ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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みりんさんの返信一覧

元記事:はりねずみのおひっこしの批評の返信の返信

長々と書きましたが、伝わりましたか?
説明に、分かりやすい例えが必要になると思うのですが、
それが、うまくいってるか? 否か? 自分では、ちっとも分かりません(苦笑)。

さて、テーマは「内気なはりねずみの小さな勇気」
とのことですが、その“小さな勇気”が、
その後“どうなったか?”といった、後のことの方が大事ですね。
小さな勇気”は、往々にして、別の誰かに“大きな影響を与える”ものです。
つまり、自分が変わったことで、自分に対する”相手の印象”も大きく変わるハズです。
しかし、ちゅーたは何も変わっていないですよね?
主人公が変わる、ということは、ちゅーたが持つ“主人公の印象”も、
最初とは、大きく変わっていないとイケないンです。
例えば、最初は、あんまりいい奴じゃないと思っていたケド、
何かのきっかけで、実は、とってもいい奴だって分かる感じですね。
この、ちゅーたの感情が、小説には描かれていないンです。動きしかないンです。
物語とは、その“感情の動き”を作ることです。そこに三幕構成を使います。
つまり、“ちゅーたの役割”とは、“主人公の心を、最後に代弁してあげること”なンです。
主人公が、自分で成長したことを、独白で言ってもシラケますよね。
自ら、そんなことを語っては、ダメなンです。
それは、最後の最後に、“ちゅーたに言わせること”なンです。

この小説は、「話し掛けて友達になった」という流れです。
でも、これでは読者は、合点がいきません。
なぜならば、もともと“いじめられっ子”だから、話しかけても、
おどおどした行動から、また、イジメられるのだろうなと考えますからね。
三幕を考えれば、その先に、自分を変える大きな“転機”が訪れます。
ここがないンです。ここを熟考します。
例えば、天敵が、ちゅーたを狙ってやってきました。
そこで、主人公は、大声で呼ぶことで、ちゅーたを助けました。
しかし、そんな大声を、男の子に掛けたことがなく、
そのことが、急に恥ずかしくなり、急いで家に逃げ帰りました。
そして、ちゅーたがお礼を言いに家に訪ねてきます。
という流れだったらどうでしょう?
これなら、友達になっても違和感がないと思いますよ。たぶん(笑)。
そこで、最後に、ちゅーたが「主人公の心を代弁するセリフ」があり、
ここが、作者が、一番「言いたいこと」「伝えたいこと」であり、
この小説の「テーマ」でもあると考えます。
そういった部分を、もっと明確にして作ると、素敵な話になると思いますよ。

キャラクター造形については、むしろ逆の意見ですネ。
ここを変えたら、物語が根底からひっくり返っちゃいます(笑)。
キャラクターは、“人見知りで、ネガティブ”だからこそ、いいンですっ!!
そういう欠点だらけの主人公の方が、
読者は、心から応援したくなりますし、共感することが多いです。
【魅力的な主人公】の“条件”とは、むしろ【欠点だらけの人物】を作ることです。
そういった人物が、頑張るから、成長するから、感動するンです。
ここ、大事です。

確かに、このプロットは、ただの箇条書きでしたね(笑)。
そもそも、この段階で、三幕をきちっと作っておかないと
小説にした時に破綻しますから、まずは、プロット作りを大切にしましょう。
で、肉付けしていくと、「一幕」が、一番、ボリュームがあります。
あくまで自分の感覚で言うと
割合は「一幕・8」:「二幕・1」:「三幕・1」かな。特に、ショートだと。
長くなると、「一幕・6」:「二幕・3」:「三幕・1」ぐらいかなぁ。

あと、前のテーマと被るのですが、
“プロット”を作る前に、【1行ストーリー】を考えておくと話がブレません。
これを「テーマ」と呼ぶ人もいますし、いまでは「ログライン」とも呼ばれています。
【ログライン】→【プロット】→【小説】と、
少しずつ話を膨らませていく方が、間違いなく、破綻のないモノができます。
最近では、この“ログライン”の段階で、熟考おくことが、非常に大切だと言われています。
ログラインは、ネットでググると出てきますので、参考にしてみてください。
読んでみて、なるほど!!と思いましたヨ(笑)。

上記の回答(はりねずみのおひっこしの批評の返信の返信の返信)

投稿者 みりん : 0 投稿日時:

