

・そよ風に揺れるカーテン春浅し

しかし次の問題として「類想」ということがあります。ご自身でも「単純な句」とおっしゃっていますが、かなり以前から、そよ風はカーテンを揺らし続けており、似たような数多の句の中で埋没しそうです。
何か、少しでもオリジナリティを。

・揺れ動くブルーのカーテン春浅し

とりあえず色だけでも付けてみました。

点数: 2

「ほろ苦し季節の香り春浅し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ほろ苦し季節の香り春浅し

星勲さん、こんにちは。
御句拝読しました。季重なりにはなっていないですが、三段切れになっています。
解消するには、

・ほろ苦き季節の香り春浅し

とすればいいと思います。

もう一句、「口苦し」が投稿されていますが、この「ほろ苦き」のほうがいいと思います。「ほろ苦き」は苦さを肯定していますが、「口が苦い」では救いようがありません。

そこまでした上で、ご自身でも感じておられる「抽象的」の問題があります。

しかしこれはまた、あらためて。
今日はこの辺で失礼します。

点数: 0

「歯科の椅子傾いていく春の鯉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 歯科の椅子傾いていく春の鯉

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。
つくり直した、とのこと、何をお考えになったのかわかりませんが、申し訳ないですが、直っていません。

前の句のほうが、全然いいです。
前の句はとても良くて、でも今日は接待があって、終わったらコメントしようと思っていて、いま見たら変なことに。

めでかやさんのおっしゃるように、お気持ちはわからないではないですが、前句がいいですよ。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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