俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1456ページ目

「干鱈とか初しぼりとか婚期とか」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 干鱈とか初しぼりとか婚期とか

おはようございます。

おめでとうコメント、ありがとうございます。

ひとつ、早めにお伝えした方がいいお話。
私は気にしませんが、俳句の世界には「自分で結果を見る・知る」ことにこだわっている人たちが山ほどいて、そういう人に結果をネタバレをすることは大変嫌がられます。
あと、私は自分へのネタバレは基本的に気にしないことにしてますが、他人への結果ネタバレを不愉快に思う人もいるようなので、他人の情報オープンは注意した方がよいです。
お伝えした方がよさそうに思ったので先に書きました。
(余談ですが、嫌がる人は本気で嫌がるので、知り合いの間で、お祝いコメントは本人が結果を知ったという確認がとれるまで控える(あるいは数日間、本人自ら結果確認できるチャンスをつぶさないように見守る)、みたいな暗黙の了解・マナーができつつあります)

繰り返しますが私個人レベルでは気にしないことにしてます。おめでとうコメントありがとうございます。げば様とはお互いの好調期がずれていて、なかなか同時金曜日がないのです。

御句、
◆「初しぼり」自体は歳時記の掲載が見つかりませんが、季節感をそこそこ感じますね。季重なり感が出ても勝負をかけるような単語とは思えず、「初しぼり」にこだわる句形でもなさそうな。
◆この並列形なら季語は下五かな?

・婚期とか安い酒とか干鱈とか

他二句にもひとことずつ。

「澄むみづに太りたりける干鱈かな」
 上五「澄むみづ」は秋の季語にあるので避けたい。「~たりける」が冗長かな?「太る干鱈の」で七音にすれば、下五すべて干鱈の描写に使えます。

「干鱈食み酒にコントのバラエティ」
 いろいろ気になります。上五季語部分の連用形流し。「酒に」の助詞。「コントのバラエティ」の曖昧な言い回し(例えば「ドリフのバラエティ」ならば映像は鮮明です)。

点数: 1

「おむすびに花びらひとつ花筵」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: おむすびに花びらひとつ花筵

こんにちは。

季語があまりに近いかなあ・・・と思います。

上五から順に読んで中七の前半で「花びら」と出て来るので、受け手の頭の中にはその時点で「花びら」の映像が出るのですが、
花の名前なしで「花びら」と出てきたら想像するのは桜の花びらなんですよね・・・
(季重なりとまでは申しません)

負乗様提案の「西行忌」よいですね。

点数: 1

「土曜日の朝のしじまや辛夷咲く」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 土曜日の朝のしじまや辛夷咲く

こんにちは。

形はできている句だと思います。

コメントを拝読しました。上五中七「しじま」よりも「静かなコト」に感動ポイントを感じましたので微調整の提案句を置いておきます。

・土曜日のしづかな朝や辛夷咲く
・土曜日の朝やしづかに辛夷咲く

点数: 2

「今日からは二人暮らしのミモザかな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 今日からは二人暮らしのミモザかな

こんばんは。

私も初読で「実物のミモザを見ている句」と解釈しました。が、コメントに「写真」と書いてしまったせいで一部正当な評価が得られなかったかもしれませんね。
句の意図は理解しました。

◆「かな」構文にしては詠嘆が生きていない、というのが感想です。
 三音季語なので「かな」を合わせた感じでしょうか?
 「今日からは二人暮らし」というのは本来、「ミモザ」とはあまり関係ない情報。助詞「の」で繋いで「かな」の着地があまり合っていないように感じます。
 また、その助詞「の」の形のせいで「ミモザの擬人化」という誤読も発生しているようです。誤読されるのは損ですし、誤読の回避は作者の努力の範囲。

季語と関係ない情報を季語と取り合わせるならば、おかえ様の提案の「切れを入れる」方が合います。

・今日からは二人暮らしや花ミモザ

で、もう少し推敲したいと思います。

◆「今日からは」という散文的な言い回しがやや気になるところ。
 この五音を省略しても、「二人暮らしになった」と言えば最近二人暮らしになったことは伝わるため、「今日」という情報があまり効果を発揮していないと思いました。

◆私はこの句を初読で「同棲を始めた」と解釈していました。
 「子が巣立って二人になった」という解釈も可能な句だとは思いますが、読者にはそれを確定する情報はなさそうです。
 解釈にブレが合ってもよいか、ある程度想像させたいか、というのは作者の意図にもなりますが、私は「子が巣立った」方をある程度想像させたいかなあ・・・

ということで上五を変えてみます。

・ふたたびの二人暮らしや花ミモザ

点数: 3

「春愁やピザのチーズはさびしんぼ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春愁やピザのチーズはさびしんぼ

こんばんは。

季語とその他が極端に近いですね。「愁い」+「愁い」です。

◆下五「さびしんぼ」とまですると完全に擬人化なので、よほど工夫しないと障ります。また、「さびしんぼ」という言葉が客観描写かというと少し悩ましい。この言い方を諧謔にできるならよいのですが。

チーズ同士がくっつきたがる、という意味・映像は擬人化が強すぎて出しにくいと思いますが、映像抜きでも詩まで昇華したいところです。

季語はコメントの「暖かや」の方がマシかなあ・・
ただ、時候季語や「春愁」という気持ちの季語より、もっと合う季語がありそうですよ。
とりあえずひとつ季語を置いておきます。まだ探してみてください。

・春月やピザのチーズの寂しがる

点数: 2

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