さる・るるるさん、再訪ありがとうございます。

>長々と書きましたが、伝わりましたか?
正直、一度読んだだけではよくわからなかったので、今日も2度読ませて頂きました。
興味深かったです。

ところで、私は三幕構成を勉強した時に、メモをとりました。
どのサイトを読んだのか今となってはもうわからないので、
たぶんオリジナルなんだと思うのですが、構成のひな型を作ったようです。
プロットを作るときには、いつもだいたいこのひな形を使って作っています。
それが、以下です。

つかみ:
説明:
後戻りできない動機:
葛藤:
試練:
ピンチ:
クライマックス:
おわり:

このひな形に当てはめると、作っていてだいたいうまくいく気がしています。
なので、

>割合は「一幕・8」:「二幕・1」:「三幕・1」かな。特に、ショートだと。
>長くなると、「一幕・6」:「二幕・3」:「三幕・1」ぐらいかなぁ。
というご意見は、興味深かったです。

一幕(2):つかみ、説明、
二幕(4):後戻りできない動機、葛藤、試練、ピンチ
三幕(2):クライマックス、おわり

私はこんな塩梅なので、2:4:2でしょうか。
まあ、ボリュームがそれぞれの項目で違うことが多いので、
キレイに設計できた試しがないのですが。

ログラインに関しては、必ずやるようにしています。
まあ、ログラインって名称があるとは知らなかったんですけど。

ちなみに、いまの私が同じテーマでプロットを書くとしたら、
さる・るるるさんのご意見も踏まえ、以下のようになります。

つかみ:内気なはりねずみが引っ越してくる
説明:はりねずみは針のせいで友達ができない
後戻りできない動機:ねずみと出会う
葛藤:友達になりたいはりねずみは声をかけるが、針を怖がられて嫌われる。
試練:フクロウが登場する
ピンチ:ねずみがフクロウに連れ去られる
クライマックス:崖からジャンプしてフクロウに体当たりしたはりねずみのおかげでねずみが助かる
おわり:はりねずみとねずみは一命をとりとめお友達になる

はりねずみと、ねずみは二匹とも女の子、もしくは二匹とも男の子がいいなと思います。
その方が、恋愛の絡まない純粋な友情を描けるような気がするからです。
でも、はりねずみ♂、ねずみ♀の方がうけがいいかもしれませんね。
フクロウの性格は、あえて決めないか、ヒーローはりねずみVerではオスでしょうか。
ねずみの性格は、友達がたくさんいてはりねずみにとっての憧れになるような性格で。
ただ、これだけ短い話になると、単純に可愛かったとか見た目がきれいなだけでも良いかも。
とりあえず、友達になりたいと思うような描写を心がければいいかなと思いました。

キャラクター造形について
逆でもないですよ。
私が、優しいという要素がないと言ったのは、全体を通してなので。
成長した姿に対して「優しい」という感想が得られるような設計、フォローになっていない
という意味でした。

>説明に、分かりやすい例えが必要になると思うのですが、
>それが、うまくいってるか? 否か? 自分では、ちっとも分かりません(苦笑)。
答えになったでしょうか。
コメントのいちいちに細かく返信をご希望だったのでしたら、
申し訳ありません。
その場合、「なるほど!」を連発する白雉のようになってしまう危険がありましたので……。

コメントありがとうございました!

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: はりねずみのおひっこし

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元記事:はりねずみのおひっこしの批評

残念ながら、三幕構成を理解されていません。

私は、三幕構成を、こう定義しています。
「登場人物の“感情”をデザインする」ためのモノ、
または「登場人物の“感情”をコンロールする」ためのモノと言い換えてもいいです。
つまり“感情”の揺れ動きを、全体を俯瞰しながら、作っていく設計図だと考えています。

そのため、まず、三幕構成を考える時は、
「一幕」と「三幕」を行ったり来たりして作ります。
それは、「対比」を、常に意識して、作っているからです。
例えば、「主人公とは」、“物語の中で、一番、成長した人”とか
物語の“最初”と“最後”で、“行動や考え方が変わった人”などと言われています。
また、「物語とは」、“主人公を成長させること”、とも言われています。
そう考えると「一幕」で「弱い人」と設定すれば、
「三幕」では「強い人」になっていないといけません。
つまり、対比した関係にします。
そうしないと、主人公は、成長していないことになります。
そのため「一幕」と「三幕」を、セットで考えます。

