はりねずみのおひっこしの批評の返信の返信の返信
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はりねずみのおひっこしの批評の返信の返信(元記事)
長々と書きましたが、伝わりましたか?
説明に、分かりやすい例えが必要になると思うのですが、
それが、うまくいってるか? 否か? 自分では、ちっとも分かりません(苦笑)。
さて、テーマは「内気なはりねずみの小さな勇気」
とのことですが、その“小さな勇気”が、
その後“どうなったか?”といった、後のことの方が大事ですね。
小さな勇気”は、往々にして、別の誰かに“大きな影響を与える”ものです。
つまり、自分が変わったことで、自分に対する”相手の印象”も大きく変わるハズです。
しかし、ちゅーたは何も変わっていないですよね?
主人公が変わる、ということは、ちゅーたが持つ“主人公の印象”も、
最初とは、大きく変わっていないとイケないンです。
例えば、最初は、あんまりいい奴じゃないと思っていたケド、
何かのきっかけで、実は、とってもいい奴だって分かる感じですね。
この、ちゅーたの感情が、小説には描かれていないンです。動きしかないンです。
物語とは、その“感情の動き”を作ることです。そこに三幕構成を使います。
つまり、“ちゅーたの役割”とは、“主人公の心を、最後に代弁してあげること”なンです。
主人公が、自分で成長したことを、独白で言ってもシラケますよね。
自ら、そんなことを語っては、ダメなンです。
それは、最後の最後に、“ちゅーたに言わせること”なンです。
この小説は、「話し掛けて友達になった」という流れです。
でも、これでは読者は、合点がいきません。
なぜならば、もともと“いじめられっ子”だから、話しかけても、
おどおどした行動から、また、イジメられるのだろうなと考えますからね。
三幕を考えれば、その先に、自分を変える大きな“転機”が訪れます。
ここがないンです。ここを熟考します。
例えば、天敵が、ちゅーたを狙ってやってきました。
そこで、主人公は、大声で呼ぶことで、ちゅーたを助けました。
しかし、そんな大声を、男の子に掛けたことがなく、
そのことが、急に恥ずかしくなり、急いで家に逃げ帰りました。
そして、ちゅーたがお礼を言いに家に訪ねてきます。
という流れだったらどうでしょう?
これなら、友達になっても違和感がないと思いますよ。たぶん(笑)。
そこで、最後に、ちゅーたが「主人公の心を代弁するセリフ」があり、
ここが、作者が、一番「言いたいこと」「伝えたいこと」であり、
この小説の「テーマ」でもあると考えます。
そういった部分を、もっと明確にして作ると、素敵な話になると思いますよ。
キャラクター造形については、むしろ逆の意見ですネ。
ここを変えたら、物語が根底からひっくり返っちゃいます(笑)。
キャラクターは、“人見知りで、ネガティブ”だからこそ、いいンですっ!!
そういう欠点だらけの主人公の方が、
読者は、心から応援したくなりますし、共感することが多いです。
【魅力的な主人公】の“条件”とは、むしろ【欠点だらけの人物】を作ることです。
そういった人物が、頑張るから、成長するから、感動するンです。
ここ、大事です。
確かに、このプロットは、ただの箇条書きでしたね(笑)。
そもそも、この段階で、三幕をきちっと作っておかないと
小説にした時に破綻しますから、まずは、プロット作りを大切にしましょう。
で、肉付けしていくと、「一幕」が、一番、ボリュームがあります。
あくまで自分の感覚で言うと
割合は「一幕・8」:「二幕・1」:「三幕・1」かな。特に、ショートだと。
長くなると、「一幕・6」:「二幕・3」:「三幕・1」ぐらいかなぁ。
あと、前のテーマと被るのですが、
“プロット”を作る前に、【1行ストーリー】を考えておくと話がブレません。
これを「テーマ」と呼ぶ人もいますし、いまでは「ログライン」とも呼ばれています。
【ログライン】→【プロット】→【小説】と、
少しずつ話を膨らませていく方が、間違いなく、破綻のないモノができます。
最近では、この“ログライン”の段階で、熟考おくことが、非常に大切だと言われています。
ログラインは、ネットでググると出てきますので、参考にしてみてください。
読んでみて、なるほど!!と思いましたヨ(笑)。
はりねずみのおひっこしの批評の返信の返信の返信
投稿者 みりん 投稿日時: : 0
さる・るるるさん、再訪ありがとうございます。
>長々と書きましたが、伝わりましたか?
正直、一度読んだだけではよくわからなかったので、今日も2度読ませて頂きました。
興味深かったです。
ところで、私は三幕構成を勉強した時に、メモをとりました。
どのサイトを読んだのか今となってはもうわからないので、
たぶんオリジナルなんだと思うのですが、構成のひな型を作ったようです。
プロットを作るときには、いつもだいたいこのひな形を使って作っています。
それが、以下です。
つかみ:
説明:
後戻りできない動機:
葛藤:
試練:
ピンチ:
クライマックス:
おわり:
このひな形に当てはめると、作っていてだいたいうまくいく気がしています。
なので、
>割合は「一幕・8」:「二幕・1」:「三幕・1」かな。特に、ショートだと。
>長くなると、「一幕・6」:「二幕・3」:「三幕・1」ぐらいかなぁ。
というご意見は、興味深かったです。
一幕(2):つかみ、説明、
二幕(4):後戻りできない動機、葛藤、試練、ピンチ
三幕(2):クライマックス、おわり
私はこんな塩梅なので、2:4:2でしょうか。
まあ、ボリュームがそれぞれの項目で違うことが多いので、
キレイに設計できた試しがないのですが。
ログラインに関しては、必ずやるようにしています。
まあ、ログラインって名称があるとは知らなかったんですけど。
ちなみに、いまの私が同じテーマでプロットを書くとしたら、
さる・るるるさんのご意見も踏まえ、以下のようになります。
つかみ:内気なはりねずみが引っ越してくる
説明:はりねずみは針のせいで友達ができない
後戻りできない動機:ねずみと出会う
葛藤:友達になりたいはりねずみは声をかけるが、針を怖がられて嫌われる。
試練:フクロウが登場する
ピンチ:ねずみがフクロウに連れ去られる
クライマックス:崖からジャンプしてフクロウに体当たりしたはりねずみのおかげでねずみが助かる
おわり:はりねずみとねずみは一命をとりとめお友達になる
はりねずみと、ねずみは二匹とも女の子、もしくは二匹とも男の子がいいなと思います。
その方が、恋愛の絡まない純粋な友情を描けるような気がするからです。
でも、はりねずみ♂、ねずみ♀の方がうけがいいかもしれませんね。
フクロウの性格は、あえて決めないか、ヒーローはりねずみVerではオスでしょうか。
ねずみの性格は、友達がたくさんいてはりねずみにとっての憧れになるような性格で。
ただ、これだけ短い話になると、単純に可愛かったとか見た目がきれいなだけでも良いかも。
とりあえず、友達になりたいと思うような描写を心がければいいかなと思いました。
>キャラクター造形について
逆でもないですよ。
私が、優しいという要素がないと言ったのは、全体を通してなので。
成長した姿に対して「優しい」という感想が得られるような設計、フォローになっていない
という意味でした。
>説明に、分かりやすい例えが必要になると思うのですが、
>それが、うまくいってるか? 否か? 自分では、ちっとも分かりません(苦笑)。
答えになったでしょうか。
コメントのいちいちに細かく返信をご希望だったのでしたら、
申し訳ありません。
その場合、「なるほど!」を連発する白雉のようになってしまう危険がありましたので……。
コメントありがとうございました!
スレッド: はりねずみのおひっこし