俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

卵酒飲めば人形笑ふ部屋

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

子どもの頃。風邪引いて熱出しているようなときには、家族に伝染してはならないと、いつもはあまり使っていない北向きの薄暗い六畳間に一人寝かされていた記憶。箪笥の上に日本人形が飾られていて、仰向けに寝ているとちょうど首から上の部分だけが白く浮いて見えている。風邪や発熱よりも、部屋の薄闇の恐怖感と対峙させられる一日。

他の方の多くと同様に卵酒の詳細を知らず、“風邪の民間療法”という情報から、家の中で熱出して寝込んでいたときの風景を思い出して一句にしました。

※昨日休みを取って三連休にし、時期をずらして早めの帰省。「水仙」「雑煮」「鴨」の投句は帰省直前に慌ただしく済ませました。

最新の添削

「卵酒飲めば人形笑ふ部屋」の批評

回答者 なお

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。長谷さんも卵酒は実はご記憶がないのですね。ですから、この「卵酒飲めば」というのは、普通であれば人形が笑うなどとは考えないが、卵酒で酔っ払って(または卵酒を飲むほどの高熱で)、人形が笑うかのように思える、ということですね。幻想的な句ですね。
しかし「人形が笑う」というと、あまり明るいコメディタッチにはなりませんね。逆に不気味なホラーな感じになりますね。コメントを読むと作者もそう感じていたようですからそれでいいのか。
私は、その家の子供が熱を出して苦しんでいるのだから、「早く治れ〜」と優しく微笑んであげているのではと思いました。
でも、優しく微笑んでも、熱でうなされた目には不気味に映るでしょうね(笑)。

・人形の注ぐ笑顔や卵酒

ごめんなさい、母親が人形がとても好きで大切にしていたので、「笑顔」にさせてください。個人的好みです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「卵酒飲めば人形笑ふ部屋」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

帰省されてるのですね(*'▽')私は「鴨」が難しくて断念、次の「初富士」は女性選者になるようで。「水仙」と「雑煮」は出しましたが、決定打を出せず類想2物という感じになってしまったかも。

さて、御句。私も自分が(姉が)病室で卵酒を飲んでいる句を詠んだのですが、卵酒と目に見えている部屋という切り口くらいがちょうどいいのかなと思ったりしてます。私の場合は、「落武者の夢」でした。こわい夢だったー。

中七「飲めば」が必要かが悩ましかったです。「ば」として、関係のないことを因果みたいにしちゃうのも面白いなあと思いつつ、「飲む」は省いちゃいたい気持ちもあり。
卵酒人形わらふ六畳間

点数: 1

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「卵酒飲めば人形笑ふ部屋」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

「鴨」は早めに見切って12/7に投句、投句制限のない「水仙」は12/13に投句し新アイデアが出たら追加投句予定(結局せず)。「雑煮」は準備不足でしたが・・・間に合わせで(送ったうちの一句に後で意図しない季重なりを見つけてしょぼんです)。

御句「卵酒」で酔っ払ったのかな?という句意かと思いました。
コメントを見るとホラー寄せということですが、あまりそう受け取れず。
説明的というのとは別の次元で「飲めば」が邪魔をしていそうですね。「飲めば人形が笑う」という因果の措辞で、「飲まなければ人形は笑わない」ということになりますので・・・
なのでげばげば様のように切ってしまった方がいいと思います。

・卵酒寝れば人形笑ふ部屋

点数: 1

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

冬電車異次元行の夜電車

作者名 翔子 回答数 : 3

投稿日時:

ため息の飛沫を上げし瀧見茶屋

作者名 心おきな 回答数 : 0

投稿日時:

一畳に据えて立ち去る雛祭り

作者名 黒徹 回答数 : 2

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『卵酒飲めば人形笑ふ部屋』 作者: 長谷機械児
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