それでは、上記を参考に、この小説を検証してみましょう。
「一幕」は、主人公のハリネズミが、
人見知りのため、いじめられて村を出ています。
そうなると、「三幕」は、「一幕」を受けて、
対比した形になっていなければなりません。
ところが、この主人公は、「三幕」でも、相変わらず、人見知りで、
自分の家に閉じこもり、ネズミの方から訪ねて来ています。
彼女は、何の努力もせず、向こうから、幸せが勝手にやって来ているのです。
これでは、何の感動も起こりません。
ちょっと声をかけたぐらいでは、状況は一変しません。
主人公が、“大きな障害”に立ち向かって、
“ありったけの勇気”を振り絞ってこそ、読者が共感し、感動が生まれるのです。
もうこの時点で、三幕構成が上手くいっていないことが分かります。

さて、この部分を、もう少し説明しますね。
この小説は「一幕」で、ハリネズミは自ら村を出ています。
もちろん、これでも、何ら問題はありません。
ただ、説明の便宜上、村を自ら出るのではなく、「追い出された」とします。
そうなると、最後は自ずと「迎い入れられる」となります。
つまり、対比ですね。
そこで、次に、「追い出された者」が、
最後に「歓迎される」設定(状況)って『どんな事』でしょう?
例えば、それは、「“誤解”されて」追い出されて、
「“誤解”が解けて」迎い入れられた、といった発想をしてみました。
そうなると、「二幕」も、ある程度、決まってきます。
【一幕】で、ある“問題”で誤解されて村を追い出されたなら、
【二幕】で、また一幕と同じ、ある”問題”に直面し、苦渋の選択の末、
【三幕】で、一幕とは“逆の選択”をし、誤解が解け、また村に迎い入れられる
という話の流れになります。

“なぜ”と「二幕」が、そうなるかというと、パターン(型)だからです。
スミマセン、身もフタもない結論で。
こういった、パターンを、いくつも覚えることが大切です。
ただ、パータンは無限にあるワケではなく、結構、少ないモノです。

で、対比の話を、今度は、「キャラクター」や「人物配置」に広げていきます。
主人公は、【女の子】のハリネズミです。
となると、次に、相反する相手を、設定する必要があります。
ここでは、【男の子】のネズミのちゅーたを置きます。
つまり、関係を「女と男」にします。
そして、主人公の【人見知り】とは逆に、ちゅーたの性格は【人なっつこく】します。
つまり、主人公と対比させ、【混じり合わない二人】を作ります。
この混じり合うはずのない二人を、どうやって混じり合わせるか、です。
ここが、ドラマです。よくドラマという言葉を聞くと思いますが、
「ドラマとは」、専門用語で、“主人公の葛藤を描く”ことを指します。
つまり、人見知りの主人公が、苦手な男の子に話しかけたくないケド、
どうしても、話しかけなくなくちゃいけない“究極の状況”を作ります。
ここ、大事です。つまり、“究極の選択”をさせるのです。
そして、その選択肢に、「相手」も入っていなければなりません。
「自分」か「相手」か、です。
この小説は、自分の針が「切られる」か、「切られない」か、すべて自分都合です。
ここが面白くありません。

この小説は、主人公が変わるための状況づくりが弱いです。
童話なら、もっと残酷な展開でもいいと思います。
ここを、常套手段の「死」で説明します。
つまり、「主人公が死ぬ」か、「ちゅーたが死ぬ」か、という状況を考えます。
そう考えると、人物が足りません。天敵を出しましょう。
猛禽類の「フクロウ(メス)」を登場人物に加えます。
ここは、女と女の戦いにしました。ま、ここは、性別はどっちでもいいんですけど。
つまり、フクロウが襲ってきて、主人公が「ちゅーたに声をかけて助ける」か、
「黙って自分が助かる」かという究極の二択を作ります。
ここまでが「二幕」です。

そして、その「二幕」を受けて、「三幕」はお察しの通り、
主人公は、勇気を振り絞って、ちゅーたに声をかけます。
普通は、「自分が死ぬ」か、「相手が死ぬ」かを考えた時、必ず自分を取ります。
しかし、物語は、普通とは逆の選択にします。
ちゅーたに声をかけた結果、自分が死んでしまう、という結末もあるでしょう。
ただ、ちゅーたに声をかけた結果、自分も助かる、という結末もあります。
つまり、“自分から話しかける”という
行動を起こす展開は“絶対”で、その後の結果は様々です。

そこで、次に、行動原理を考えてみます。
主人公は、この究極の選択を、
どういった理由で決断するのでしょうか?
ちゅーたは、恋人ならまだしも、見も知らぬ人です。
いきなり、助けるだけでは、主人公の考え方がまったく理解できず、
何の感情も沸き起こりません。
つまり、自分の命を投げ出しても
助けなければならない理由を作って「一幕」で説明しておく必要があります。
そのエピソードから、今度は、違う選択をしようと頭では思うのですが、
実際は、足がすくんで、行動に移すことができません。この部分がドラマです。葛藤です。
それくらい、重い十字架を背負わせましょう。深い傷を心に負わせましょう。
主人公を、徹底的に追い込めば追い込むほど、ラストは、大きなカタルシスが得られます。
例えば、前の村で親しくしてた子ネズミがいたが、目の前でフクロウに襲われてしまった。
その罪に苛まれ、ショックから立ち直れないハリネズミは、新しい村に向う途中で、
親しくしていた子ネズミと瓜二つのちゅーたと出会い、とか、
イジメられている時に、フクロウに襲われ、自分はハリがあるから助かったが、
ネズミたちは、みんな、食べられてしまった、とか、
いかようにでも、ネズミ(赤の他人のちゅーた)を助ける動機づけのエピソードが考えられます。
ここを考えることが、物語の要と言えます。

さて、ここまで長々と説明してきましたが、
そもそも、「三幕構成」よりも、最も重要な「テーマ」が見えません。
つまり、“伝えたいこと”です。
例えば、「いじめはダメ」とか
「友達を作る時は、まず自分から話しかけよう」とか、
「人見知りは損しちゃうよ」とか、そういった単純なメッセージです。
この小説を要約すると、
イジメられたハリネズミが、村から逃げ出し、男の子に話しかけて、また逃げ出した。
そうしたら、なんと、男の子の方から訪ねてきてくれた・・・。
コレって、「環境を変えると棚ボタで幸せがやってくる」って趣旨でしょうか?
この部分を、ハッキリさせていないのが、一番の問題かもしれません。
言いたいこと、伝えたいことを、もっと明確にして、これをハッキリさせた上で、
「一幕(状況)」「二幕(問題)」「三幕(解決)」を
当てはめて、シンプルな話の骨子を作ってみてください。
あとは、それに肉付けしていくだけです。

三幕構成って、理解するのも難しく、それを自分の小説で、
「うまく再現する」にも、かなりの時間を要します。
そうそう簡単にはいかないかもしれません。
しかし、ひたすら、書いては人に見せ、書いては人に見せを繰り返し、
小説を研磨していくのが一番の方法かと思います。
頑張ってください。

上記の回答(はりねずみのおひっこしの批評の返信)

投稿者 みりん : 0 投稿日時:

さる・るるるさん、コメントありがとうございます!

こんな、一年も前に書いた習作に……。
これを書いたときよりは、少しは成長しているはずなんですけど……。
というか、いま読むと文章がやぼったくて恥ずかしいです。
久し振りに読んで内容を思い出しました。

この作品のテーマは、「内気なはりねずみの小さな勇気」だったはずです。

>イジメられたハリネズミが、村から逃げ出し、男の子に話しかけて、また逃げ出した。
>そうしたら、なんと、男の子の方から訪ねてきてくれた・・・。

結果としては逃げ出してしまいましたが、勇気を出して声をかけたから、お友達ができた、
だから、勇気を出して声をかけることは大切というメッセージを伝えたかったんですけど……。
まあ、なんか盛り上げに失敗していますね。
ちゅーたとの関係で盛り上げる話(声をかけるのが究極の選択のはず)なのに、
ねずこがいるために勇気を出して声をかけるという行為の
印象が薄くなってしまっているのが今みると自分でも失敗だと思います。
あと、そもそものテーマ選びが、地味過ぎますよね。
たしかにフクロウが出て来るような派手な演出があった方がストーリーに起伏がうまれて
面白いんだろうことは頷けます。
だいたい、人見知りなどネガティブで魅力のないキャラクター造形になっているのも問題ですね。
人見知り、だけど優しい、とか、フォローする属性が見当たらないです。
それに、主人公がはりねずみなのに、視点はねずみたちのものになっている点も
こんなに短い話なのに……ですよね。
あーダメなところばかりです。

>この小説は、自分の針が「切られる」か、「切られない」か、すべて自分都合です。
>ここが面白くありません。
これは、とりあえずピンチを作らなくちゃ、という発想でこうなってたんです。
でも確かに、はりねずみ自身が困る場合に声をかけるのは身を護るために当然で、
それくらい出来て当たり前ですね。ううん。確かに。

最近自分でプロットを作るときは、最初と最後を決めて、
その中間地点で何をするか(葛藤)を決めて、それから肉付けしていく、という方法に落ち着いてきて、
こう作ると作りやすいなーと思ってたんですけど、その訳を解説していただいたような気がします。
自分では理解しきれていなかったところまで含めて。

大変勉強になりました。
3回読んだけど、明日また読みます。
ありがとうございました!

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元記事:はりねずみのおひっこしの批評

一読しました。

これは挿絵付きで、出来れば水彩絵の具のもので、そんで語り聞かせるお母さんとか居たら、雰囲気があっていいなと思います。
どうしてもパソコンの文字列で見ると、温度が低温になってしまう感じがします。
この作品にもう少し温かみが加わったら、和める作品としてとても楽しい位置につけると思う。それは別に文章だけじゃなくて、他の工夫でも。

ヒマワリ畑って多分ネズミたちにとってはとてもスケールが大きくて、種にしても一つを持ち運ぶにしてもぜいぜいすると思う。ここはイメージすると面白かったです。ただ、文章はそこをまだ万全に誘導は出来ていない気もする。ミニマムなサイズ感は、絵で見れば一目で浮かぶけど、文章だとなかなか。

自分の殻に閉じこもって相手を傷つける。
それをハリネズミに例えたのは寓話性があるのですけど、ただそれだけだと大人は退屈かも知れません。

もう一つ発展するところが欲しいような。
ハリで色んなものを傷つけてしまうのを、シリアスでもコミカルでも強調したりとか。

でも、そもそも、ハリってそんなに悪いもの?
自分が恥ずかしい、時には人を傷つけてしまう、鋭敏な感覚って、一方的に悪くて改善されなきゃいけないもの?

たとえば、なにか、ハリが守ってくれるものがあった、ハリがあるからこそ関係がうまく行ったとか。
つまりハリを悪いものとして断定しないで、その個性が良くも悪くも、なにか。
上手く言えないんですけれど。
そこらへんのモヤモヤが、一番、読後に胸につかえました。

みりんさんは、多分、何かしら、もうちょっと深く突き詰めれる、別の作品でも、そうすることのできる文章の基礎力が高い作者さんだと思います。

タイトルで線を張って、冒頭のとげとげから推測させて、ハリネズミの種明かしのところはテンポよく、スマートでした。引き込まれます。

上記の回答(はりねずみのおひっこしの批評の返信)

投稿者 みりん : 0 投稿日時:

えんがわさん、コメントありがとうございます!

ひいい。もう半分忘れていた昔の習作を掘り起こして頂けるとは滝汗
しかも、めっちゃフォローして頂いて汗
そうなんです。お母さんに読んでもらう絵本のイメージで書きましたー。
これを書いた時よりは、成長してるはずなんですよ。たぶん、きっと……。

>でも、そもそも、ハリってそんなに悪いもの?
そうですね。そっちをテーマにした方が、良い感じの話が書けそう。
さすが、目の付け所が違いますね。見習いたいです。

ありがとうございました!

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元記事:羽貫駅の券売機

短編です。
1話で完結しています。

よろしくお願いします。

あと。
アスキーアートという、縦型の漫画のようなものでも書いているのですけれど、目に触れられたら、なにか想うことがあったら、どうか。お願いします。
http://a0014028.html.xdomain.jp/hanukieki.html

上記の回答(羽貫駅の券売機の批評)

投稿者 みりん : 0 投稿日時:

えんがわさん、たいした実績もないですが、
読ませていただいたので、コメントを残します。

欠点の指摘歓迎とのことなので、辛口でいかせて頂きます。
また、私自身修行中の身であり、絶対の意見ではないことも
承知いただいた上で、良いと思った意見だけとって頂ければなと
思います。

感想

面白かったです。

最後大宮行の切符を買って、250円の切符が出て来たなら、
彼女は差額分損しているんじゃ?
という感想は、超絶無粋ですね。←

券売機の性格が温かくて、魅力的で最後まで安心して読むことができました。
お金! と思いましたが、券売機の優しさが現れていて、
ショートショートとしては面白いアイディアかなと思いました。

美沙の恋愛ストーリーは意外性はなかったものの、
うまくいかなくなった時は、券売機に感情移入して、
一緒に心配することができました。

総じて、良いほっこり加減でした。

文章について

たまに意味のとりにくい文章がありましたが、
基本的にはすらすら読めて、想像もしやすく楽しく読めました。
人のことは言えないのですが、人のことだから言える
重箱の隅をつつきます。

>駅を訪ねるお客はまばらで、マンモス校と言うほどでもない高校に通う学生にちょっと色をたした程度。
ここが意味がとりにくく感じました。
私なら、
駅を訪ねるお客はまばらで、最寄にしているサラリーマンや高校生が通勤や登下校の際に利用する程度。
などにします。マンモス校は意外と印象的なワードなのに、特に伏線ではないので、使わない方がいいかなと思います。

>短髪スーツのサラリーマンが
おっさんのことかと思ってしまったので、
隣にいた短髪スーツのサラリーマンが、
後ろに控えていた短髪スーツのサラリーマンが、
などおっさんと別人であることを添えるといいかもしれません。

>ベージュの口紅のお姉さん~後ろから見るとのろのろ
券売機視点なのであれば、後ろから見るとというのはどういう意味か混乱しました。

>彼女
美沙のことを彼女と呼ぶのは、券売機にとって彼女と言えば、
美沙である、という親しみのこもった呼び方で良いと思いました。
が、そうするのであれば、ベージュの口紅のお姉さんは紛らわしいので男や高校生など、
彼女にあたらない人物であったほうがわかりやすいかなーと思いました。
まあ、ここは意見わかれるところですね。
彼女じゃなくて、「お嬢さん」や「かわいこちゃん」など、
美沙にあだ名をつけても分かりやすかったかもしれません。

構成

つかみ:券売機が主人公
説明:駅前にクレープ屋がある。美沙が気になる券売機。
後戻りできない動機:美沙が朝帰りするようになる
  :美沙が彼を駅に連れて来る
ピンチ:美沙が彼とうまくいかなくなる
クライマックス?:美沙が旅に出るようになる
おわり:迷っている様子の美沙に250円の切符を渡す

良くも悪くも券売機が傍観者になっています。
そのアイディアは面白いと思うし、
それで短編にまとめる発想も素敵だと思いました。
また、券売機のキャラクターが温かみがあり、魅力的で、
美沙、彼氏、も嫌味のない描写で読みやすかったです。

ただ、券売機という設定上、主人公が行動をなかなかできないのが
もったいなかったと思いました。
美沙のストーリーも、「朝帰りだろうなー」と思って読んでいたら、
本当に朝帰りで意外性がなかったので、それだったら、
券売機が美沙に恋していて、焼きもちを妬くなど、
心情描写をもっと激しく描いて起伏を付けてもよかったかなと思いました。

そして、クライマックスも少し弱かったかもしれません。
美沙がリュックを背負って大宮駅に行く理由を
傷心旅行だと考えているのは、券売機であって、
それが正しい推測なのか確かめる術がないのが原因かもしれません。
例えば、駅で美沙が彼氏と電話で喧嘩をするなど、
推測が正しいとわかる描写があると良かったかもしれません。

券売機の前で、幸せそうな笑顔を見せたことと対比して、
券売機の前で涙を流す美沙、を描写するのもありだったかも。
とりあえず、美沙のストーリーに、券売機をもっと関わらせてあげて
ほしかったです。
そうすれば、券売機の感情をもっと揺さぶることができて、
ストーリーにもっと起伏がうまれたと思います。

以上です。

自分のことを棚上げして辛口で色々言ってしまい
申し訳ありません。
自分なりに、ブラッシュアップするにはどうすれば良いか
考えた結果の出力であり、後だしじゃんけんで色々言って
気にされてしまったらごめんなさい。
温かみがあって、素敵なお話だったと明記しておきます。
読ませていただき、ありがとうございました!

良かった要素

キャラクター 設定

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/146446894/271253264

目的:趣味で書く

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 羽貫駅の券売機

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